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吉永さん家のガーゴイル14 (ファミ通文庫)
田口 仙年堂
日向 悠ニ
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ガーゴイル最強の敵、復活 吉永さん家のガーゴイル14 (ファミ通文庫)
ガーゴイルの誕生会で御色町の人たちからたくさんのプレゼントを貰い、置き場所やその他のためにガーゴイルの部屋を作ることに決めた吉永家。双葉が美森、梨々と一緒に材料を買いに行ったり、百式がガラスを持ってきたりと、例によって賑やかな中、ガーゴイルと百式への復讐を企む男レイジが大胆にも吉永家にやって来ます。
7巻での敗北から「ガーゴイルおるたなてぃぶ」を経て、以前の小悪党ぶりから一転、敵地で平然とお茶を飲み、手土産まで持ってくる余裕綽々の態度。堂々とガーゴイルと百式への宣戦布告をした上で、更にはガーゴイルと百式のみならず、ケルプ、デュラハン、オシリスまで加わっても取り押さえることが出来ず悠々と逃げ去る実力まで身につけています。
相手がどんな手に出てくるか分からず神経を張り詰めるガーゴイルたちですが、当のレイジは彼らをあざ笑うかのように堂々と御色町内のホテルに宿を取り、何気に商店街を利用してすっかり顔馴染みになっているのですから、下手に力を誇示する敵より遙かに恐ろしいと言えましょう。
そしていざ攻撃にかかれば、ガーゴイルの存在意義にして唯一の弱点とも言える『御色町とそこに住む人々を守る』という使命を的確に突き崩し、更には幻術まで利用してガーゴイルが暴走しているように町の人たちに見せかけ信頼を落とすというエグい手段を容赦なく使ってくるのですから、あらゆる意味でガーゴイルたちにとって最悪の敵と言えましょう。
次巻が最終巻とのことですが、ガーゴイルたちがどうやってレイジに勝つのか、と言うかそもそも勝てるのか、ガーゴイルは失った信頼を取り戻せるのか、それを考えると不安でなりません。
非常にシリアスです。 吉永さん家のガーゴイル14 (ファミ通文庫)
タイトルの通り、内容はほぼ全て重いです。あらかじめ、コメディは少なめと考えた方がよろしいかと。ですが、やはりガーゴイルシリーズ。雰囲気が変わっても面白さは変わりません。学校での休み時間では足らず授業中にも読む始末…。
ちなみに、この巻と次巻で完結なので非常に続きが楽しみです。