村上春樹の写真 画像 クチコミ!! |
エディターレビュー 1997年暮に『ポートレイト・イン・ジャズ』という本が新潮社から出版された(2001年には続編も出た)。ともにジャズ好きとして知られているイラストレーターの和田誠と作家の村上春樹の共著。まえがきを和田、あとがきを村上が担当したその本は、ジャズメンを描いたポートレイトとエッセイの2段攻撃でジャズの魅力に迫った内容だったが、その本の出版に絡めて両者のセレクションによるCDが2社から発売された。これはその1枚で、本に登場する26人のミュージシャンの中から半分の13人の歌と演奏をおさめた作品。収録されているのは、チャーリー・パーカー、ハーブ・ゲラー、アート・ブレイキー、スタン・ゲッツ、ビル・エヴァンス、デューク・エリントン、エラ・フィッツジェラルド、エリック・ドルフィー、カウント・ベイシー、ナット・キング・コール、ディジー・ガレスピー、セロニアス・モンク、レスター・ヤング。音源はヴァーヴが中心。イラストと文章、そして実際の音がそろっているので、ジャズを身近に感じられる点がなんとも魅力だ。(市川正二) クチコミオススメ平均: ![]() 古いジャズ好きにはお薦め ポートレイト・イン・ジャズ
和田誠、村上春樹、お気に入りのジャズですから、悪いはずがありません。それはともかく、村上春樹が書いているライナーノーツがいいです。ジャズにまつわる個人的な逸話ですが、他では読めない文章なので、それだけでも価値があります。
極私的選択が面白い ポートレイト・イン・ジャズ
ジャズ好きの村上春樹(かつてジャズ喫茶を経営していたこともある)と和田誠の共著の「ポートレイト・イン・ジャズ」という本からインスパイアされ、両人が選んだオムニバス盤。音源はヴァーヴが中心。面白いのは、その選曲。超有名曲や超名演奏にこだわらず、「極私的」な選択。ビル・エヴァンスの「マイ・フーリッシュ・ハート」などの超有名曲以外に、スタン・ゲッツの「ムーヴ」始め、あまり知られていない曲も多い。両人のジャズの趣味が分かるのが面白い。ビッグ・バンドからピアノ・トリオまで、色々楽しめる。表紙イラストはもちろん和田誠さん。
初めての ポートレイト・イン・ジャズ
ジャズなんてちっともわかりませんが、
春樹好きが高じてかったCDです。 なんといってもトラック2がきにいりました。 ジャズ入門に最適かと、勝手に思ってます。 掘り出し物市 ポートレイト・イン・ジャズ
村上春樹さんの選曲には、本当に感謝している。
僕は、ジャズ初心者なんだけれども、ジャズの幅をひろげるのにすごく助かった。 他の「ジャズ入門CD」は、だいたい同じような曲ばかり集めたものが多いけれど、このCDは村上春樹さんの長年のジャズ歴を生かした、選曲になっている。 有名ではないけれども聞きやすくてオススメ、という曲が多い。 ジャズ初心者から一歩前へ踏み出したい人に、お勧め。 マスト!! ポートレイト・イン・ジャズ
このCDと本、コーヒーあれば至福な一時が過ごせます。
収録曲
Disc1 1.ブルームディド(チャーリー・パーカー) 2.ジターバッグ・ワルツ(ハーブ・ゲラー) 3.危険な関係のブルース(アート・ブレイキー) 4.ムーヴ(スタン・ゲッツ) 5.マイ・フーリッシュ・ハート(ピル・エヴァンス) 6.ロックス・イン・マイ・ベッド(デューク・エリントン) 7.ジーズ・フーリッシュ・シングズ(エラ・フィッツジェラルド) 8.アウト・ゼア(エリック・ドルフィー) 9.シャイニー・ストッキングズ(カウント・ベイシー) 10.サムタイムズ・アイム・ハッピー(ナット・キング・コール) 11.ディジーズ・ブルース(ディジー・ガレスピー) 12.ジャッキイング(セロニアス・モンク) 13.ルイーズ(レスター・ヤング)
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト ポートレイト・イン・ジャズ 関連キーワード Creator : オムニバス チャーリー・パーカー ハーブ・ゲラー アート・ブレイキー スタン・ゲッツ ビル・エバンス デューク・エリントン 村上春樹 和田誠 関連商品 ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫) ポートレイト・イン・ジャズ〈2〉 ポートレイト・イン・ジャズ 村上ソングズ
クチコミオススメ平均: ![]() 古いジャズ好きにはお薦め ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション
和田誠、村上春樹、お気に入りのジャズですから、悪いはずがありませんね。それはさておき、付属の村上春樹が書いているライナーノーツがとにかくいいです。ジャズにまつわる個人的な逸話です。他では読めない文章ですので、それだけでも価値があります。
初心者にはすすめない。 ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション
僕はジャズ初心者なので、あまり偉そうなことは書けないんだけれども、
個人的にはこのCDよりも、「ユニバーサル・クラシック」から発売されている、ポートレイト・イン・ジャズのほうが良い。 どうしてかというと「ソニー」のCDは、どちらかといえば古い曲が多くて、親しみづらいからだ。ビリー・・・などは、とても素晴らしいのだけれども、やはり上級者むけのような気がする。 ジャズ初心者にはむしろ「ユニバーサル・・・」の方が良い。スタンダードもたくさんあるし、初心者にとって一番親しみやすいピアニスト「ビル・エヴァンス」の曲も収録されているからだ。 僕は2枚とも聴いたけれども、多くの演奏家に心打たれて、僕のジャズの世界を広めてくれたのは、「ユニバーサル・・・」のほうだった。 世界が微笑む ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション
古きよき音楽です。このアルバムを聞いていると、不思議なことに
音楽が心臓をゆっくりとあたためてくれているような錯覚に落ち いります。このアルバムの中では、ビリー・ホリディの曲が 1番好きです。聞けば聞くほどスルメのように味が出てきます。 とにもかくにもぜひ聞いてください。本当に本当におすすめです。 エッセイも泣けますよ。村上春樹さんがまだ作家になる前、 ジャズを聞かせるBARの主人だった頃のお話。とても親密な 雰囲気のアメリカの男性と日本人の女性が定期的にBARに やってくる。彼はいつも物静かに音楽に身を浸す。そして、 ときどきビリー・ホリディを聞かせて欲しいと注文する。 そしてこらえきれずに涙を漏らす。そんな彼が。。。 って全部書いてしまうと面白くないと思いますので割愛します。 とても素敵なエッセイで私は好きです。 『癒し』を越えて『赦し』の声 ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション
元々がジャズが出発点の村上春樹が和田誠とコンビを組んで作ったジャズ・エッセイのCD化。
ビリー・ホリディのコロンビア盤の『君微笑めば』で始まる。彼女の歌う『あなたが微笑めば、世界そのものが微笑む(When you are smiling, the whole world smiles with you.)』は、『癒し』を越えて『赦し』の声だ。もう『癒し』では間に合わない『赦し』を求める傷だらけの日常にしみる。 チェット・ベイカーが入っていないのが僕には不思議残念だ(●^o^●)。このCDを聴きながら、このエッセイを読む。至福の瞬間である。だから村上春樹はステキなのだ。 静かな気持ち。 ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション
村上さんつながりっていうのと、JAZZが聴きたい!っていう事で買いました。1曲目次第で、そのCDが好きか嫌いかにわかれると思うんですが
これは、1曲目が、とてもいいです。 あと、村上さんの説明書き(?)に書いてあるエッセイが、とても沁みます・・・。 収録曲
Disc1 1.君ほほえめば(ビリー・ホリデイ) 2.カンジスの月光(ベニー・グッドマン) 3.私はヴァージニアへ(ビックス・バイダーベック) 4.ホワット・イズ・ゼア・トゥ・セイ?(ジェリー・マリガン) 5.イッツ・ユー・オア・ノー・ワン(デクスター・ゴードン) 6.ゴースト・オブ・ア・チャンス(チュー・ベリー・ウィズ・キャブ・キャロウェイ・オーケストラ) 7.ウエスト・エンド・ブルース(ルイ・アームストロング) 8.ブレックファスト・フュード(チャーリー・クリスチャン) 9.シンギン・ザ・ブルース(ビックス・バイダーベック) 10.ウォーキン(マイルス・デイヴィス) 11.アイ・キャント・ゲット・スターテッド(ビリー・ホリデイ)
