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収録曲
Disc1 1.この日うまれましぬ(第89番) 2.ねむるみ子は(第119番) 3.ゆりかごに風吹き(第213番) 4.ノエル・ノエル(第116番) 5.ひいらぎかざろう(第129番) 6.ひいらぎとつたは(第217番) 7.あら野のはてに(第243番) 8.たえなるみうたの(第50番) 9.コラール前奏曲BWV659(バッハ) 10.いまこそ来ませ(第96番) 11.きたりたまえ,われらの主よ(第112番) 12.牧人ひつじを(第242番) 13.世のひと忘するな(第128番) 14.世の成らぬさきに(第87番)
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 讃美歌集第二編 第5集 クリスマス名曲選2〜この日主うまれましぬ 関連キーワード Creator : 讃美歌 KAY合唱団 杉並児童合唱団 高橋修一 聖セシリア合唱団 関戸順一神父 明治学院大学グリークラブ 賀川純基 奥田耕天 萩原英彦 吉田實 関連商品 讃美歌集第二編 第4集 クリスマス名曲選1〜さやかに星はきらめき
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 南の虹のルーシー(8) [VHS] 関連キーワード Creator : 松島みのり 吉田理保子 谷育子 堀勝之祐 フィリス・ピディングトン 坂田晃一 関修一 宮崎晃
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 南の虹のルーシー(10) [VHS] 関連キーワード Creator : 松島みのり 吉田理保子 谷育子 堀勝之祐 フィリス・ピディングトン 坂田晃一 関修一 宮崎晃
エディターレビュー 地味で平凡な自分に対し、コンプレックスを感じているサユリ。そんな彼女は生まれ育った長崎をポルトガルのリスボンに見立てたり、勝手に知っている人を自分にとっての王子様に見立てたり、妄想しまくりの日々。そんな彼女が大学時代の憧れの先輩・聡史と再会。そこでサユリは彼のために必死になって綺麗になろうと努力を始めるのだが…。 女性をターゲットとした映画で“ヒロインの変身”は『マイ・フェア・レディ』を筆頭にくり返し扱われてきたテーマ。本作でも気持ちいいくらいに中谷美紀が少女マンガ好きなおたく少女から、魅惑的な女性へと変貌する。惜しむらくは、この手の話は現実と非現実のバランスが大切なのだが、現実的であらねばならないシーンで「こんなことありえない」的な展開(構図などをちょっと変えたり、役者の芝居を抑え目にすることで実際はかなり異なるはず)が見えてしまうこと。そういう部分がキッチリと演出されていれば、文句ない恋愛ドラマとして完成したはず。せっかく現実に逃避せず、現実をキチンと見極める素晴らしさが丁寧に描かれた脚本だっただけにちょっともったいない。(横森 文) クチコミオススメ平均: ![]() 結末は想像できるけど 7月24日通りのクリスマス [DVD]
結末は容易に想像できましたが、見終わった後なんともいいほのぼのとした気持ちでした。
大沢たかおの感情をもう少し掘り下げてほしかった気もしますが、また何度か観たい映画だと思いました。さゆりの父の店や本屋のインテリアもとても素敵でした。 ちょっと突飛だけど、面白いラブコメディ 7月24日通りのクリスマス [DVD]
日本のラブコメディというのは、演じる側も観る側も何か気恥ずかしいものだ。だからラブストーリーは山ほどあるが、ラブコメは意外なほど少ない(TVドラマではたくさんあるけど)。ハリウッドでいうとメグ・ライアンやジュリア・ロバーツ、リース・ウィザースプーンあたりの十八番だが、日本ではそれに合致する女優が少ないのも要因だろう。でも今回の中谷美紀は良かった。演技が上手いので何をやってもサマになるのだが、ファッションモデル顔負けの美貌を隠してモテない女性を演じても、それはそう見えるのが凄い。同じことは上野樹里にもいえたけど。大沢たかおと長崎は「解夏」の悲しいイメージが強かったが、今回はコメディの中でひとりだけカッコいい演技で笑わせてくれる。いつもヌケている佐藤隆太や、YOUから「数珠」といわれた(映画参照)小日向文世も最高だ。また野波麻帆や平岡佑太といった本来主演級の俳優たちが1〜2ショットだけ出ているのもお見逃しなく。気軽に観るのにオススメです。
