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『ウディ・ガスリー』の検索結果は[ 全 38件 ]
収録曲
Disc1 1.恐るべき砂嵐 2.トーキング・ダスト・ボウル・ブルース 3.美丈夫フロイド 4.ダスティー・オールド・ダスト 5.砂嵐のブルース 6.砂道を下りて 7.トム・ジョードの歌 8.続トム・ジョードの歌 9.ド・レ・ミ 10.避難民 11.住む家とてなく 12.番人 13.砂嵐にたえて 14.ダスト・ニューモニア・ブルース 15.トーキング・ダスト・ボウル・ブルース (Alternate Version)
エディターレビュー 固定概念にとらわれずに『ノー・ディレクション・ホーム』を見るのはほとんど不可能だ。自分自身の私的なディラン像をもたない人などこの世にいないだろう。マーティン・スコセッシによるこのドキュメンタリーの真のすばらしさは、私たちの先入観や思い込みを払い落としてくれることだ。同時にいくつものレベルで、心をつかんで話さない逸話を展開していくうちに。もちろん、中心的な物語は、ある天才の芸術的なアイデンティティーの発現をめぐるものだ。しかし、ディランの成長とともに、ほかの織り糸や背景が浮かび上がる。とりわけ、戦後アメリカにおける大衆文化の役割、アートの自己完結性と社会的責任との対立、そして神話を維持する上でのファンと広告装置との共同関係。こうした織り糸は、お互いに補強しあい、この作品を複雑に織りなしている。 スコセッシは、ディランのキャリアの初期にスポットを当てた200分あまりの当作品で、これまでにない深さと多角的なアプローチでディランにせまる。その結果は豊かな人物像だ。メインの語りは叙事詩のようだ。冷戦時代のミネソタに育ったディランの子ども時代から、グリニッジ・ヴィレッジのコーヒーハウスやニューポート・フォーク・フェスティバルまでを描く。クライマックスは放逸な創造性が爆発し、伝説となっている1966年の英国ツアーだ。ロバート・アレン・ジママンからボブ・ディランへの変身で、時事性と古代のお告げのような性質の組み合わせという、筆舌に尽くしがたいユニークな現象が見られる。スコセッシは、公演、記者会見、収録の模様など、未公開のディランのアーカイブ映像を入手した。さらに、ディランの友人や元友人、仲間のアーティスト、そして公に姿を見せないことで知られるディラン自身の興味深いインタビューも収録している(ディランは自らのキャリアの初期を振り返り、注釈を加えている)。退屈な余談や脱線の連続になりそうなところを、ディラン本人と同様に発見が多い、エキセントリックで矛盾に満ちた、簡潔に要約などできない作品に仕上げている。 非常に私的な部分はいまだに公開されていないが、過去を振り返ってのディランのコメントでは、不自然なまでの自信に、少しの自己批判と喜劇的なひねりが加わっている。傲慢な反面、若いアーティストとしてウッディー・ガスリーやジョニー・キャッシュ、ジョアン・バエズに対する尊敬を心を込めて告白する感動的な場面もあり、故アレン・ギンズバーグが高尚なまでの魅力を見せてほとんど主役を食ってしまう場面もある。全体を貫くもっとも重要なラインは、ディランが世界に認められることを強く求めていたことと、ありきたりなフォーク・シンガーとは一線を画した存在として自らをアピールできたことである。これを背景にしてディランが見せた「裏切り」に対し、聴衆からのブーイングが起きたときのディランの反応は、新鮮な発見だ。とくにのちのディランがステージで見せた超然とした態度しか知らない者にとってはなおさらだ。『ノー・ディレクション・ホーム』は、ディランの自分のペルソナを常に操る能力が、その奥底で、表現の推進力を保護していたことも明らかにする。これは、D・A・ペンネベーカーの『ドント・ルック・バック』でも見られなかった一面だ。ディランがアーティストとして究極的に何を動機としてきたのかは、けっして特定できない。ディランについて発見すればするほど、ディランをめぐる神話は大きくなるばかりだという事実を、スコセッシは見事に示してみせた。(Thomas May, Amazon.com)
収録曲
Disc1 1.トーキング・ダスト・ボール・ブルース 2.ブローイン・ダウン・ディス・ロード 3.ド・レ・ミ 4.トム・ジョード 5.ダスティ・オールド・ダスト 6.トーキング・セイラー 7.グランド・コウリー・ダム 8.ジプシー・デイヴィー 9.イエス・キリスト 10.ニューヨーク・タウン 11.フーズ・ゴナ・ショウ・ユア・プリティ・リトル・フィート 12.ミュール・スキナー・ブルース 13.ビゲスト・シング・マン・ハズ・エヴァー・ダン 14.ラドローの虐殺 15.1913年の大虐殺 16.わが祖国(ディス・ランド・イズ・ユア・ランド) 17.パスチャーズ・オブ・プレンティ 18.ランブリン・ブルース 19.トーキング・コロンビア・ブルース
エディターレビュー アメリカが大不況に陥っていた1930年代、ヒッチハイクや貨物列車のただ乗りで旅を続ける歌手の青年ウディ・ガスリー(デヴィッド・キャラダイン)は、ラジオ出演したことから人気を高めていくが、やがて布教の現実を目の当たりにして社会意識に目覚めていく。 『帰郷』『チャンス』のハル・アシュビー監督が、実在のプロテスト・ソング・シンガーの半生を描いた音楽伝記映画の秀作。当時TV『燃えよカンフー』のイメージが強かったD・キャラダインが、ここでは『怒りの葡萄』のヘンリー・フォンダをも彷彿させる名演と歌を披露し、新境地を開いている。ハスケル・ウェクスラーによる映像美(アカデミー賞撮影賞受賞)もすばらしく、ある意味メッセージ性の強い作品であるにもかかわらず、視覚的な感動がそれを緩和させ、ガスリーの名曲ら(レナード・ローゼンマンがアカデミー賞歌曲・編曲賞受賞)とも合わさって、人間ドラマとしてすがすがしいものへと導いている。(増當竜也)
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