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション 関連キーワード Creator : オムニバス ビリー・ホリデイ マイルス・デイビス ベニー・グッドマン ビックス・バイダーベック ジェリー・マリガン デクスター・ゴードン チュー・ベリー ルイ・アームストロング チャーリー・クリスチャン 関連商品 ポートレイト・イン・ジャズ ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫) ポートレイト・イン・ジャズ〈2〉 ポートレイト・イン・ジャズ アット・ストーリーヴィル1&2
エディターレビュー ギターという楽器&ジャズ・ギターの魅力を再確認~ 北川拓の記念すべき初リーダー・アルバム~ この作品に出会って、まずそのギターの音色の美しさに感動した。そして、あくまでも自然に、流麗に漂うようなメロディが心を打つ。 1965年に東京・高円寺で生まれ、12歳でギターを始め、15歳より「メイト音楽院」にて小塚泰氏に師事。21歳で同校の講師となり、その頃から演奏活動を始めたという北川拓。ギターを始めた頃はフォーク~ビートルズに熱中し、本格的に演奏活動を始めるとラリー・カールトン~ジョー・パス等に傾倒していったという。その後、ビ・バップの呪縛に捕らわれ方向性を見失うも、「ギターはギターらしく弾けばよい」と再確認し、再び活動を始めたそうだ。 2006年に結成した西川輝正(b)、橋本学(ds)とのトリオにより、オリジナル5曲を含む全7曲を収録。己のテクニックをひけらかすのではなく、ギターという楽器が持つ魅力を見事に表現した作品だ。(The Walker's 加瀬正之) 収録曲
Disc1 1.エピストロフィー 2.クリス・クロス 3.ベムシャ・スイング 4.アスク・ミー・ナウ 5.リズマニング 6.ラウンド・ミッドナイト 7.ウェル・ユー・ニードント 8.パノニカ 9.エロネル 10.アグリー・ビューティ 11.マジカル・ミステリー 12.ブルー・モンク 13.イン・ウォークド・バド
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト マジカル・ミステリー~トリビュート・セロニアス・モンク&村上春樹~ 関連キーワード Creator : ロマンティック・ジャズ・トリオ 関連商品 サマー・ナイト [12 inch Analog] シャドウ・オブ・ユア・スマイル アマポーラ マイ・フーリッシュ・ハート ビーズと腕輪
クチコミオススメ平均: ![]() 村上ファンは嫌うが・・・、面白いです 風の歌を聴け
何だか80年前後が懐かしく感じられた。真枝寺君江が実に美しい。小林薫、室井磁などの若い頃も観れます。
村上春樹の原作ファンの評判は非常に悪いが、新しいところがないにせよ、ATGだけあってか結構楽しんで観れた。小説とはぜんぜんちがうものだけど、少なくとも自分は、観た後に何かが心に感傷を残した。大森一樹作品の中では観る価値があると思う。
クチコミオススメ平均: ![]() 村上春樹氏の世界観をうまく映像化できている トニー滝谷
村上春樹氏の短編集『レキシントンの幽霊』所蔵の「トニー滝谷」をうまく映像として表現できていると思います。
まあ、そもそも村上氏の「トニー滝谷」自体がフィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』のワンシーンにヒントを得て書かれたものだとは思いますが、物質主義による逆説的なニヒリズム、すなわち虚無感という、現代人の誰しもが心のどこかで感じているだろうものを、宮沢りえ氏の好演や、空虚感を醸し出させる映像の工夫によって、視聴者は感じることができます。
エディターレビュー 村上春樹原作の同名短編を、市川準監督が映画化。ジャズ・ミュージシャンの息子として生まれ、「トニー」という名を付けられた主人公がイラストレーターとなり、仕事先の編集部員、英子と結ばれる。幸せな結婚生活で唯一の問題は、英子が次々と新しい洋服を買うという依存症だった…。イッセー尾形がトニーを淡々と演じ、英子役の宮沢りえも、言いようのない焦燥感を絶妙に表現する(彼女は妻の“身代わり”となる女性と2役を好演)。 ゆっくりと左方向へ動いていくパン(水平移動のカメラワーク)が心地よい。トニーの幼い頃の生活から、仕事、結婚生活と移りゆく日々が、走馬燈のように画面を流れていく。カメラと被写体の距離感は、市川監督の『病院で死ぬということ』を思い出させる。西島秀俊のナレーション、坂本龍一作曲のピアノ曲など、多くの要素がマッチした映像世界が伝えるのは、孤独であることの哀しさと心地よさの二面性。結局、人間は死ぬまで独りであると納得させられながらも、それはそれで辛いのだという思いが、ふつふつと湧き上がってくる。(斉藤博昭) クチコミオススメ平均: ![]() 追悼市川準監督 トニー滝谷 プレミアム・エディション
