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クチコミオススメ平均: ![]() 「晩春」と鮮やかな好一対をなす名作 秋日和
60年公開の、小津監督カラー作品第4作で、原節子を起用したカラー映画としては最初の作品。「晩春」と似たストーリーで、配偶者を亡くして親が娘の結婚を心配し、娘は寂しくなる親の将来を案じて結婚を考えたくない。そういう中で娘が結婚しやすくしようと親の再婚話が浮上し、娘は不潔だと反発する騒動がもちあがるが、最後には親は「今さらもう一度麓から山へ登るなんてこりごり」と自分は再婚しないが、「あなたはこれからなんだし、先々どんな幸せが待っているかわからないじゃない」と娘を最後の2人旅行の宿の夜にさとす。そして娘は結婚式を無事終え、親は寂しくなった家に戻り、万感胸に迫るものを感じつつ、うっすら笑みを浮かべて静かに終わる。粗筋だけ見ると晩春と同じではないかと思うが、晩春とは男女の立場を一部入れ替え、また世相の変化を反映している。すなわち、「晩春」と対比すると、以下のようになる(左が「晩春」、右が本作)。
親:父親(笠智衆)、母親(原節子) 娘:原節子、司葉子 結婚相手:登場せず(見合い)、佐田啓二(佐分利信の紹介→自由な交際) 世話焼き人:親の妹(杉村春子)、亡父の友人3人組(佐分利信、中村伸郎、北竜二) 親と世話焼き人の男女が入れ替わっているのが面白い。特に3人組は飲み友達で、北竜二は昔からのあこがれの女性と結婚できるのかと心ときめかせるが、結局ダシに使われただけ。この3人組と娘の同僚・岡田茉莉子が映画全体をユーモラスなトーンにしている。しかし、一番心に染みるのは親子での最後の2人旅行となる宿の夜の場面だ。原節子の屈指の名演技といっていいだろう。そして変わらぬ原節子の美貌。まさに「雨に悩める海棠」だ。 これまた完璧な 秋日和
戦前のサイレント時代に岡田時彦というたいへん美男の俳優さんがいて、小津作品にも何本か出演している。芸域がとても広いひとで、悲劇のヒーローからドタバタコメディからなんでもできたそうである。残念ながら30代前半で肺結核のため他界して、トーキー時代まで生き延びることはなかった。
話は変わって、岡田茉莉子がこの映画に出演したあとで、なぜ自分にこの役をあてたのかと小津に直接問いただしたらしい。小津の答えが 「岡田時彦の娘だから多分できると思った。」 簡単ですが、大変重みのある答えです。この映画における彼女の演技はかなり難しい。従来の日本映画にはあまりない役で、ハリウッド風コメディ映画のバタ臭さを要求される。本作の出来は彼女にかかっていると言っても過言ではないのだが、その難役を見事に演じ切って、本作を傑作に仕上げている。つまりは「血」のなせるワザか? 亡き友の娘の嫁入り先を案ずる三人のオヤジたち(佐分利信、中村伸郎、北竜二)がいる。その娘の友人で、三人オヤジを手玉にとるチャキチャキ娘が彼女の役。本作の喜劇的なトーンを決定的にしているのは、三人オヤジと岡田の絶妙のアンサンブルで、まるでクラシック音楽の対位法のような効果を生んでいる。 「亡き友」の未亡人が原節子、娘は司葉子。司の結婚相手に佐田啓二。三人オヤジのなかでヤモメの北竜二が、他の二人に原節子と結婚しろとそそのかされて、すっかりその気になるのもおかしいし、彼らの会話にさりげなく、猥談が盛り込まれているのも一興。そしてカラー撮影に慣熟してきたと思われる小津の演出は、いろいろな意味で円熟の極みといえよう。他に岡田の斬新な衣装など、見所はじつに多い。これまた必見です。 日本の聖女といわれた女優、原節子。 秋日和
1940年代より、その清らかな美貌で聖女とまで言われた女優こと原節子の貴重なカラー作品、公開は1960年ですから引退の2年前の作品ですね、夫の死から6年、女手ひとつで一人娘を育てた母、娘ももう24歳、そろそろ結婚を考えなければならない年齢なのだが、娘は母親が心配でならない、49年公開作品、晩春を思わせる名作、当時、原節子は40台前半ですが、とても若々しく美しい、彼女の娘役を司葉子が演じているのも面白い、お勧めです。
