3巻目の今回は前巻同様、それぞれの"分身ナナ"にスポットを当てた構成の3話が収録されています。
第7問では、7人中ただ一人料理が下手な"ナナっち"(笑ってばかりのナナ)が、ふとしたことから"3人組"と調理実習(補習)の場で夜食対決をするまでの1週間を描きます。
とにかく前向きでくじけない、"ナナっち"らしさがこの回の見所です。
第8問は、両親の赴任先・サンフランシスコから来たおかしな関西弁のアメリカ人・メロディ・ハニーと、持ち前の短気さから"ナナが7人居る"ことを知られてしまった"ナナっぺ"(怒りんぼのナナ)の英語発音対決のお話です。
この回の見所は、家庭教師だと言いながら毎日町をブラブラするハニーさんの真の来日目的と、それを知った"ナナっぺ"の熱い頑張り、これに尽きると思います。
第9問では、特進クラスでナナ同様成績の振るわない同級生・杉山茜の不信な行動と、それを目撃した上に"自分がナナレンジャーである"ことを知られてしまった"ナナりん"(泣き虫ナナ)の、"特進クラス落ち"を賭けた試験までの物語です。
この回は自分よりも杉山さんの心配をする"ナナりん"の優しさと、最後に先生によって明かされる真相が見所となっています。
この巻では前2巻と異なり、"オリジナル・ナナ"が寝込んだりしていて影が薄い分、それぞれの個性がよく活かされた物語となっており、またそのお蔭でストーリー的にも独立した形の3話が収録されているため、2巻までを知らない人でも楽しめる内容になっています。
なので、「この巻から入って、面白く感じたら1・2巻を買う」のも"有り"だと思います。