だが、地図製作に関するさまざまなノウハウやエピソードが語られていると期待して買った人間にとっては、少々期待はずれだった。
戦後まもなくの日本の地図業界の様子など興味深い点もあるが、記述の大半は氏の営業の苦労話や、どれだけ大胆な経営をしているのか、ということがメインに据えられている(オビにも「すべてを3秒で決める」みたいなことが書かれているし)。
「地図が好き」という人ではなく、「昭文社の経営に興味がある」という人向けの本。