クチコミオススメ平均: ![]() 今観ても迫力のある特撮! ハワイ・マレー沖海戦
「戦意高揚映画」と言ってしまえばそれまでだが、真面目に任務に取り組む青年たちの
姿がほほえましく、また現代っ子俳優と違って、当時の俳優がその生き様をきちんと 演じている。 もちろんある程度、海軍の協力があったのだが、撮影や小道具なども嘘っぽい点がなく、 安心して観ていられるし、何よりも帰省先の家族との場面など、きちんとしたドラマが 展開するのが良い。 それにしても素晴らしいのは、真珠湾攻撃の場面。さすがに実際の真珠湾でロケをし、 撮影費用もふんだんに使った『トラトラトラ!』にはかなわないが、真珠湾が「敵地」で ロケさえ絶対に許されない時代だったことなど忘れてしまうほどの出来映えだった。 それにしてもこの映画が公開された1942年12月(真珠湾攻撃の一周年記念)の 半年前にはミッドウェー海戦の惨敗があり、公開時にはガダルカナル島がほとんど 米国の手に渡ろうとしていた(そして多くの日本軍将兵が飢えていた)ことを思うと、 複雑な思いもする。 円谷英二の特殊撮影 ハワイ・マレー沖海戦
ストーリーは訓練生の成長に絡めた描写のはずだが、伊東光一扮するその訓練生はいつのまにか登場しなくなる。後半は主人公不在というちょっと変わった構成になっている。私は戦闘機や兵器、軍艦などの詳細は知らない。この映画を観に行ったお目当ては円谷英二の特撮であった。期待に違わぬ出来に驚嘆した覚えがある。小学校5年の頃、ニュープリントによるリバイバル上映があり、友人の中には映画館に足を運んだ者がいたが、その時は見逃してしまった。長じて上京してめぐり合えた映画であった。
リバイバル上映は普通の東宝マークだったようだが、DVDに収められたものはフィルムセンターと同じオリジナルの冒頭が観られる。標語が出てきて、東宝マークも太平洋の地図をあしらったものである。一方リバイバル時の予告編も収めてあるので、これもありがたい。フィルムを惜しんでいるのかどうかはわからないが、スタッフ・キャストの表示は一切ない。 96式陸上攻撃機 ハワイ・マレー沖海戦
ストーリーはともかく、九六式陸上攻撃機、九七式艦上攻撃機、零式艦上戦闘機、九九式艦上爆撃機といった帝國海軍機に加えて、航空母艦まで実物が登場するので涙モノです。 これだけでも見る価値があります。 しかも画質がなかなか良いので安心して見られます。 これを見た後では「パー○○○バー」のようなCGテンコ盛りの駄作等見られたものではありませんね。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト ハワイ・マレー沖海戦 関連キーワード Creator : 藤田進 大河内傳次郎 原節子 山崎謙太 黒川弥太郎 進藤英太郎 山本嘉次郎 円谷英二 鈴木静一 伊東薫 関連商品 加藤隼戦闘隊 [DVD] 雷撃隊出動 [DVD] 燃ゆる大空 太平洋の嵐 [DVD] 太平洋奇跡の作戦 キスカ
クチコミオススメ平均: ![]() すばらしい 山中貞雄日活作品集 DVD-BOX
まるで名人の落語を聴いているような脚本と、全然古さを感じさせない画面(フィルムの傷とかは関係なく)。見終えた後は、とにかく時間をさいても見て良かったと思える作品達でした。
また、付属のブックレットも丁寧な作りでこのBOX買って良かったなと思えます。 DVDを購入し見て良かった、買って良かったと思える事は非常に重要だし、それを求めてますよね。このDVD BOXはその欲求を充分に満たしてくれたBOXでした。 ベタな泣かせ方はしない 山中貞雄日活作品集 DVD-BOX