秀作。流石は中谷美紀です。 7月24日通りのクリスマス [DVD]
憧れの先輩と再会した、自信のない女の子の葛藤を描きます。
ストーリーの軸は本当にありきたりなのですが、ややオーバー気味の、芝居風の演出で役者達が好演を見せています。 中谷美紀は「嫌われ松子〜」を思わせる見事な動き。こちらの方が、ストーリーが軽いため、かなり観易いです。但し、あくまで、ミュージカル風にはなっておらず、コミカルな演出のみです。 夢が溢れ、現実と空想をミックスした世界観は好き嫌いが出るかもしれませんが、とても素敵です。また、そのため、必要以上に重くなっていない点も好感が持てます。 軽快なテンポで贈る、佳作です。 ハッピーエンドは、主人公の努力の賜物なのか? 7月24日通りのクリスマス [DVD]
大雑把に言えば、「パっとしない、モテない女性が、きれいになる努力をして、恋を成就させる」というストーリーなのだが、話を見ていく限り、サユリ(中谷美紀)が努力をしようがすまいが、結局のところ奥田(大沢たかお)は最初からサユリに好意があったんじゃないかという気がする。このくらいの努力で恋が実るなら苦労はしませんよね。
作品中でYOUが「宝くじ当たるかな、買ってないけど。花咲くかな、種まいてないけど。」というようなセリフを語りますが、宝くじはともかく、花を咲かそうと思ったら種をまくだけではダメで、水をやり、肥料をやりしないといけないし、それでも突然の台風で倒されることもあるかもしれない、というくらいの気持ちでいないと、現実世界はやってられません。 なんだかねえ・・・ 7月24日通りのクリスマス [DVD]
長崎が舞台ということでなんとなく気になって見て見た。
佐藤隆太、いい味出してるねえ〜。 謎のポルトガル人親子、何者だろうねえ〜?。 劇団ひとり、キモイねえ〜。 しかし何で誰一人として長崎弁しゃべんないんだろうねえ〜?。 ヒロイン長崎生まれの長崎育ちなのに、もろ標準語だもんねえ〜。 これじゃいまいち長崎って感じがしないねえ〜。 なんだかねえ〜。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 7月24日通りのクリスマス [DVD] 関連キーワード Creator : 村上正典 大沢たかお 中谷美紀 佐藤隆太 上野樹里 阿部力 劇団ひとり 川原亜矢子 吉田修一 金子ありさ 関連商品 7月24日通りのクリスマス ~リスボンからのプレゼント~ [DVD] 陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション [DVD] 大沢たかお―新世紀のスピリチュアル・アクターズシリーズ (キネ旬ムック―アクターズ・ファイル) 地下鉄(メトロ)に乗って THXプレミアム・エディション [DVD] 幸福のスイッチ [DVD]
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 戦争童話 キクちゃんとオオカミ [DVD] 関連キーワード Creator : 川澄綾子 島本須美 吉田小南美 関修一 野坂昭如 やすみ哲夫
クチコミオススメ平均: ![]() 陽炎を見つめる心地よさ、そして・・・あまりに切ない。 春、バーニーズで [DVD]
西島秀俊なんぞ、洋画ばかり見て邦画(ドラマ)を見ないワシは知らなかったぞ。メチャ演技上手いやないかい!監督及び脚本も秀逸。セリフでの感情表現を極力抑え、さりげないない会話や、表情だけでここまで表現させた俳優、監督に拍手を贈りたいわい。音楽も危うい主人公の心の内を漂わせる感じで見事。この映画(ドラマ)の主人公の気持ちをわからない(理解)できない奴がたくさんいると思うが、もう一度人生やり直したほうがいいぞ。ちなみにワシは寺島しのぶもファンである。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 春、バーニーズで [DVD] 関連キーワード Creator : 市川準 西島秀俊 寺島しのぶ 栗山千明 田口トモロヲ 倍賞美津子 吉田修一 関連商品 西島秀俊―新世紀のスピリチュアル・アクターズシリーズ (キネ旬ムック―アクターズ・ファイル) 帰郷 特別篇 [DVD] 真木栗ノ穴 [DVD] LOVE ASIA 花びらの舞う海へ [DVD] トニー滝谷 プレミアム・エディション [DVD]
