実際、グーチョキパーで人生って出来てる。秀作です! グミ・チョコレート・パイン限定版 [DVD]
本作はケラ監督が直球勝負で描いた、青春映画の王道である。1986年と2007年というのは、両方ともほぼ「現代」なのに、よく考えると20年も経っているのだな、と。感傷的に、かつ懐かしく観れるのも、本作の良さだろう。主演の石田卓也=大森南朋の時代の経過が特に秀逸で、あれだけナイーブでオタクだった少年が、携帯電話の先の相手に媚びへつらう笑いをする「普通の中年」になっている。「共演」はラストシーンのみだが(笑)、さもありなん、と思わせる変化で、いかに観ている自分もダメになってきたかという反面教師にも思える。黒川芽以のヒロインは、ケラ監督のいうように「ケンゾーから見た美甘子」なので、黒川なりの感情の出し方が難しかったのではないかと思うが、ケンゾーとのジャンケンのシーンと告白のシーンはノスタルジー満点の演技だった。2人のジャンケンはケンゾーがパーで負けてばかりのため、チョコレート分先に歩いてしまう美甘子とどんどん差が付いてしまう。ケンゾーの美甘子への愛情表現としても最上のシーンだった。今はなき横浜日劇でのデートシーンも自分の昔を思い出したし。何か特別な事件が起きる映画ではないが、「今」に疲れている人にはおススメである。
最高のAWESOME青春映画! グミ・チョコレート・パイン限定版 [DVD]
まず冒頭で"この映画は地味です。ウォーターボーイズ、スウィングガールズみたいな青春映画を期待しないで下さい"と言い映画が始まる。 確かに地味だ。クラスのみんなでワイワイしたりの青春映画じゃないし。でも地味だからなんだ!上の2つの青春映画は最高に面白いが現実離れしている。 でもこの映画は現実味がある。 まさに男の青春! 人と違う音楽を聴いたり、周りは話題の映画で盛り上がるが、ロメロやトビーフーパーなどのホラー映画が大好きだと言う所がこの映画の主人公と境遇が似ていた。 また大森南朋がこの映画にピッタリ合いすぎ! 地味だが最高の青春映画であり、元気がでる。 見終わった後は青春すぎて涙が出そうになった。 ラストの"人生、七転もあれば八転もある"と言う言葉が最高!
おみごと グミ・チョコレート・パイン限定版 [DVD]
恥ずかしさを感じてしまうくらい、まっとうな青春映画です。
完璧に、男のこのための青春映画。
この映画の舞台となるのは現代、高校生だった頃の過去。
正直、時代設定は二十代のボクにはあまりよくわかりませんでした。
でもALWAYSのように、その頃の空気感が非常によく出ていて、
ボクよりも一回り・二回り上の世代の人が見たら、ノスタルジーを感じるんだろうな、と思いました。
ボクは、大槻ケンヂの大ファンで、映像化された作品や関わった作品はすべて見ていますが
その中では一番好きな映像作品・映画かな、って気がします
男のための恋愛映画、誕生。 グミ・チョコレート・パイン限定版 [DVD]
まさに「男の小箱」的な作品。
男の妄想を完全な形で映像化してくれた傑作ですよ。これは。
おニャン子に、ジョンカーペンターに、スコラにGORO、狂い咲きサンダーロード、
そして、同級生の女のコ!もう、このキーワードだけで涙が溢れてきます。
サブカルチャーの裏側に、ものすごくピュアな恋愛が存在することを
ものすごく理想的な演出でこちらに提示してくれたケラ監督のこの実力。
踏切のシーンは、どの恋愛映画にも存在し得なかった「何か」があって、強烈に感情移入。
美甘子ちゃんは、すべての男の理想なんじゃないでしょうか?
ウオンカーウアイの『恋する惑星』にも通じる、男のための恋愛映画、誕生。素晴らし過ぎです。
『転々』といい、この作品といい、『時効警察』組ってすごい。日本の映像の宝です。
世界に観て欲しいのは、こういう映画なんだよなあ・・・