『丹下左膳餘話』、たとえば親の死を悲しんで子供が泣くという、誰が演出してもウッと来るに決まっているシーンでも、山中貞雄は子供が泣くところを一切見せずにやってのけます。最近のリメイク版と較べれば、違いは明らかです。リメイク版では、ちょび安がうしろ姿をひくひくさせて、すすり泣く声を洩らす。山中はそんなベタな演出はしません。ユーモラスなシーンを続けたあと、突然静かな絵に切り替えて、ちょび安のじっと動かない、無言のうしろ姿を見せる。何を見せるかでなく、どう見せるかが問題なんですよね。
山中貞雄はモボだった! 山中貞雄日活作品集 DVD-BOX
きわめてモダーンな演出で、時代劇ドラマにありがちな古色蒼然と
した雰囲気は全くない。 こういう映画を作れてしまう山中貞雄は本当にすごい。 戦場に哀しく散ってしまったわけだが、もし生きて日本に帰って来て 映画監督に復職していたら、絶対「モボ監督」と呼ばれたはずだ。 内容面では人間描写・考察が浅い面も感じられる。 「河内山宗俊」では原節子の弟のあまりの不良ぶりに感情移入 こういうところは、それなりに年を重ねれば克服できたはずなの しかし、なぜ「人情紙風船」がBOXに入っていないのだあ? 今70歳の方が赤ちゃんだったときの映画です。 山中貞雄日活作品集 DVD-BOX
「丹下左膳余話 百万両の壺」「河内山宗俊」「人情紙風船」愛すべき作品ばかりです。「人情紙風船」はこのBOXには入っておりませんが。
「丹下左膳余話 百万両の壺」の素晴らしい構成、大河内伝次郎さんの道場破りのシーンの豪快さ(役者の基礎が違います)、物語の爽快さ、そして喜代三さんの三味線と地唄でも聞きながら極上のひとときを味わうのも粋な時間かと思います。 シナリオ本(これかなり貴重なもの)から始まってVHS,LDと購入してきた私からすると画像は最高です。あとは音に関しては音楽と役者の台詞のバランスが悪いので台詞が聞き取りにくいかもしれませんが、繰り返し繰り返しゆっくり観てください。そんな味わいのある作品たちです。(音が悪いというのはDVD製作の問題ではありません) たぶん、この時代のエンターテイメントの底の深さを認識されることと思います。ぜひ、この作品群は観てください。追記、「丹下左膳余話 百万両の壺」には秘密シーンがあり私は別々に二回観てしまいました。極上の映画達です。この3作品は素晴らしい酔い方の出来る極上の肴です。お酒でも飲みながら乾杯でもしましょう。原節子さんの美しさは申し上げるまでもございません。 せっかくのDVD化なのですから 山中貞雄日活作品集 DVD-BOX
発見された「百万両」の部分を収録したこと、劣悪だった「河内山」の音声をデジタルリマスタリングし、字幕を付けたことは素直に評価するが、フィルモグラフィがひど過ぎます。「大菩薩峠第一編甲源一刀流の巻」はコマ飛びが激しいなりに現存し、過去にビデオ化されていますし、「小判しぐれ」「海鳴り街道」は断片現存しているはずです。実際私はこの目で「海鳴り街道」の断片を観ました(大阪で)。制作者の方々に猛反省をして頂きたい。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 山中貞雄日活作品集 DVD-BOX 関連キーワード Creator : 山中貞雄 大河内傳次郎 喜代三 宗春太郎 澤村國太郎 河原崎長十郎 中村習右衛門 原節子 林不忘 関連商品 ビクトル・エリセ DVD-BOX 人情紙風船 レ・ヴァンピール-吸血ギャング団- BOX クリティカル・エディション 飾窓の女 街角 桃色の店
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 忠臣蔵 花の巻・雪の巻 関連キーワード Creator : 松本幸四郎(八代目) 加山雄三 三船敏郎 原節子 森繁久彌 稲垣浩 司葉子
