豊川御膳の妖怪ぶりについて 愛していると言ってくれ (角川文庫)
まずその醜悪さにつきますな(綿貫広務)
それから意地の悪さといったら天下一品である(来栖貴文)
面構えが男の癖に見目麗しすぎますな(魚住新児)
それに何かというとすぐぼんやりした言葉をハッスル!(アシリカ)
また明日も拙者の名を勝手に使われると思うとうんざりしますな
(丹下左膳)
そういう鼻持ちなら無い男に育ってチアーズ?
(ある芥)
言葉 愛していると言ってくれ (角川文庫)
主演・豊川悦司、常盤貴子のあのドラマの完全ノベライズ。
幼い頃に聴覚を失い、孤独な「夜の海の底」にいた画家の晃次。女優の卵の紘子は彼を愛し、手話を必死で覚え、彼の心に寄り添おうとする。で、恋人同士になって幸せ絶頂な二人なんだけど、血の繋がらない兄に思いを寄せる栞が「絶対に兄は渡さない」と叫んだり、親に晃次の耳のことで反対されてお見合い結婚をしてしまったかつての晃次の婚約者光があらわれたり、ささいなことで喧嘩して互いに傷つけ合ったり...と色々なことにぶつかってゆくオハナシ。
喧嘩の時に紘子がつい口に出してしまう言葉ってのが、すっごくつらいのだ。「手話をするの疲れた」とか。「光さんじゃなくて私だけを愛してるなら、『愛してる』って言ってよ!!」とか。それを聞いた晃次の顔。あぁもぅ、どうしてこうなっちゃうんだろうって二人と一緒に沈んだり浮かんだりと色々感じられました。
そして紘子一筋の幼なじみのケンちゃん。彼がかっこいいのだ。「俺はお前の空中ブランコのネットだよ」って(つまり落ちても俺が受け止めてやる、うまくいってる時は思い出さなくても俺がいつだって待ってやるっていう)言う彼は、あまりにもひたむきでまっすぐで、きっと紘子は晃次と出会わなかったら彼と幸せになれたんだろうな、とも思ったり。
「君だけを愛してる」とまっすぐに語る晃次の...晃次が大人なだけにその言葉や思いはまっすぐに伝わってきて。けれど、紘子の不安も何だかすごくわかっちゃったりして。何か複雑な気持ちになるんだよなぁ。
む、でもドラマ見た方がいいかもしれない(笑)。本だとどうも不思議と冷静になってしまって、どっぷり浸かるって感じじゃないから。ドラマが懐かしくなった人が開いてひたる本、そんな感じかな。
普段ラブストーリーなんて絶対読まないこの私が久しぶりに読んだ正統派で純粋なラブストーリです。
ドラマに忠実すぎる小説! 愛していると言ってくれ (角川文庫)
恋愛モノで泣きたいときの1冊。
脚本をノベライズしただけあって、ドラマをちょっとだけでも見たことがある方には、読みながら女優さん俳優さんの顔が浮かぶと思います。
再放送などでいつも第1話目を見逃している人(ワタシも含む)にも良いのではないでしょうか。
製作裏話のようなものも巻末に載っており、最初は常盤ちゃんが聾唖の役だったけど(星の金貨の影響?)、「しゃべらないトヨエツと、しゃべるそのまんま東、どっちがかっこいいと思う?」と聞かれ、トヨエツをしゃべらない役=聾唖の役に変えた、などのエピソードも読めます。
ちなみにワタシはほぼ全編に渡ってタオルなしでは読めませんでした(笑)。ここまで気持ちがすれ違うことは現実にはないような気もしますが(なにか起こると全部悪いほうにしか考えない紘子とか)自分も若い頃、相手が電話に出ないだけで怒ったり泣いたりしてた(笑)ことを思うと、ありかなぁとも思います。
やっぱりいい 愛していると言ってくれ (角川文庫)
最近、昔見て心に残っているドラマの小説を読んでいます。結末は覚えているはずなのに、何度も涙が出ました。ドラマもすごく好きでしたが、文字で伝わってくる、表情や感情があってすごくのめり込みました。また、ドラマも見たいという感情が湧いてきますが、またほっておいたら読み返すと思います。こんな風に愛し合えるってすごいなと、驚き、羨ましくも思えました。ドラマを見た人も見ていない人も是非読んで見てください。
ドラマと互角ですね 愛していると言ってくれ (角川文庫)
ドラマの感動を思い出したくて購入しました。買って損はないですね。ドラマの内容を忠実に再現してますね。でも、常盤貴子あんまり好きじゃないから、小説読んでいたほうが、すいすいですね♪それにしても、非現実的で、よいよいですね。また、北川悦史子の作品の中でも表現が豊かなほうかなーと思います。