塩田明彦の写真 画像 クチコミ!! |
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『塩田明彦』の検索結果は[ 全 45件 ]
エディターレビュー 戦乱の世で天下統一の野望を抱いた武将・醍醐景光は、これから生まれる自分の子供を48体の魔物にさし出し、代わりに強大な力を得た。一方、体の48か所を奪われて誕生した赤ん坊は、呪医師・寿海の秘術によって救われた。かくして成長した赤ん坊=百鬼丸は、自分の体を取り戻すために魔物を倒す旅に出る。そんな中で百鬼丸は女性ながら戦乱の世を逃れるために男の格好をしたコソ泥・どろろと知り合い、共に旅をするように…。 早くも続編2作の製作も決定したファンタスティックな時代劇。とはいえ、別に日本の歴史に応対しているわけではなく、どこの国ともいつの時代とも分からないファンタジーとして作りあげている。手塚治虫の原作漫画の映画化だが、原作の世界をまんま映画化するというよりは香港映画の“古裳片”系の仕上がり。ただそれらの魑魅魍魎VS百鬼丸の闘いの映像がメインになっている割には切れ味が悪く、もったいなさが感じられた。続編ではその辺の改変していただき、もっとカッコイイ映像を期待したい。役者たちの熱演ぶりは素晴らしかったのだから。(横森 文)
エディターレビュー 九州、阿蘇地方のとある地域で死者が次々とそのときの姿でよみがえるという不思議な現象が発生。厚生労働省に勤務する川田(草彅剛)は、故郷でもある現地に向かい、死んだ親友、俊介の恋人だった葵(竹内結子)と再会、調査を開始。やがてこの現象でよみがえった人々は3週間しかこの世にいられないという法則に気づき、葵のために俊介をよみがえらせようとするが…。 梶尾真治の同名小説を原作に繰り広げられるラブ・ファンタジー映画。生者と死者との優しき想いが前半は群像劇として描かれ、後半は川田と葵のドラマに焦点が絞られていく。阿蘇という古代伝承の地を活かした伝奇ミステリとしての要素は薄いのは残念だが、『害虫』などで注目される塩田明彦監督の端正な演出が切ない感動を巧みに盛り上げ、2時間5分の長尺を一気に盛り上げる。3週間の期間限定公開だったが、あまりの好評にロングランとなり、劇中のシンガーRUI(柴咲コウ)が歌う『月のしずく』も大ヒットした。(的田也寸志)
エディターレビュー 出張で少年時代を過ごした北九州・門司を訪れた鈴谷は、そこで20年前の自分に出会う。そして自分が1986年にタイムスリップしていることに気づく。そこで彼は、かつて手術を拒否して、難病で亡くなった憧れのお姉ちゃんを救おうと決意するが…。 タイム・トラベラー映画は、歴史を変えてはいけないというのがお約束だったが、本作は未来から来て、人の運命を変えてしまう物語。大切な人を救いたいという一途な気持ちに貫かれた作品。主演は伊藤秀明、ほかミムラ、勝地涼、そして人気脚本家の宮藤官九郎も役者として出演している。少年がそのまま大人になったような、まっすぐな性格の鈴谷を演じる伊藤秀明が好演。過去を変えてしまう大胆なストーリーも、自分の幸せではなく、人のための行いなので、それほど違和感はない。それより、こんなことが本当にできたらどんなにいいか…と思わずにいられない、心温まる夢のようなファンタジーだ。(斎藤 香)
エディターレビュー 日本映画の「新世代」監督と俳優の総特集。対談、インタビュー、監督論、コラムに加え、若手監督と男優の図鑑や90年代の特選映画カタログまで網羅するという充実した内容で、日本映画の現状を総括している。 まず、青山真治と阪本順治の対談と、矢崎仁司、諏訪敦彦、井土紀州の鼎談が、非常に興味深い。監督それぞれの表現者としてのコアに触れることができる。特に青山・阪本両監督については、詳しい解説つきの完全フィルモグラフィと監督論も掲載されているので、ファンなら迷わず買いだろう。 インタビューでは、深作欣司監督が話題の映画『バトル・ロワイアル』のモチベーションについて、注目の若手俳優村上淳が映画への思いを、ベテラン俳優役所広司が現在の心境をストレートに語っている。 数あるコラムの中では、精神科医斎藤環の北野武論が特に印象に残る。「北野映画は感情と行動を俯瞰する」と診断する彼の論は、いままで読んだ北野武論の中でも最も的を射ているように思える。監督図鑑の解説は、短いながらも深い洞察力に満ちた監督論ともいえる内容の、卓越したガイドとなっている。男優図鑑のオトコたち30人を眺めると、今が旬の俳優の美しく個性的な顔ぶれに改めて惚れ惚れしてしまうし、映画カタログで次に見る映画を探すのも楽しい。編集者の映画への熱い思いにガイドされ、日本映画の「新世代」を知って、見て、考える、中身の濃い1冊だ。(五十嵐アキエ)
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