エディターレビュー 小津安二郎監督が、戦前より交流の深かった里見弴の原作を基に描いた晩年の傑作のひとつ。夫を失った未亡人(原節子)に、周囲の友人たちはしきりと再婚を勧めるが、娘(司葉子)はそれが本当になったらと気が気ではなく、母に対して反抗的な態度をとるようになってしまう…。 今まで小津作品の中では嫁ぐ娘役が多かった原節子が、ここでは母親役。しかし、それでも周囲は嫁がせようとするのだから面白い。しかし実際に嫁ぐのは、やはり娘。その結婚の前、母娘が旅行する夜の宿のシーンは本作の白眉だが、同傾向作の先駆的存在でもある『晩春』の父娘の姿と比較してみるとまた面白い。キネマ旬報ベスト・テン第5位。全体的に、秋のように人生の枯れた優しい味わいがほのかに漂っているが、小津監督は前作『浮草』完成後から喉に不調をきたしており、撮影中もずっと苦しみをこらえていたのだという。(的田也寸志) クチコミオススメ平均: ![]() コミカルにそしてシリアスに 秋日和
比較的新しい小津監督作品。(昭和35年)
親と子、家族そして社会の中での個人と言うものがそれほど変わっていないように思うのは自分だけだろうか。 あるいはこの映画の心理描写はすでに過去だと、古き良き時代だと言ってしまってよいのだろうか? 小津監督がコミカルにそして人間の内面を赤裸々に映し出していると思う。 今や大女優の岩下志麻さんが端役で出ているそうだが、僕には見つける事が出来なかった。 すばらしい映像と音楽 原節子の貴重な姿 秋日和
明るく爽やかな小津映画。今や貴重な映像と言うほか無い。原節子、三宅邦子、沢村貞子らの品位のある言葉遣いの美しさ。映画全体に見られる、人に対する敬意。岡田茉利子のはつらつとした明るさ、ユーモア。司葉子の好演も光る。昨年亡くなられた渡辺文雄さんの姿も。
晩春の母娘版 秋日和
お転婆な岡田茉莉子が魅力的だった。原節子も物静かな母親役をよく演じていた。
内容はというと、「こんなに母親思いの娘っているの?」って感じた。あと、佐分利信・北竜二・中村伸郎のエロ親父コンビはどうしょうもない。 あんな親父にはなりたくない。
エディターレビュー 1黒澤明、戦後初の単独監督作品。満州事変以後、軍国主義をひた走る日本では思想統一政策がなされ、自由主義思想や左翼思想のもち主は弾圧されていった。そんななか、京都の八木原教授(大河内傳次郎)の娘・幸江(原節子)は左翼運動家の野毛と結婚するが、やがて野毛はスパイとして逮捕され、獄死してしまう…。 戦前の自由主義者・瀧川教授をめぐる「京大事件」にヒントを得て製作された、戦後大流行した民主主義推進映画の1本だが、黒澤はむしろ若者たちの愛の悲劇に焦点を当て、そのロマンティシズムの中から、決して体制に屈しない者の強さを巧まずして描出している。黒澤自身、戦時中は国内情報局のさまざまな検閲の理不尽さに憤り続けてきた者のひとりであった。(的田也寸志) クチコミオススメ平均: ![]() 悲劇の中にある真実 わが青春に悔なし
お嬢様の主人公が夫の犯罪によって、世の中から疎外されていくお話。しかし夫の犯罪は「今の時代の人は理解できなくとも、10年後皆僕を英雄と言うだろ」と自分の信念をつき通す夫に、後ろめたさを感じず強く生きてく。女って強いなあ
クチコミオススメ平均: ![]() 半世紀前の日本人と日本 東京物語
この映画を観る前の認識は、
「小津安二郎の最高傑作で、世界の歴代映画ベスト100をやると必ず入る映画」 でした。 パンアップの切り替えを多用とか、コンテを切ったとか、50mmのレンズだけを使ったとか、キャメラを低い位置で固定とか、そういう技術的な話は置いておきます。 まず、半世紀前の日本人と日本を観ることが出来ます。(それに、大好きな尾道が舞台。) 戦後8年目(1953年)に公開された映画ですが、もうこの時点で核家族化による大家族の崩壊が描かれています。 熱海で相模湾を眺めている老夫婦のショットの物悲しさ。 あの黄昏っぷりは、本当に心苦しくなる。 笠智衆が 「あんたが一番わしらによくしてくれた。ありがとう。」 と言って、原節子が泣くところでは、涙が出てきました。 今半世紀以上経って、この映画を観て理解できない日本人は、かなり多くいると思います。 この映画を日本人が観る時は、ヴェンダースの「東京画」と併せて観なくてはいけない。 親の心子知らず 東京物語