クチコミオススメ平均: ![]() おもしろい…とおもう パレード (幻冬舎文庫)
深層心理、というか…、人間というものを透かして見たような物語です。
登場人物はどれもそこまで深い描写をされているわけではないけれど なんとなくの雰囲気でしょうか?なぜか現実味があるのが面白い。 文字面は非常にステレオタイプなのですが、なんかわかる。 空気感のみで表現されているというか…。 でもこれを理解できるのは世代によるかもしれません。 ある程度現代っ子(笑)でないと感じないかも。 非常に映像的です。空間と時間を切り取る描写、でしょうか。 物語は最後に別視点が登場することで大きく転換するわけですが、 この作品の(というかこの作者の、でしょうか)の私が好きなところは それでも、それまでの視点を否定しないところです。 なんというか、それはそれ、これはこれ。みたいな。 物事は何でも、別の視点から見れば別なものに見えるのは当然のこと。 どちらかが正しいとかではなく。 これで別視点だけがホンモノだとか言うとただのニヒリストですが そうではないところがとても好感が持てました。 吉田さんのほかの作品も、全体的に同じ姿勢な気がします。 これでもっと成長されたら、すごい作家さんになりそうです。 描写とか、表現とか。 楽しみ。 上辺の付き合いの落とし穴 パレード (幻冬舎文庫)
都内の2LDKのマンションで共に生活をする4人の男女達の物語。
それぞれの人物が順番にモノローグで語る自分自身のこと、 各々の目から見た他の登場人物のこと、そして一見平凡な共同生活のこと。 読み進むにつれてその空間にどんどん引きずられていき、 気付けば自分もそこの住人になっていた、という感覚でラストを迎えてしまった。 その暮らしを「インターネットでチャットをしているようなもの」と言う者もいれば、 「ここで暮らしている私は、間違いなく私が創り出した『この部屋用の私』である」と言う者もいる。 家庭用の自分、職場用の自分、友達用の自分、 誰でも「その場」に適応する自分を自ら創り出して演じているのかもしれない・・・ 偽っているわけではないけれど、しかし「ここではこの自分でいるのが最も適している」 と思うことは確かにあるし、ものすごく納得できる。 そしてこの話は、そのような生活の中にある「落とし穴」という表現が最もしっくりくるな、と最後に思った。 「こわい小説だ。」(川上弘美の解説より) パレード (幻冬舎文庫)
様々な事情から独りでは生活していくことができないため本当の自分を隠しながら「この部屋用の私」(130頁)として共同生活に入り、自己を抑制しつつ他の同居人に一応上辺だけは合わせて、しかしそれはそれで何となく充実的に生きてきた4人の人生の実相が、トリック・スターの登場で、暴露されるというストーリー。読み始めてすぐ何か背筋に寒いものが走りつつも、途切れのない緊張感をもって一気に読まされ、最終章でガツンと頭をぶん殴られたかのような刺激作。多くの現代人が多分抱え込んでいる筈のボッカリとした「虚無の世界」の存在を赤裸々に感得させる作品である。(タッチとしては、昔読んだJeffrey Eugenidesの『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』を思わせた。)
結局、相馬未来はハワイへ、杉本良介と大垣内琴美は故郷へ、それぞれ散って行くのであろう。(にしても、良介が持っていた五本目の鍵(275頁)は、どこを開けるためのものだったのか。) カバーに記された粗筋に目を通さず、先入観なく虚心にそのこわさを味わってほしい。(但し、正直いって伊原直輝の人物描写から得られるその人物像と作中行為の必然性(連関性)は今一つよく分からないところがある。) ある意味では、「ホラー」 パレード (幻冬舎文庫)
まあ、それなりにいろいろ事情があって、同居することになった5人の若者の、
