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クチコミオススメ平均: ![]() 静寂 薬指の標本 SPECIAL EDITION [DVD]
原作を以前に読んでました。
小川洋子さんの作品はなんとなくフランスぽいなと感じる事が多いのです。 ですからこの映画は全く違和感なく、というよりドンピシャでした。 しっとり静かな空気と同時にねっとり絡みつくような感触も残し 不思議な空間が見事に描かれていてぞくっとします。 標本室の一種異様な非現実的な世界と、彼女の住まう街の現実的な世界 どちらも現実なのか・・・どこかからは内面を映し出した世界なのか。 その境界線がどこにあるのか。 よく分らない感覚が絶妙なバランスで心地よいです。 小川さんのほかの小説も映画化されないかな 評価は分かれると思う。決して万人に受ける映画ではない。 薬指の標本 SPECIAL EDITION [DVD]
予告編の冒頭で原作者の絶賛するコメントが流れる。版権がフランスに移ってしまったので邦画として製作されることはまずないだろう。
「博士の愛した数式」に感動して観賞してみたのだが、冒頭からすぐに入り込むことができなかった。 え?!自分の忘れたい過去を標本する?突然そんなこと言われても……そんなんで食っていけるの? 映像だけでは入り込めない世界、観賞する側に準備が必要だと思った。 しかし、最後まで観賞したとき、バラバラになっていたパズルが全て揃ったような気持ちになった。 私自身、納得のいかない展開だったが、なぜか最後は主人公に感情移入できたのは不思議だ。あまり余計な事を考えないで観たほうがいいのかもしれない。 まだ未見の方は、原作本を読んでからのほうが、入りやすいかと思う。 どこを切り取っても美しい 薬指の標本 SPECIAL EDITION [DVD]
久しぶりに最初から最後まで魅了されたフランス映画でした。
小川洋子の原作をフランス人の女流監督がどう描いているのか気になってみてみたのですが、彼女の作品の持つ現実と幻想のはざまの微妙な雰囲気を見事に映像化していたように思います。 ブリットポップバンド、PORTISHEADのベス・ギボンズのアンニュイな音楽がぴたりとはまる、深みのある色合いの映像。 本作が初主演のオルガ・キュリレンコはロシア出身の元スーパーモデル。緑の瞳とぽってりとした唇、まっすぐに伸びた白い足、ためいきがでるほどキレイです。 そして彼女が纏う風にそよぐ軽やかな衣装はフランソワ・オゾンの作品を手がけるパスカリーヌ・シャバンヌの手によるもの。 カメラマンのアラン・デュプランティエはフランスでは有名なCMカメラマン。 この映画は地味に見えても、この作品が一流のアーティストによって作られた妥協のない一流の作品だということは、どのシーンを切りとってもカンペキに美しいことからもわかります。 フェティスズムやトラウマ、扱っているテーマはちょっと風変わりですが、こんな美しい映画を私は久しぶりに見た気がします。 忘れられない体験になる 薬指の標本 SPECIAL EDITION [DVD]
美しい。
原作のファンなので、恐る恐る見たのですが、素晴らしいの一言です。 細かい設定は違いますが、空気というか雰囲気を同じくできる映画と小説ってなかなかないと思います。しかも国が違うのに!それぞれの次元で昇華した作品です。 主人公の宿泊する港の荒々しい乱雑さと標本室の静かな美しさ。透明感のある映像がミステリアスな雰囲気を増長します。主人公の危うさと標本技師の視線、絡みつくような美が見る人を虜にします。 前戯がわりにどうぞ 薬指の標本 SPECIAL EDITION [DVD]
ストーリーは、原作「薬指の標本」に忠実で、心臓の鼓動まで聞こえてきそうな舐めるようなカメラワークに食い入るようにみいってしまう。主人公もスーパーモデルでスタイルも抜群で
