フライ・ダディ 特別版の写真 画像 クチコミ!! |
エディターレビュー 2007年4月に公開された、イ・ジュンギ主演、イ・ムンシク共演のヒューマンドラマ。原作は金城一紀による人気小説『フライ、ダディ、フライ』。映画『王の男』で女性をも圧倒する妖艶な美男を演じたイ・ジュンギが、一転して冷徹な獣のような青年役に挑戦、役者としての可能性を大いに広げた。シャープで俊敏なボディアクションに加え、鋭利な刃物を感じさせる彼のまなざしは、孤独を抱えた主人公、コ・スンソクそのもの。また、愛娘の仇を討つべく一大決心でスンソクに教えを請う中年男、ガピル役は、柔軟な演技力に定評のあるイ・ムンシクが好演。おっかなびっくりスンソクに従いながら、父親としての自信を取り戻していく表情は、見るほどにいとおしくなってくる。年齢を超えた友愛(師弟愛?)に触れられる、爽快な物語。(みき〜る)
エディターレビュー 金城一紀が原作・脚本を担当。彼の小説ではおなじみの高校生集団「ゾンビーズ」も活躍する熱いドラマだ。堤真一が演じる中年サラリーマンの鈴木が、娘に大ケガをさせた男に復讐するため、岡田准一演じる高校生、スンシンからケンカを習うという物語。やがて鈴木とスンシンには、年齢を超えた友情が育まれていく。プロットからして現実離れしているが、「作り物」として観れば、鈴木の不屈のがんばりに共感できるはずだ。真っ青な空や海など、全編に散りばめられた夏らしい爽やかな映像も、物語の嘘くささを薄めていく。 鈴木が強くなるかどうか賭けをするスンシンの仲間(ゾンビーズ)の狂騒や、鈴木がいつも乗るバスと競走するシークエンスなど、笑えるシーンが多数。ただ、ラストの決戦が、笑いの延長にあるのは、ちょっと惜しい。キャストでは、岡田の存在感が際立っている。屋上や海辺で彼が見せる不思議なダンス、つねに孤独を漂わせる視線。そして、馬鹿にしていた鈴木を父のように慕っていく心の変遷。緻密な演技力というより、本作の岡田は、役になりきったという点が高く評価できる。(斉藤博昭) |
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