動物園のしろくまが右往左往するのはなぜか?
すべて全自動の生活は「幸せ」なのか?
これらの問いはアニマルウェルフェアという思想に帰着する。
また、食の安全性がとりざたされ、食品のトレーサビリティに注目が集まっているが、そのトレース(足跡をたどる)したさきでなにが起こっているかまで知っておく必要がありそうだ。
食肉消費大国でありながら、一般の私達は、誰かが育てた「命ある」動物を食べているのでなく、スーパーで切り分けられパッキングされた「商品」を食べている。
ここには感謝もないので、動物への「配慮」の精神も決定的に欠けている。
トレーサビリティでは追いきれない、動物と商品との間にある大きな壁を超えるには、この本をひも解くことが一番の近道であるだろう。