所謂、「芸術作品」でもある。彼女の着こなしも、肌をさらけ出すしかない蒸し暑い日本においておおいに参照されたし。 「ワイン片手に彼女を抱き寄せ一緒に観る」映画のひとつだ。 へたな愛撫よりキクかも。。。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 薬指の標本 SPECIAL EDITION [DVD] 関連キーワード Creator : ディアーヌ・ベルトラン オルガ・キュリレンコ マルク・バルベ スタイプ・エルツェッグ ハンス・ジシュラー エディット・スコブ 小川洋子 関連商品 蛇男 THE SNAKE [DVD] オルガ・キュリレンコ 慰めと報酬 [DVD] 薬指の標本 (新潮文庫) フローズン・タイム [DVD] 小さな悪の華 [DVD]
エディターレビュー 1972年のミュンヘン五輪。パレスチナ人ゲリラが11人のイスラエル選手を人質にとる。結局、人質は全員死亡。スピルバーグ監督が歴史の暗部を直視した本作は、その後、イスラエル側による報復作戦にフォーカスが当てられている。暗殺グループとして組織された5人の工作員が、事件に関与したとされるパレスチナの重要人物を標的に、ヨーロッパ各国で暗躍。次々と彼らを暗殺していく。 スピルバーグの視点は、あくまでもニュートラルな立場を貫き、イスラエル、パレスチナのどちらかに肩入れすることはない。実際のニュース映像も挿入した五輪の事件や、前半の暗殺シーンは、徹底してリアルで、ときには過剰なまでのグロテスクな描写もある。中盤からは、立場が変わって命を狙われる工作員の心理ドラマが観る者を圧倒。報復の虚しさが伝わる展開になっている。工作員のリーダーを演じるエリック・バナが、その葛藤を全身全霊で体現。ラストシーンはニューヨークなのだが、その風景に追加された「あるもの」の映像もまた、終わらない報復の悲劇を訴えているようだ。(斉藤博昭) クチコミオススメ平均: ![]() つい先日まで ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]
イスラエル軍がガザを攻撃していた今、この映画の持つ意味がより大きく感じられる。
政治的な意味合いはまったくない。単にパレスチナ紛争が背景になっているというだけで、どちらが良いとも悪いとも描いていない。 歴史的・政治的に言えば、中等における「悪」はイスラエルとアメリカ政府である、と僕は思っている。しかしどちらが悪いのかは、ここでは重要ではない。テロリズムは民族問題の解決に何の役にも立たないばかりか、怨嗟を循環的に再生産し、犠牲者だけを増やしていく……。それはイスラエルだけでなく、 PLOにとっても同様だ。それを、ユダヤ人のスピルバーグが映画にしたことの意味は大きい。 原子爆弾の場合と同じである。太平洋戦争において日本、アメリカどちらが悪いのかといった論議とは関係なく、手段として絶対的に悪い物というのはあるのだ。 スピルバーグらしい活劇ではない。サスペンス要素も薄い。だが、良い映画だ。 文句としては、「情報屋」ルイ一家があまりにも全能すぎること。あんな便利な存在があるんだったら、最初から殺しまで依頼したらどうよ。 メッセージ性 ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]
ユダヤ系であるスピルバーグによる、イスラエル建国以来の「連鎖」に対する痛切なメッセージ。
細部が正しいかを判断できる知識はないのでわかりませんが、雰囲気ということでは60〜70年代、ヨーロッパがよく表現されていると思います。シトロエンDSの駆動音などなど。 青年アヴナーが一個人として目まぐるしく事態に巻き込まれ、苦悩と恐怖に苛まれる様子は痛々しい。アヴナーの娘が誕生する際に帰国した時の母親との会話や、パレスチナ人のアリ青年との会話など、ユダヤ人がこれを見たら怒るのではと思うほどに「どちらかの正当性」を主張することを避けているように見えます。(全く正反対の意見もあるようですが) スピルバーグさんは議論を深めることより、幅広い人にこの映画を見てもらうことを意図しているように思います。 極めてスピルバーグ的な「HOME」への執着と、ディアスポラの現実 ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]
これまで政治的・歴史的テーマを扱うとその主題的な重大さに足を掬われている感のあったスピルバーグだが、この『ミュンヘン』では極めて複雑な問題を前にみごとに自身の作家的中心主題を貫き、しかもその問題に深い疑問を投げかけさえする、いわば「これまでの自分を超える」映画を作り上げた。