海外での評価も高い小津安二郎の代表作『東京物語』をNHK・BSで再見した。いわゆるホームドラマのパターンを形作ったといわれるローアングルと、独特の空気感を産み出す切り返しショットは、小津作品と一目でわかるオリジナリティ。尾道の老親(笠智衆、東山千栄子)が東京に住んでいる子供たちの家を訪ね歩くといった一見平凡な風景の中に、核家族化に伴う親子関係の分断という現代にも通じるえぐいテーマが何気なく据えられている。
町医者(山村聡)の長男宅に泊まっても孫には避けられるし、長女(杉村春子)が営む美容室ではあからさまに邪魔者扱いされ、行きたくもない熱海へ追い出されてしまう。唯一2人に親切に接するのが、死んだ次男の嫁(原節子)という血のつながっていないあかの他人である。その原節子演じる紀子の存在によって、文句を一切口にしない老親に対する「親の心子知らず」な子供たちの冷たさがいっそう強調される演出は見事である。 映画は、とみ(東山千栄子)の急死という形で非常に後味の悪いエンディングを迎える。母の危篤で尾道の実家に久しぶりに集まった子供たちであるが、ここでもまた親の死よりも自分たちの仕事や家庭を優先させる血も涙もない姿が描かれる。近年『歩いても歩いても』や『トウキョウソナタ』など崩壊する家族関係をテーマにした作品を数多く目にするが、昭和28年(55年前)にその兆候をすでにかぎつけて映画化していた小津の慧眼には恐れ入る。 「孝行をしたい時には親はなし、さればとて墓に着物は着せられぬ」 これぞマスターピース 東京物語
昔の映画はスローだ。 でも、この映画は退屈しなかったと言うより むしろ、最初の風景からすぐ引きずり込まれる。 おずさんの風景の描写の美しさ、音楽の効果、原さんの天使の様な美が魅力的なのは言うまでもないが、私たちが忘れている心を思い出させてくれるのがこの映画だ。 地方の方言、そして昔の標準語これだけ美しかったかと思い知らされる。 人の死を前にしての切なさを温かく描いてある。 見ると海外で絶賛されている理由がわかる。 この映画を見て感じる感情は万国共通だという事。 そして、登場してくる俳優さん、全員がすごくいい。 この値段で損はない。 購入をお奨めします。
日本映画の至宝をこの廉価で入手できる幸せ 東京物語
日本映画の誇る、世界の映画史に輝く大傑作。親子の関係、老夫婦の情愛と淡々と現実を受け入れる姿、まだ陰を落とす戦争の影響、地方から人を吸収する大都市での庶民の生活等、今も変らぬ人間関係の真実を見据える視点が本作を小津映画でも別格のものにしている。名場面だらけで一瞬たりとも目を離せないが、眠れぬ熱海の夜を過ごした夫婦が海岸の防波堤に佇んで朝日の中でお互いをいたわる場面、そして原節子演じる義理の娘・紀子(娘が生まれたらこの名前にしようと決めていたのですが、、)が感情を爆発させ泣きくずれる場面は邦画史上不滅と言っていいでしょう。ロウ・アングルでの撮影等の技術面は既に語り尽くされているので私が付け加えることは特にありませんが、主要場面の合間に煙突、看板等を何気なく映す小津節のリズムが何とも心地よい。映画が呼吸している。
1953年公開の映画は「ローマの休日」等傑作が多いが、著作権満了を目前にして映画の著作権を延ばそうとした政府が歴史的な立法ミスをし、そのために著作権が満了してしまった。本作をこの価格で入手できるのはその事情が大きく影響しているのだろう。複雑な気持ちだが、価格破壊は歓迎だ。松竹が出していたDVDを観たことがないのでそれとの比較はできないが、画質は昔銀座並木座等のスクリーンで観たものより遥かに良い。音もドルビー・デジタルだ。「晩春」よりもS/N比は良い。よって廉価版だからと敬遠する必要はないだろう。ただし、パッケージの中にはディスクが1枚入っているだけで、裏カバーに印刷されている数行の文章がこの映画に関する解説の全て。しかし、この映画についてはいくらでも本やネットで評や参考情報を入手できるから、不便さはないでしょう。この不朽の名画をじっくり味わって下さい。 テーマは普遍的で 東京物語
