どう考えても愛聴盤とはなりえないが、まあまあ普通の出来の西海岸ラップ・アルバムとして、星2〜3つ。
なんといっても全曲の大半(7曲)を手がける「フレッドレック」なるプロデューサの腕がイマイチ。
スローなトラックに、こうスキマが多くては、間が持たない。
そして無個性。
ゲスト・ラッパーは豪華・多彩だが、なにぶん音が淡白すぎるので、乗れないのだ。どこか寂しいのだ。
もっとギラリとした、ダークで不気味な粘着性、殺気だったスリルあるサウンドを、各曲に垂らしこんでくれないと困る。
かたや、なごみ系の曲も平凡。じんわり来る深みがない。
良くいえば端正、悪く言えば器用貧乏。
ダズのプロデュースが2曲(#4,#10)。フレッドレックよりも、やや上だが、大差ない。
DJクイックの曲(#6)は、やけにチープで初期のDJクイックっぽい。これは古臭い。
DJリーサルの曲(#13)は比較的にぎやかな作りだが、中の上。
主役のコラプト。スリムで、線の細いルックス同様、彼の声もスポーティすぎるようだ。