本音と建前 重たくもあり軽くもあり、 大変でもあり、何てことないようでもあり、 第15回山本周五郎賞受賞作なんですが、 ある意味では、「ホラー」のような気もしましたよ。 読んで損はないと思います。 そう来たか・・・ パレード (幻冬舎文庫)
読み終わって、思ったのは。「はぁ、なんだ。そっちで落としたか。」ということ。
意外といえば確かに意外だけど、唐突といえば唐突。 川上弘美が解説でいうほど「怖い」とはおもわない。どちらかというと 「そう来ましたか・・」 カタストロフィをもっともっと心理的なところに持って行くことも出来たのでは ないかなぁ。そっちのほうが多分怖い。というか、結局また血に逃げたな。 という気がした。 そのこと(読まないとわからない)が明らかにされた後の同居人たちの行動に 関しては、家の中で起きたことに関しては敏感な彼らは、それを離れたところで 起きたことに関しては、踏み込んでこない。その線を越えることはない。という ことを考えれば、納得がいく。 とはいえ、部屋を共有する彼らの付き合い方は決して上辺だけではないとおもう。 ただ、芯に踏み込まないだけ。 芯に踏み込まないというと、上辺だけというのとは絶対ちがう。 本人にも分からないその「芯」には、それゆえ本人ですら踏み込めないのだ。 人間は、ある場所にいればある役割・機能を果す。それは演じているのでは なくて、それは生きているということだとおもう。 会社の自分、恋人との自分、一人の自分、家族の中の自分。 全部ちがう自分。でも全てが自分なのだ。 自分の知っている自分。他人の知っている自分。それはちがう自分。 でもどちらも自分なのだ。この相対化された世界に中心なんてない。主人公も 脇役もいない。みんな、ただその役割・機能を果しているだけ。 そんな世界では、自分らしさも絶対的なものではなく、ある役割・機能の中に 存在する相対的なもの。そして、その役割・機能は「場」が代われば 自分らしさも変化する。変化することに自分の意思は必要ない。必要なのは受容。 そういう文脈で読むと、我々読者の知っている彼らは、吉田修一の知っている彼らと もちがうし、彼ら自身の知っている彼らともちがうんだ。 吉田修一がいくら登場人物の言葉を借りて繰り返していたのは、そういうことの ような気がする。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト パレード (幻冬舎文庫) 関連キーワード Creator : 吉田 修一 関連商品 最後の息子 (文春文庫) 東京湾景 (新潮文庫) パーク・ライフ (文春文庫) 熱帯魚 (文春文庫) 日曜日たち (講談社文庫)
クチコミオススメ平均: ![]() 結局誰が悪人か 悪人
切ないですねー。事件の真相が明らかになるに連れて
主人公は悪人とは程遠い人物に思えてなりません。 例のあの人が真の悪人に他ならないのに・・・。 終始博多弁で話す主人公は お年寄り思いで朴訥としていて とても憎むべき悪人ではないので 結末はとってもやりきれないです。 小説とはいえ最後は心が痛くなりました。 かなり厚い本ですがなんなく読めました。 そもそも、悪人とはなんぞや 悪人
本の厚さは読むうちに忘れた。
見知った地名、見知った景色。そして、人々の姿は等身大。 女が男に殺された。よくある事件のひとつとして小さく報道されて終わりになるかもしれない。 男女それぞれの家庭や職場の生活、周囲の人々を描くことで、小さな事件の当事者にとっての大きさを思い知らされる。 これが新聞に掲載されていたのか。読み終えて、その意義を考えさせられた。 法で裁く悪は、法で規定されているものに過ぎない。その意味では悪人とは犯罪者であるが、心情を踏まえた上で語られる悪を規定するのは倫理である。 裁判官制度が導入された今、もしもこの事件を裁く側に回るとしたら。自分の基準を問われている気がした。 誰が悪人で誰が悪人じゃないか 悪人
久々に真ん中ストレートに刺さった本。
