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『 アルベール・カミュ (1) カリギュラ (ハヤカワ演劇文庫 18)』の検索結果は[ 全 1件 ]
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アルベール・カミュ (1) カリギュラ (ハヤカワ演劇文庫 18)
アルベール・カミュ
岩切 正一郎
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小栗ファンならずとも! アルベール・カミュ (1) カリギュラ (ハヤカワ演劇文庫 18)
まちがいなく日本の演劇史に残るであろう、2007年の傑作舞台「カリギュラ」
(作=カミュ、演出=蜷川幸雄、主演=小栗旬)の原作が、ようやく出ました。
これは紹介文にあるとおり、カミュ自ら『異邦人』等とあわせて「不条理の三部作」
と名づけたという、いわくつきの作品。
そして翻訳は、舞台台本の翻訳を担当した岩切正一郎さんーー
とくれば、もう読むしかないでしょう。
みずから「神」を演じることで世の不条理に戦いを挑む、美しき残虐王カリギュラ。
カリギュラに対するクーデターの首謀者となる、知的でクールな文人貴族ケレア。
父を殺したカリギュラを憎みきれず苦悩する、ピュアな少年詩人シピオン。
自分を奴隷の身分から解放してくれたカリギュラを慕う、野性味あふれる忠臣エリコン。
そして、時に母のようにカリギュラを諭し支える、年上の恋人セゾニア。
カリギュラの残虐非道ぶりにただ取り乱し、保身に奔るばかりの側近たちのなかで、
この4人だけが、カリギュラの残忍さが「仮面」にすぎないこと、
そして仮面の下にある彼の素顔を見ぬいています。
そしてそれぞれのやり方で、彼らはカリギュラを理解し、愛するのです。
気になる訳文は、一部変更が見られるものの、ほぼ舞台と同じ。
(DVD版に照らしてみましたが、活字で読んでも違和感のないように
調えられた個所が、多少ある程度です。)
新訳ブームの火つけ役となった某文庫のキャッチフレーズではないですが、
登場人物たちが「いま、息をしていることば」で語る、みずみずしい翻訳です。
岩切さんの「訳者あとがき」もステキです。舞台のリハーサルの様子も紹介されていて、
小栗君たちとのやりとりを通じて、キャストの皆さんの熱意が伝わってきます。
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