戦後直ぐに撮られた映画であるが、親子の絆という普遍的なテーマを扱っている為に、ストーリー自体はいささかも古さを感じさせない映画だ。広島の尾道から子供たちの顔を見ようと当時としては一世一代の大旅行の果てにたどり着いた東京で子供達に受けた扱いは、決して歓迎されたものではなく、実の子供以上に長男の嫁や長女の婿など義理の子供が逆に気を使っている有様。その伏線の後に次男の嫁の未亡人の原節子が実の子供に代わって甲斐甲斐しく世話を焼く。厳しい現実と向き合いまじめに生きている長男と長女を単純に非難することは出来ないが、その対比の構造が最後まで貫かれているが、救いは笠智衆が同郷出身の東野栄二郎と飲みながら語る「欲を言ったら限がない。我々は幸せな方だ」と自分にも言い聞かせる様な台詞はなかなか説得力のある印象に残るシーンだった。
クチコミオススメ平均: ![]() 理屈をこねず、原節子の輝きを味わいましょう 晩春
仲の良い父と年頃の娘が迎える縁談話を扱ったストーリー。ジェンダー批評の視点を取らずとも、ヒロインがあまりに父親思いの清楚な娘であるところが、限りなく男目線の映画ではある。(ただし、父離れできない娘に対する父親の優しさが、そのような薄っぺらな批評をかなりの割合で帳消しにしてくれるのが救い。)
そして、この脚本を支えるべくその魅力が全面的にフィーチャーされている原節子は、モノクロ映画ながら輝くばかりに美しい。和装&洋装のギャップ、酒の相伴シーンでのオヤジ殺し、海辺の自転車デートでの爽やかな色気、等など、彼女の魅力に完全にオンブした構成になっている。が、それで良い(笑)。 なお、父娘の感情の機微を過剰に読み取ろうとしたポストモダン批評の象徴的事例として、終盤の京都旅行のシーンで現れる「壷のシルエット」を巡った論争がある。(詳細は日本版wikiを参照。)色いろな解釈が述べられてきたシーンだが、そこに精神的な性的関係を読み取ろうとする解釈も結構行われている。が、やはり普通に余情を盛り上げる1風景カットとしてみるのが自然だと思う。 80年代のポストモダン映画批評が無いと小津シネマの再発見など無かったことは確かだが、どうも偏愛の果てに妙ちきりんな議論にこの映画は晒されている気がする。大根スレスレな老け芝居を見せる笠智衆演じる父親のように、素直に原節子の魅力を愛でながらストーリーのやるせなさを味わえれば、それで十分良いと思うのだけど。。 星が1つ足りない理由は、僕が考える小津シネマの魅力は、ほのぼのしたヒューマニズムと冷徹な社会派リアリズムのバランスにあるのだが、この作品では後者の要素が無い。だから興業的に成功したということもあるのでしょうが、この点が個人的に減点対象でした。が、しみじみした良い映画だと思います。 最高に輝いている原節子に接することのできる、お得な作品 晩春
小津安二郎の最高傑作といえば東京物語を挙げる人が多いでしょう。私も異論はありませんが、小津安二郎が原節子を起用した作品で一番好きなのはどれかと問われれば私は本作を選びます。父から離れたくないと心情を吐露する娘に、父が幸せは夫となる人とこれから作っていくのだ、それが歴史の順序だと諭す場面がハイライトとなる、縁談を巡る父と娘の物語。様々な本等で解説されているので私のやぼなレビューは短く切り上げますが、最初1/3ほどの原節子の笑顔がほとんど途切れない場面の連続に惹かれます。それと戦後すぐの人の少ない鎌倉の風景(特にサイクリングの場面最高!)等、高度成長期に突入して変貌をとげる前の古きよき日本の描写が魅力的です。