パレスティナ紛争やテロとテロへの報復という表面的な題材だけで受け取られがちで、実態をなんにも分かってないパレスティナ支持派のほとんど反ユダヤ主義差別としか思えない(「スピルバーグはユダヤ人です」って、じゃあ日本人はみんな天皇陛下万歳なんでしょうか? 想像力なさ過ぎ)批判も出ているみたいだが、『ミュンヘン』の主題の中心は「HOME(家/故郷/祖国)への執着」という『ET』以降のスピルバーグ映画を貫くテーマであり、それこそがパレスティナ問題の根本的な問題であることを、スピルバーグはこの映画でちゃんと見抜いている。 流浪の民であったイスラエル人がホロコーストを体験したあとでは安心して暮らせる祖国イスラエルが必要になり、なにがあろうとそれを守り続けることが至上命題になるのはある意味当然の欲求だ。主人公の側ではそのHOMEへの思いが、両親の話や任地でみんなでイスラエル風の料理のホームパーティーを開くところ、主人公の妻などを通して繰り返し描かれると同時に、それを守るためにはなんだってやるという頑さと身勝手さ、その矛盾が次第に浮かび上がる。 一方でイスラエル建国はパレスティナ人の故郷喪失を直接意味し、その深い悲しみはローマで最初のターゲットとなるワエル・ズワイテルを演ずるパレスティナを代表する名優マーカム・クーリーが登場するなり『千夜一夜物語』のイタリア語版を準備中ということでアラビア語とイタリア語でアラビア文学の最高峰を朗唱するところから、明確に示される。それがローマという極めてヨーロッパ史的な空間のなかに映し出されることからして、スピルバーグ演出が冴え渡る。暗殺されたズワイテルの死体がミルクの海に倒れ込むというショッキングなショットは、「蜜と乳の流れる地」である「HOME」をめぐって争う二つの民族を描く上で極めて象徴的だ。 ホロコーストをHOMEつまり安心して暮らせる祖国/故郷への思いで演出してしまった結果、スピルバーグの意図に反してユダヤ人右派プロパガンダになってしまった『シンドラーのリスト』の過ちを自ら正すかのように、スピルバーグはパレスティナ、イスラエル双方の「HOME」への思いを対置させながら、双方の矛盾を浮かび上がらせる。『エンジェルス・イン・アメリカ』の劇作家が書いた脚本であるせいか、パレスティナ人ゲリラの青年のスピーチなどの説明でしかない説教臭い台詞はご愛嬌だが、かつてのレジスタンス活動家で非合法活動に従事して国家の外に自分たちのHOMEを作り出しているミシェル・ロンズダール、マチュー・アマルリックらのフランス人一族、ニューヨークのブルックリンに引っ越して「この街はひどいわよ。エルサレムよりも教会が多いんだから!」と冗談を飛ばす主人公の妻など、モサドとパレスティナ・ゲリラ双方の切羽詰まった深刻さと対比される映画的要素は、とてもよく効いている。今まで「女が描けない」と言われて来たスピルバーグが、この妻や、オランダ人の女殺し屋など、とても存在感のある女性像を何人も登場させているのもいい。 なかでもパリにベースを置くファタハ活動家マリー=クロード・ハムシャリを演ずるパレスティナ人女優ヒアム・アッバスが、子どもを学校に送るために軽やかに運転手付きのベンツに乗り込む上品さは素晴らしいし、彼女やマーカム・クーリーなど、アラブ側の出演者はほとんどが本物のパレスティナ人の名優で、アラビア語の台詞も端々にある。それに対しイスラエル側はイスラエル人も出ているが、ユダヤ系、非ユダヤ系双方を含む国際的なキャスト(ドイツ人、フランス人にオーストラリア人や南アフリカ人まで)で、台詞は様々な訛りの英語。アメリカ映画だからヘブライ語では撮れないというだけではない、この自らの言語が観念としてしかない、もはや理論的・観念的にしか民族ではありえないユダヤ人、それでもユダヤ人でしかあり得ず、頑なにユダヤ人国家を守ろうとする頭でっかちな怖さが、強烈な悲劇として浮かび上がって来る。 パレスティナ問題やテロリズム(ちなみにモサドがこの映画でやっているのは、完全に「テロ支援国家」だし、それを上層部は自覚している)、暴力の連鎖はもちろん重要なテーマだが、その根本にあるHOME、故郷、家、祖国、自分の属する場を夢見る執着の問題をきちんと見せていることに、この映画がスピルバーグの傑作となった理由があるのだろう。