『トニー滝谷の本当の名前は、本当にトニー滝谷だった。』
冒頭シーンに入る朗読に似たナレーション。村上春樹さんの作品が持つ独特の空気を 体現している事に驚き、うれしくなった。 息子にトニーと言う風変わりな名前を付けるジャズマン 滝谷省三郎(イッセー尾形の二役。)の描かれ方が抜群に良い。 戦前の上海で一瞬の名声を得て居た時と、全て喪い捕虜収容所に入れられ 『そこでは生と死のあいだには、文字どおり髪の毛一本くらいの隙間しかなかった。』と 呟いてからの表情やセリフ回しがガラッと変わっている。 父親に向かない男に放任されたまま、生まれながらの孤独と喪失を抱えて育つ息子トニー。 イッセーさんが学生時代からの彼を演じて居るのも、 世界から隔絶され独り老成してしまわざるを得なかったトニーの内面が 上手く表されているように思う。宮沢りえの好演も素晴らしい!!。 彼女が登場した途端、画面が明るく輝き出す。『トニー滝谷の人生の孤独な時期は終了した。』 その言葉がピッタリ当てはまる程の存在感。洋服を着るために生まれて来たかの様に、 とても自然に服をまとう女性。しかも、洋服に向ける熱情が暴走し、 遂には手当たり次第に高級ブランドの服を買わずには我慢が出来なくなって行く女性。 この難しい役を堂々と演じ切った彼女に拍手を贈りたい。 この彼女の熱演がなかったら、終盤におけるトニー滝谷の埋めようのない空白と、 欠落を引き受けての再生への意思表明も質の違う物になってしまっただろうから。 原作に対する最大限の敬意と愛情が伝わってくる作品です。 二つを見比べるのも発見が有り面白いと思います。 優しい雨のような映画。 トニー滝谷 プレミアム・エディション
雨です、、なぜか自然に、、この映画を、、、部屋の大きな窓を開けて、、窓の近くで観ました。
今日はとても湿度が高く、でも涼しく、でも、涼しい中にも夏へ向かう力というか優しさがあり、 大粒の雨が沢山降っていて、雨音が庭の木やデッキにあたる音が、この映画のように心地良かったからです。 まるで、映画の空気感に包まれたような静かな優しい一日でした。 坂本龍一のピアノも今日の雨音に合い、ほんとに、映画の中に入ってしまったような感覚でした。 別にキリスト教徒ではありませんが、、ピアノ曲が、何故かアベマリアと聞こえます。 不思議な充実した一日をありがとう。 雨はまだ、やさしく、降り続けています。 今日の雨は、きっと育みの雨ですね、、、きっと、、、 トニー滝谷とあの女性も愛情を育みあうのでしょう。 このみがあるかも知れませんが トニー滝谷 プレミアム・エディション
かなり冒険的な作品だと思います。小説の世界を映像化する一つの実験のような感じもしました。宮沢りえは本当にすばらしい。セリフもシーンも多くはないけど、どんどん引き込まれていきます。イッセー尾形はもともとファンだったのですが、期待を裏切らず奥の深い表現を見事に演じています。
原作、映像、音楽、キャスト、演技、全て良いのに…。 トニー滝谷 プレミアム・エディション
2007年に見た100本以上の中で、残念ながら私の中ではワーストに属します。まず、ナレーションの方の声が生理的に受け入れられず(ごめんなさい)、ときおり登場人物がナレーションを引き受ける部分は特に不快に感じました。メインキャストの二人はいずれも大好きな俳優だっただけに、余計に残念。原作も好きな作家なので期待したのですが…。
映画なのだからもっと映像で伝えて欲しかったし、それができる人材も揃っていたのではないかと思ってしまいます。村上春樹の「言語世界」を「映像化」することができず、結局ナレーションという「言葉」に頼ってしまっているのではないでしょうか。 この映画が気に入った方は、マルグリット・デュラスの映画『インディア・ソング』も見てみては。1975年の作品ですが、こちらのほうが徹し切れていたという印象があります。 孤独ゆえの喪失感 トニー滝谷 プレミアム・エディション
ズルい映画だ。海外における評価も高く、おそらく夏目漱石や川端康成のように文学史において名を残すことになるであろう村上春樹大先生の短編が原作だけに、ストーリーに忠実どころか一字一句誤ることなく正確に模写された作品だからだ。今や村上春樹の解説本なるものも出回っており、かつてのゴダールのような扱いを受けている作家に挑む気概は、この市川準という監督にはなかったことがはっきりわかる。
