小説家が、五人 ファウストvol4 (講談社MOOK)
このファウストvol4の見所はなんといっても、乙一・北山猛邦・佐藤友哉・滝本滝彦・西尾維新の五人によって、同じ『上京』と言うテーマについて書かれた競闘小説と、五人の合作によって書かれたリレー小説、『誰にも続かない』だと思います。
特に、競闘小説のほうは『上京』という同じテーマで書かれている分、作家の特徴がよく現れていると思うので、この五人に興味がある方は読んでみると面白いと思います。
乙一良いよ・・・乙一・・・ ファウストvol4 (講談社MOOK)
まだ全部読んでいないが(読むつもりもないが(笑))一応レビュー。
乙一、北山 猛邦、佐藤 友哉、滝本 竜彦、西尾 維新の五人で文芸合宿やってます。正直これだけのためにファウストの、それも結構前のナンバーを買ったと言っても過言ではありません。('-,_ω-`)プッ
合宿先では五人がそれぞれ「上京」をテーマに短編を書いております。そしてリレー小説といった五人が力を合わせて一つの作品を作り上げるといった企画も行われております。これは非常に面白いです。
競作ではやっぱり乙一が一番ですかね。何より「上京」というテーマをうまく使って書いてます。ほんわかして、しかしちょっぴり鬱が入りそうな内容の作品に仕上がってます。
北山と言う作家は正直知らなかったのですが、うーん・・・SF的な展開の短編でした。僕の好みとは少しずれてましたかね。
ユヤタンは正直「上京」というテーマを丸っきり無視しているなと感じました。('-,_ω-`)プッ
タッキーはなかなか良かったですね。ただどうにも釈然としない感があります。そして主人公がNHKにようこそ!の佐藤君に激似です。そういや、タッキーの小説の出てくる主人公ってどれもこれも似通ってますよね。似たものを延々と生産されても読者としては困るのですが。('-,_ω-`)プッ
西尾維新は携帯電話を題材にした短編を書いてました。西尾維新といえば代表作が戯言シリーズですが、短編でも戯言シリーズみたいなくどい言い回しを使うのかと思いきや、意外と素直な作風だったので驚きました。こんなのも書けるんですね。
リレー小説の方はそれぞれの作家の個性が出ていて非常に面白かったです。冒頭を乙一にしたのは成功でしょうね。
さて、あと期待しているのは浦賀さんと舞城王太郎の作品なのですが、どうなることやら。('-,_ω-`)プッ
こうやって比べられると ファウストvol4 (講談社MOOK)
五人の作家で、実力的に乙一が飛び出てるのがやっぱりわかってしまう。次が滝本竜彦で、西尾、北山、佐藤って感じかな。
だけど、佐藤友哉。名作、『豚の島の女王』のまるぱくりでいいんでしょうかね? ほかの人はちゃんと書いてるのに。
今回の目玉は浦賀。面白いぞ! 普通に面白くて安心した!
大満足! ファウストvol4 (講談社MOOK)
正に『ファウスト』全開。
今回の特集である『文芸合宿』がスゴイ。100時間で5人の人気作家が書き上げた、真剣勝負の作品。そのどれもが面白くて、引き込まれる。
本当に100時間で書いたのか? そう疑いたくなる。
そして、もう一つの特集である『ミステリーのフロントライン』。
新本格ミステリーで名を馳せる三人の饗宴だ。これもまた素晴らしい。
800ページの大ボリューム。
これぞファウスト! 流石は文芸雑誌No.1!
読まなきゃ、損!!
アツアツ ファウストvol4 (講談社MOOK)
なんと云っても、800ページの分厚さが心地よいです。。手にしたときの重量感。腕がごっそりと持っていかれそうな感覚が頭の中によぎるほどです。
そして読み出すと止まることがありませんでした。時計の針が数十周なんて当たり前。月にさよなら当たり前。お日様におはよう当たり前。そんな感じにのめりこんで、吸い込まれるように読める本だと私は断言できます。