これまで「子どもの映画」とも揶揄されてきた彼が、真に大人の映画を作ったことも特筆すべきである。またやたらカット割を細かくして見た目のショッキングさを追求する近年のハリウッドにおけるアクション演出の薄っぺらさに敢然と背を向け、長廻しを駆使してアクションのまっただ中に観客を引きずり込み、アクションのなかにこそ主題を鮮烈に浮かび上がらせる手腕には脱帽する他ない。 ケチをつけるならアーヴィン・クシュナーの書いた台詞が演劇的で説教臭過ぎるのと、リン・コーエンの演ずるゴルダ・メイヤーはいろんな意味で要らない。一方でパレスティナ側を演じるパレスティナの名優たちや、アヴナーの妻役のエイレット・ズレール、顔はほとんど映らないが本物の元コマンドーだけに身体の動きが本物のリロン・レヴォ(ベイルートの襲撃シーンで登場)など、イスラエルの俳優たちがいずれも素晴らしい。ほとんどキプロスでロケしただけらしいが、世界各地の風景をきちんと再現した美術・撮影が、故郷を失った人々のさまよう魂を際立たせている。 隠された真実へのアプローチ ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]
テロへの復讐と見るか、テロとの戦いととらえるか意見の分かれる作品です。
スピルバーグはお金儲けはもういいから世界を変える映画を作りたいと思い この作品を世に出したとのこと。 そのため、スピルバーグはこの作品でイスラエルに入国できなくなりました。 初見は映画館で彼女と一緒に観たのですが、観終わった時は 二人ともぐったりでした。 DVDで再度、鑑賞しましたがやっぱりぐったり・・・ 内容がかなり過激なので、見るには覚悟を決めて下さい。 へこみます ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]
この映画を平和な日本人が見たら
イスラエルとパレスチナいい加減仲良くしようよ〜 と言いたくなります。が、 こーんな悲惨な殺し合いを昔っからやり続けていたら 絶対仲良くなんかなれないとも思ってしまいます。 映画が160分と長い上に、殺し合いもめちゃくちゃリアルで ほっぺた弾丸貫通でも生きてるとかトラウマになりそうなくらい 血まみれな映像盛りだくさんです。 はっきり言って見終わった後へこみます。 スピルバーグは戦争やめようというメッセージを届けたかったと思うし、 事実見た人には届いてます。 が、2回は見たくないです・・・かいわそうすぎて。
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クチコミオススメ平均: ![]() 正義の報復など有り得ない ミュンヘン スペシャル・エディション【2枚組】 [DVD]
某国では上映が禁止されたことでも世界規模で衝撃的だった映画。
ミュンヘンオリンピックでのテロリストへの復讐と良心の葛藤がうまく描かれている。 テロは決して許される行為ではない。そしてテロに対する報復もテロではなく正当な戦争(そもそも戦争に正当性などあるか否か甚だ疑問ではあるが、)を行使しても許される行為ではない。なぜならば人間の憎悪や悲しみを増幅させるだけだからだ。 単に自己犠牲のみによって正当化される行為など、この世には存在しえない。 憎しみは人間という種が特異的に持った感情である。それ故にこの世の中で憎しみをどのように集団でコントロールし、個ではなく種の幸福、繁栄のためになすべきことを模索しないかぎり、所詮、人間は「犬畜生」以下の存在であろう。 最高の娯楽映画 ミュンヘン スペシャル・エディション【2枚組】 [DVD]
俺はスピルバーグという監督は好きではないし、尊敬もしていない。しかし映画をヒットさせて儲ける才能は凄いわけで、それは立派な事である。だがスピルバーグの映画を語りたいと思うことはほとんどなかった。「シンドラーのリスト」にしたって、技巧的なうまさは関心したが間違っても感動するなんて事はなかった。