西島俊彦のナレーションというか小説の朗読があくまでも主であり、映像はひたすら小説の流れに従うように控えめに映し出される。Tシャツのプリントから着想をえたという村上春樹の原作は、現代人の喪失感や孤独感に満ちてはいるが、主人公の生活は経済的に保証されており完璧に滅菌されている。そこには、背に腹は変えられぬ苦しみや人間臭さを感じることはできない。 現実から剥離した原作の一部を、登場人物のイッセー尾形や宮沢りえにそのまま読ませるような演出をしているが、それでは監督自身のこの原作に対する解釈が反映されないのは目に見えている。村上春樹の小説を好んで読む読者たちと作家との距離感はあまり違わない。 自分の領域にふみこまれたくないために、他人の領域もおかそうともしない現代人。作家が意図したのは、他人と積極的に関わろうとしないまさにその孤独感だったが、この市川準という監督にも、作家大先生の領域にふみこもうとしない現代病のもどかしさを感じなくはない。
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト トニー滝谷 プレミアム・エディション 関連キーワード Creator : 市川準 イッセー尾形 宮沢りえ 西島秀俊 村上春樹 坂本龍一 関連商品 100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD] 風の歌を聴け トニー滝谷 あおげば尊し
クチコミオススメ平均: ![]() 買ってよかった! 100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD]
100%の女の子のモノクロとカラーの色使いが印象的でした。
ブックレットも見ごたえ・読み応えがありおしゃれ。 室井滋さんは「やっぱり猫が好き」のレイちゃん役がハマってますが この作品のようなぼーっとした感じもステキです。 買ってよかったDVDの一つです。 素敵な短編映画 100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD]
「フランツ・カフカ賞」の受賞が決定し、
ノーベル文学賞も期待される村上春樹氏。 村上春樹さんの短編小説が 短くても素敵な雰囲気を作り出すように この映画もわずか十数分で 心地よい気分になれます。 ほかの作品も映画化して欲しい・・・ 村上春樹さんの作品が 好きな方は是非一度ご覧ください。 まさかの実現 100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD]
パン屋襲撃 タイトルだけでも強烈に惹かれてしまい、20年前にぴあに上映されている事を知っていたのに怠慢なのか
見送ってしまい、年月が経っても頭の片隅に残っていました。それがインターネットを始めて今年になって半信半疑に検索したらDVDで購入可能と知って飛びつき20年後叶いました。自分のイメージとは違い残念ですが、味があります。少なくとも上映30分は欲しいです。少数精鋭の銃撃戦でマシンガンで陳列棚の菓子パン群を吹き飛ばすイメージを自分なりに描いていました。 乾いた空気感を再現 100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD]
村上さんの世界であろう乾いた空気感がよく表現されています。
配役も絶妙で、小説の世界を表しています。 是非見て頂きたい作品です。 「風の歌を聴け」も映画化されていますが、これはビデオもないので今となっては幻の作品です。 なつかしすぎ 100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD]
およそ20年前,学生時代にPFFで初めて観てラストの佐野元春に思わず鳥肌たててしまったあの頃の自分が恥ずかしくも懐かしい。この年になってDVDで観れるなんて幸せ過ぎて年をとるのも案外悪くないかもと納得させられそうです。現在の人びとがこれ観てどう思うのか分からないけど。室井滋も何だか愛しい。出来はともかく個人的な思い入れだけで星四つ。あの時代の映画少年たちにとってある種の踏み絵とも呼ぶべき映画。
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD] 関連キーワード Creator : 山川直人 室井滋 村上春樹 関連商品 トニー滝谷 プレミアム・エディション 風の歌を聴け Murakami Diary 2009 (Diary) トニー滝谷 夜のくもざる―村上朝日堂短篇小説 (新潮文庫)