それにしても、この名画のDVDをこの低価格で入手できるとは! 著作権が切れた影響が大きいのでしょう。松竹が出していたDVDを観たことはありませんが、本作の画質は悪くありません(少なくとも昔に銀座並木座等で繰り返し観た画面より遥かにきれい)。音質はさすがに昔の映画故S/N比の点で仕方ない面もありますが、一応ドルビー・デジタルです。パッケージを開けるとディスクが1枚入っているだけの素っ気なさですが、お得な1枚であることは間違いないでしょう。 すべての映画ファン必見 晩春
小津作品の系譜には、この「晩春」以前と「晩春」以後がある、と言っても過言ではない、昭和24年製作の金字塔。そしてこれ以降の小津作品の多くに「変奏曲」として奏でられるさまざまなパターンを確立する。
そのパターンとは、 1.鎌倉または東京山の手の「中の上」の人々が主人公になり、生活苦にあえぐ人々は主人公に はならなくなる。 2.適齢期を迎えても嫁に行かない娘をかかえる家族の悩みが重要なモチーフとなる。 3.東宝から原節子が初めて招かれ、以後小津組常連となる。 4.笠智衆の「上品なフケ役」が確立する。 5.文学座のエース杉村春子が初登場して円熟の演技をみせ、以後新劇系の芸達者たちが次々と 登場する(中村伸郎、東山千栄子、東野英治郎etc)。 6.それと同時にそれまで小津組の常連だった、吉川満子、飯田蝶子、坂本武といったひとたちは出演しなくなる。 といったところです。ちなみに小津監督が原節子を見初めたのが、山中貞雄の「河内山宗俊」(昭和11年)だそうですから、出演にこぎつけるまで戦争をはさんで10年余り。この作品での彼女の輝くばかりの美しさを見れば、待った甲斐はあるというものです。
クチコミオススメ平均: ![]() 淡々としたホームドラマ 麦秋
小津の映画の中で 個人的に一番好きなのが本作だ。
婚期を逃しかけていた娘(原節子)が結婚し、秋田に引っ越すことを機に 大家族が離散し核家族に分かれていく様を いつもの通り 淡々と描いている。原節子の結婚相手は 子連れの男やもめであるというような 若干の「事件性」は有るものの 基本的には ごくありふれた家族ドラマだ。 そんなドラマなのだが 何べん見ても飽きない。 原節子が結婚を決意した際に 姑になる 杉村春子が「あんぱん食べる?」という名高いシーン、 一家離散が決まった後に行う家族の集合写真撮影の場面、 原節子が友人の淡島千景と結婚を決意した気持ちを伝える場面、 ありふれていながら妙に心に残る場面が忘れがたい。中でも 僕は最後に 麦畑の中を歩いていく婚礼の行列の美しさには 毎回惚れ惚れとしてしまう。 こういうホームドラマを 果たして今の僕らは作ることが出来るのだろうかと思ってしまう。そう おそらくとても難しいのだ。 隠れたムフフ映画… 麦秋
セーター姿の原節子の乳首のポチポチが妙に気になります。隠れたムフフ映画ですね。別の意味で男性ファンを引きつける小津作品です。
極め付きの叙情!! 麦秋
「晩春」、「東京物語」と並び称せられる小津の代表作。「晩春」の続編のようでいて、味わいは大いに異なる。すなわち原節子が嫁に行くことにより、一家が期せずして崩壊してゆくことを、ある種の諦念というより無常観をもってきわめて叙情的に描いている。そして小津作品における原節子の「嫁に行きそびれている」娘役はこれで終わり。
配役もひねりあり。笠智衆は原節子の兄の役で、その嫁に三宅邦子、父親役はなんと溝口組の常連の菅井一郎、母親に東山千栄子、原節子と最後に結婚するバツイチの医者に二本柳寛、その母に杉村春子、奈良から来る原のおじいさんに「七人の侍」の村長の高堂国典(好演です)。 心に残る名場面は、原がとなりの杉村を訪ねたときに、息子の二本柳が留守でいないのに、彼と結婚すると突然決意表明するところか。そのときの杉村の喜びをあらわす演技は素晴らしいし、最後に原に 「ねえ、あなたあんパン食べる?」 と尋ねるのがおかしくて絶妙です。これも今では絶対に作れない映画。必見。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 舞踊の始原―古代インドの形象 関連キーワード Creator : 石黒 節子 関連商品 これだけは知っておきたい 世界の民族舞踊 (Performing Arts Books) バガヴァッド・ギーター (岩波文庫) アーユルヴェーダ&マルマ療法―ヨーガ治療のエネルギー・ポイント