この「ミュンヘン」は、個人的にはスピルバーグの最高傑作だと思う。冴えに冴えわたった演出、スタイリッシュな映像、どこをとっても文句のつけようがない。 SMAPの仲居君に激似のマチュー・アマルリックの狡猾さ、そして「パパ」役のマイケル・ロンズデールの不気味な存在感などは見どころ。 政治的な問題を据えた超一級の娯楽映画だ。しかし、政治的な映画では決してない。ス ピルバーグの映画作家としての本質は、「ジョーズ」も「ET」も「ジュラシック・パーク」も本作もみな同じだ。要するに、人間の本質をえぐりだすような事はないのだ。それゆえにスピルバーグは決して「偉大な映画作家」ではない。 この映画に秘められたユダヤ人の自問−−イスラエルは、本当にユダヤ人の祖国なのか? ミュンヘン スペシャル・エディション【2枚組】 [DVD]
この映画が描く内容が、何処まで史実に忠実であるかを私は知らない。だが、その点を棚上げして、一つの劇映画として見た私は、打ちのめされる様な感動を受けた。この映画は、パレスチナ人を追ふイスラエルの工作員を主人公とし、その工作員が暗殺すべき敵を追ってヨーロッパ各地を歩く旅を描いて居る。その主人公の旅を見ながら、私は、この工作員が、かつて、彼の先祖であるユダヤ人達が暮らして居たヨーロッパ各地を訪れて、自分の先祖の土地を訪れて居る様な印象を受けた。私は、これが、スピルバーグが描こうとしたテーマではないかと思ふ。即ち、この映画の主人公は、「祖国」である筈のイスラエルを離れ、ヨーロッパの各地を転々とする中で、知らない内に、自分の先祖が暮らして居た場所を歩いて居るのである。そして、そんな主人公の旅を描く中で、スピルバーグは、イスラエルは、果たして、本当にユダヤ人の祖国なのか?と問ひ掛けて居る様に思えるのである。ジョン・ウィリアムスの音楽も素晴らしい。そのジョン・ウィリアムスの音楽が、ニューヨークの風景に重なりながら終はるこの映画のエンディングは、主人公の祖国は、イスラエルではなかったと語って居る様に思へてならない。
(西岡昌紀・内科医) なかなか考えさせてくれます。 ミュンヘン スペシャル・エディション【2枚組】 [DVD]
1972年ミュンヘンオリンピックでの実話に基づく実話?なのかな??仕返しはしたんだろうと思っていましたが。このような結末であったとは。多分、事実のような気がしております。イデオロギー云々はちょっとど幸せな日本人が論評するのは失礼と思うので敢えて避けます。報復の仕掛け(爆弾を仕掛けるとか)の細部の模写が念入りに作られていて、さすがスピルバーグと変な感心をしてしまった。シンドラーのリストの時より「イスラエル側」でなく、このような状況に対する人としての苦悩が描かれていたのが、気に入らない人も多かったのでしょう。パレスチナ・イスラエル問題はほんまにどうなるのやら?解決する日が来るのでしょうか??
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70年代の陰謀ものやギャングものを想起させる、映像の乾いた質感や、徹底的に見せることから逃げなかった虐殺シーン。善悪の構図など当然見えるわけがなく、敵と味方は互いが似たもの同士であることを知りながらも、その正義の距離は残酷なまでに遠い。
スピルバーグらしい意匠を駆使し、シリアスでも揺るぎなくエンタテインメントに徹する姿勢は貫かれているものの、『ミュンヘン』に派手さは感じられず、観客には淡々と「不毛」だけが蓄積されていく。そしてそれは、一行が暗殺組織として成熟すればするほど、激しく迫っても来るのです。 それはラストシーンにも強く感じることができます。ここでは流浪の民ユダヤ人であり、アメリカ人でもあるスピルバーグの「家族≠国家」観が色濃く出ているような気がします。 何故中東問題が不毛かと言えば、互いの動機が似ていることにお互い気付いていながらも、殺し合うことを止められないことでしょう。そしてそれは愛国心へ自然な接続をします。 でもスピルバーグは国家を切り離すことで、家族こそが、帰るべき国家たれ、と投げかけている。互いに国家を切り離して、相手やその家族を思いやることで、分かり合えないか、ともとれました。ガンジーが生きていた時代から今の世界情勢に至るまで、そんなこと夢物語なのは分かっていつつも。
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