クチコミオススメ平均: ![]() 映像作家の個性が味わえます。 風の歌を聴け
一言でいえば難しい映画、といえるでしょうか。フランス映画、ヌーベルバーグのように撮ってみようと考えたかどうかはわかりませんが、その雰囲気で、いかにもATG作品とも言える感じです。今の商業映画と比べると貧弱で雑な作り方に見えますが、仕掛けがない分、監督のアート志向と腕前が発揮されていると思います。大森一樹という映像作家を知るのに適した作品だと思います。カットのつなぎ方などに個性が出ていると思います。
春樹と一樹−阪神間の青春 風の歌を聴け
大森一樹の作品と言えば、「ヒポクラテスたち」を大方の人は挙げると思うが、私はプロ以降
の作品ではこの「風の歌を聴け」を第一に挙げたい。プロ以降と書いたのは、アマチュア時代に 「暗くなるまで待てない」という、とてつもない快作を学生仲間と撮っているからである。 村上ファンには顰蹙を買うであろうことを十分承知で、大森一樹は映画化したに違いない。 また村上春樹が映画化を許諾したのは、阪神間であっという間に通り過ぎてしまう街「芦屋」 に若い日の二人だけに通じ合った思い出があったからである。(大森一樹談) 鼠が住むレストランは、夙川に実在したクリスボンというレストランである。ローバーミニが転倒する 場所は、今は無き西宮球場前である。海縁に建つ「移情閣」の脇には、今は明石大橋が存在する。 真行寺君枝と小林薫のベッドシーンは、フランス映画のワンカットのようで私は大好きだ。 昔からラブシーンの演出が苦手であろうと推察される大森一樹の「一発逆転芸」である。 そもそも村上春樹小説を映画で見るなどというのは、どだい無理なのだ。 今は大衆娯楽作に甘んじている大森一樹が、村上春樹の小説&ヒカシュー「巻上公一」の音楽 という難しい題材にチャレンジした若き精神と室井滋発掘という快挙に星4つを贈りたい。 村上春樹ファンならがっかりします。 風の歌を聴け
村上春樹の風の歌を聴けだとおもうと、がっかりします。「風の歌を聴け」ってこんなにつまんない話だっけ?と思うことでしょう。
といって、大森一樹ファンの人が見ても、面白くないです。「オレンジロード急行」を見た方が何十倍も面白い。大森一樹が村上春樹に遠慮している感じで、どう見ても成功作とは言えません。 当時の風俗を振り返る歴史的価値はあると思います(ただし、それなら「俺たちは天使だ」とか、「探偵物語」を見た方がよいと思われますが)。 なんかいい雰囲気 風の歌を聴け
そう、学生時代、テレビをふと観ていると、この映画がはじまった。
はじめは何となく観ていたが、だんだんにその独特な雰囲気にはまって行く自分を感じた。もう20年近く前のことだろうか。 そして、ある日原宿ラフォーレの本屋で、やけに気になる表紙の本を手にとった。1973年のビンボール。。。。村上春樹と僕の出会いはこうしてはじまることになる。そして、羊をめぐる冒険へと。 メジャーになった村上春樹。でもこの頃の彼の作品が一番気に入っている。そしてこの映画、大森監督にもはじめて出会ったわけだけど、一気に二人のファンになってしまった。 こころは8ミリ映画 風の歌を聴け
村上春樹がいまのような有名作家になっていなかったころにひっそりと大森一樹(大森監督のほうがはるかに有名だった)によって映画化された作品(しかもひっそりとdvdリリースされていた)。実験的な(あるいはフランス映画の影響を受けた)技法をカタログのように使用しているが、それほどのいやみはなく、原作の味というか雰囲気を比較的素直に表現できていて、細かい設定の無理も含めて大森解釈村上春樹ワールドを作り出している。登場人物が結局のところ、誰一人として素直に内面をさらしだしていないのに、彼らの孤独感や閉塞感が伝わってくるというのは、村上+大森の感性のなせるわざだろう。当時の大森監督の年齢やチャレンジ精神の旺盛さなどのせいか、正直言ってつくりはそれほど丁寧ではない、しかし、不思議な後味というか印象を残すという意味では、カルト映画化するのは十分理解可能である。個人的には「小指のない女」のエピソードが好きで、「ふたたび神戸に戻ってきたときに人の洪水と時の流れの中にあとも残さずに消え去っていた」というナレーションになにかドキッとしたことを覚えている。
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 風の歌を聴け 関連キーワード Creator : 大森一樹 小林薫 真行寺君枝 巻上公一 坂田明 古尾谷雅人 村上春樹 関連商品 100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD] トニー滝谷 プレミアム・エディション Murakami Diary 2009 (Diary) 謎とき村上春樹 (光文社新書 (329)) トニー滝谷