まだまだ進化する作家さんだと期待してるけど、現時点では 最高傑作だと思う。 被害者の父と、加害者の祖母(母代わり)、立場は真逆なのに 2人の辛さや悲しみがリンクしていました。 描写が秀逸で、登場人物や舞台となった地方都市が自分の中で リアルに浮かび上がってくる。 追い詰められ、切羽詰った2人の逃避行はせつな過ぎて痛い。 わたしにとって特別な映画「モンスター」と通じるものがあります。 両作品とも、誰が「モンスター」で「悪人」なのか分からない、 もしかしたら誰もが「モンスター」であり「悪人」なのかも知れない・・・ と思わせるタイトルも含めて。 心をえぐられる本です。 よくできている。よくできているからこそ・・・・ あと一歩の足りなさが気になる 悪人
確かに大変よくできた作品である。ぐいぐい引き込まれ一気に読めてしまった。寝食忘れて読み進めた小説は久しぶり。
構成力・表現力・人物像の作り方・その他もろもろのテクニック・・・素晴らしい出来だと思う。 でも何かひとつ、あとひとつ、決定的なものが足りない気がするのは何故だろう。 外側の表現力的なことではない。 読み終わった瞬間、自分の中に残ったものが・・・・・・なかった。 バンバン読み進めているときのあの期待していたものが・・・なかった。 確かによくできた小説だった。テクニック的には素晴らしかったし、終わり方も悪くはない、と思う。悪くはない。 でもその終わり方は・・・その残し方は・・・既にどこかの誰かが使ってきたものだし、私達の心の中で、既に経験済みのものだった。 この路線が好きな人が、「くーーーーーっこれだよね、これ。このツボなんすよ」という気持ちを強化したいならよい。 ただ、今の私達はもう、この感覚に飽きているのではないか? この手の悲しさにも、この手の矛盾にも、この手の人間「らしさ」にも、飽きているのではないか? この手の「ゆだねられかた」にも。 この題名、この題材、そして人間の業みたいなものを今の時代に表現したかったのならばもう一歩、オリジナルな「哲学」が必要だったはずだ。 ゆだねるのもよい、ただ、ゆだねられた哲学に、もう一歩新しさがほしい。 一定レベル以上のテクニックを持った作家だからこそ書ける、何か・・・新しい「救い」の形が、ほしい。 (ああ「救い」なんて陳腐な言葉をつかってしまうような私に言われたくないとは思うが・・・) よくできた小説だからこそ内実のひと味の足りなさが際立ちすぎて残念さが残った。 悪人は感じぬ“人の匂い” 悪人
「雪の中、増尾の足にしがみついとったお父さんの姿を見て、うまく言葉にはできんとですけど、生まれて初めて人の匂いがしたっていうか、それまで人の匂いなんて気にしたこともなかったけど、あのとき、なぜかはっきりと佳乃さんのお父さんの匂いがして」(P388)
主要人物の一人である増尾の友人・鶴田がそう述懐する場面がある。 鶴田は将来映画監督を目指すほどの映画好きで、「人間が泣いたり、悲しんだり、怒ったり、憎んだりする姿は、腐るほど」見てきた。 だが、現代の若者らしく、生々しくリアルな関係性の中に身を置いた経験は皆無と見える。 そんな彼が、佳乃の父の姿を見て「生まれて初めて人の匂いがした」。 この発見は鶴田にとって、そして小説にとっても重要だと思った。 人の匂いがするかどうか、人の匂いを嗅ぎ取れるかどうかが、“悪人”かどうかを測るひとつの指標とはいえないか。 それは重大な事件を起こしたかどうかという物理的な問題よりもはるかに重要で本質的な問題のように思われる。 増尾は無論、悪人だろう。 祐一はどうか。 僕はぎりぎり踏み止まっていると考えるが、果たしてどうか。 ここが小説の勘所ではないか。 うん、面白かった。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 悪人 関連キーワード Creator : 吉田 修一 関連商品 さよなら渓谷 パレード (幻冬舎文庫) 東京湾景 (新潮文庫) 八日目の蝉 静かな爆弾
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 初恋温泉 (集英社文庫) 関連キーワード Creator : 吉田 修一 関連商品 女たちは二度遊ぶ (角川文庫) エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫) 風に舞いあがるビニールシート (文春文庫) あの日にドライブ (光文社文庫) ひなた (光文社文庫) |
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