クチコミオススメ平均: ![]() 穏やかな人柄は見た美しさそのままの女優さんですね。 原節子―伝説の女優 (平凡社ライブラリー)
1961年公開作品(小早川家の秋)を最後に40代前半で芸能界を完全引退をした日本の聖女とまでいわれた伝説的女優、原節子のインタビュー記事も掲載されており、彼女の穏やかな人柄が垣間見える良作です、長い女優人生で出演をしたカラー作品は(秋日和)と上記の2作品のみ、寂しいですね、筆者は中年期になり、きつい顔立ちが目立ち始めると厳しい評価をしていますが、決してそんな事はなく、最後の2作品の彼女はまだまだ、とても美しいです、特に私は小津監督作品での彼女が一番、好きです、新しい俳優陣に道を譲るべし、という風潮の中、いち早く、芸能界を完全引退をした彼女の潔さはファンとしては残念ですが、素晴らしいと思いました、読み応えのある1冊、お勧めです。
読み手があり、充実しています。 原節子―伝説の女優 (平凡社ライブラリー)
小津映画、原節子のファンなので5年ほど前に買いましたが、いまも本棚にあり背表紙を目にするたびにその教養とその影に隠れた出来事を思い出します。映画の中でしか観ることのできない女優さんなので、その人柄と役柄が重なりますが、やはりその影にはいろいろな出来事があり、生身の人間としてチャレンジもあれば幸運もあり、また悲運もあったのだということを知りました。同時代のほかの女優さんや、小津映画のことなども書いてあり、邦画ファンとしてはとても楽しめます。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 原節子―伝説の女優 (平凡社ライブラリー) 関連キーワード Creator : 千葉 伸夫 関連商品 原節子「永遠の処女」伝説 青い山脈 小津安二郎 新発見 (講談社プラスアルファ文庫) 安城家の舞踏會 小津安二郎先生の思い出 (朝日文庫 り 2-2) (朝日文庫)
クチコミオススメ平均: ![]() 面白かった 紅迷宮 (祥伝社文庫)
この本を読んだのは、2回目だが、結構知らない作家の作品も多く、それぞれの個性があって、楽しむ事が出来た。今後も読みたい作家は特にいなかったが、また機会があったらミステリー以外の作品などを読むのも面白そうだ。
女性作家ならではの珠玉の短編集 紅迷宮 (祥伝社文庫)
私が大好きな「迷宮」シリーズ。
ここでも、女性ならではの感性が発揮されています。 とくに、個人的に大好きな「唯川恵」さんの作品がお気に入りです♪ 女心を知りたい方や唯川恵さんファンにははずせない一品 有名女流作家の小説が一度に読める 紅迷宮 (祥伝社文庫)
一度に10名の作家のミステリー小説が読める良い本でした。恐い話も多いけど、本当に読み応えのある話ばかりでした。
最後に各話と作家についての解説が付いてます。もっと作品を読みたいと思わせる作家を探すのにも良いと思います。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 紅迷宮 (祥伝社文庫) 関連キーワード Creator : 唯川 恵 柴田 よしき 五條 瑛 光原 百合 桐生 典子 篠田 節子 森 真沙子 小沢 真理子 永井 するみ 小池 真理子 結城 信孝 関連商品 翠迷宮 (祥伝社文庫) 紫迷宮―女流作家ミステリー・アンソロジー (祥伝社文庫) 蒼迷宮 (祥伝社文庫―ミステリー・アンソロジー) 緋迷宮 (祥伝社文庫) 七つの危険な真実 (新潮文庫) |
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