クチコミオススメ平均: ![]() ハードル上げすぎちゃったなぁ・・・ ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
著者の作品は今回初めて読みました。
代表作と言われてますし、評判がかなりいいみたいなので、 かなり期待しちゃったので、うーん・・・って感じでした。 まず、登場人物の会話が人間っぽくないし、みんな妙に理屈っぽくて個性がないというか、 ぼーっと思い返して見ると印象に残る人物が居ないように感じました。 (鮮明に思い出そうとすれば一応覚えてるんですが・・) 自殺してしまった人や、その人達との関係にも感情移入ができませんでした。 まあ、当然主人公にとって悲しい思い出っていうことは理解できるって程度。 ただ、結構引き込まれる雰囲気は確かに有るような気がします。 ストーリーやキャラクターじゃなく、この雰囲気 空気を楽しむ作品なのかな? 別に読みづらいわけでもないし、悪くはなかったです。 ただ、ちょっと期待が大きかったのでやっぱり星3つがMAXカナ・・ ボンボニエール〜想い出の玉手箱 ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
めくりめく長い月日を経て、自分の全身全霊をかけて愛し抜いた直子という女性の記憶の断片が、飛行機の中で流れていたビートルズの「ノルウェイの森」の曲と共に、デ・ジャ・ヴュとしてよみがえってくる・・・。
時代は学生運動の全盛期。大学生活を送っている主人公の「僕」は、自殺していった姉や恋人の死に打ちのめされ、まるで三途の川をさまよう亡霊のように生きている直子へ、ストイックな愛を捧げる。 肌を重ねながら「僕」の周りを通り過ぎていく様々な女達の事は何も思い出せないけれど、美しい直子の事は、一つ一つのしぐさ、くせ、ほくろの位置まで鮮明に脳裏に焼き付いている。 死という荒波に押し流されてしまいそうな彼女を、苦しみの世界から連れ出して、二人で明るい生活を築いていきたいけれど、もがいてももがいても「僕」の心の中でずっと咲き続けている直子という花の花びらが散っていくのを、どうする事もできずに遠くからじっとながめているような焦燥感と絶望感。 そこはまるで、ノルウェイの森のように深くて暗い闇の世界。 そして、結局直子は自殺した人々のあとを追うように、自ら死を選んでしまった。 彼女を失ってから、廃人のように旅をしながらさまよっていた「僕」は、今を生きる人たち〜直子が入院していた精神病院のルームメイトのレイコさんや、大学で知り合った緑という温かくて一風変わった人々に支えられ、生き延びていく事を決意する・・・。 最愛の人を失った哀しみを乗り越えて、緑という女性と新しい愛を培って、自分の居場所を見つけながら生き抜いていくというラストシーンは、ノルウェイの森という深い暗闇の中に差し込んだ一本の光の矢のように輝いていました。 私はこの本を読んでいる時も、このレビューを書いている時も、ずっと涙が止まりませんでした。 「人を愛するという事は、どうしてこんなにも哀しいものなのでしょうね。」 村上春樹の恋愛世界 ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
他の村上作品よろしく、「普通」のパーソナリティーを持った人は一切出てこない。
主人公の「ワタナベ君」やヒロインの直子はもちろん、僕たちの平衡感覚とは明らかにことなる登場人物ばかりである。 さらに奇異なのは、登場人物のうち4人もの人々が「死」んでしまう点である。 それも「自殺」という形によって、である。 特に、この恋物語のキーになっている「キズキ」(=ワタナベ君の親友であり、直子の恋人だった。)の自殺の理由は必ずしも明らかでない。 とまあ、相当におかしな物語なのであるが、私は個人的には好きだ。 その理由の一つが、類まれなる比喩のジャンプである。 その中で最も印象に残った台詞が 「世界中のジャングルの虎が溶けてバターになってしまうくらい好きだ。」である。 はっきり言って、意味が不明!と言われてしまえば、返す言葉はない。 しかし、世界中のジャングルや、その中の虎、そしてその虎たちが溶けてゆく様を想像すると何とも面白く、またそれほどまでに「熱い」思いを自分を抱いているだろうか?などと考えると何とも感慨深い。 そのような「村上ジャンプ」が隋所にちりばめられているのである。 この点については好き嫌いが大きく分かれるであろうが、私は好きである。 理性の愛への挑戦 ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
この小説のテーマは、理性の愛への挑戦であろう。
好きな人、愛する人のために、若しくは、見知らぬ人間のために、 その人の気持ちになろうと一生懸命になったことはありますか? この小説は、そんなあなたに読んでもらいたいと思っています。 特に、次の言葉に同調するあなたに。 「どうしてこんなにがんばっているのに気持ちが伝わらないのだろう? でも大丈夫、もっとがんばればいつの日か。」 愛や好意といったものには「相性」など、人間にはほとんどどうすること もできない「不条理さ」があります。しかし、この小説の主人公のワタナベは、 あくまでも誠実に、不条理さと向き合っていきます。 こんなまじめな、誠実な人間はなかなかいません。 私にとってワタナベは大切な友達だし、これは最も大切な小説です。 そこまで惚れ込ませる小説です。 哀しみからの再生の物語 ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
主人公と直子との恋。それは、表面上は静かで穏やかに見えた。
けれど、心の中ではお互いがお互いを激しく求め合っていた。 だが、求めても求めても決して得ることのできないものもある。 二人は、寂寞感を抱えながらも一生懸命生きようとしたのだが・・・。 ほかに道はなかったのか?こんなにも哀しい生き方しかできな かったのか?激しい哀しみは、時に人から生きる意欲さえも 奪ってしまう。そこからどう立ち直り、どう自分を再生すれば いいのだろうか?読んでいて胸が痛い。ラストに、ある女性が 主人公に言った 「痛みを感じるのなら、その痛みを残りの人生を通してずっと 感じ続けなさい。そしてもし学べるものなら、そこから何かを 学びなさい。」 という言葉が強く心に残った。
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト ノルウェイの森 上 (講談社文庫) 関連キーワード Creator : 村上 春樹 関連商品 ノルウェイの森 下 (講談社文庫) 海辺のカフカ (上) (新潮文庫) 海辺のカフカ (下) (新潮文庫) ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫) ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)
クチコミオススメ平均: ![]() 本書は本当に「恋愛小説」なのだろうか? ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
ノルウェイの森は はたして 恋愛小説なのだろうか?
本書のコピーは「100%の恋愛小説です」というものだ。このコピー自体も村上が作ったことは有名だ。僕らはは 本書を恋愛小説として認識し、恋愛小説として読んだわけだが 一歩引いてみて いったい本書は本当に恋愛小説なのか 今ではよく分からない。 今振り返ってみると 本書では本当に人が死んでいく。死んでいく理由も恋愛が原因では全くない。一人一人が 自分の中に「地獄」を抱え、その「地獄」の為に滅んでいく話だと言っても良い。 そのような中で 生きている間は肩を寄せ合って生きていく姿には今なお感銘を受けるが 果たして その姿が「恋愛」なのだろうかと考えてしまうからだ。 本書であまた語られる「恋愛」の中で 一番 生気があるのは おそらく「僕」と「緑」との恋愛だろう。本書の中で唯一「死の匂いがしない」登場人物は緑だが 彼女と「僕」との恋愛は生き生きしている。 但し 村上は その「恋愛」ですら 最後の場面で 結末を放り出している。その結末と 本書の冒頭の飛行機の場面を重ねると 既に 不吉な雰囲気が色濃いのだ。 本当に 本書は「恋愛小説」なのだろうか?もし そうだとしたら それでは「恋愛小説」とはいったい 何なのだろうか? フランス人監督が日本で映画化 ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
するらしいですね。多くの春樹ファンは嫌がるでしょうが僕は期待しています。
僕は(このレビューを書いている今)十代ですが、村上春樹にはノルウェイから入りました。この本が「ただの恋愛小説」なら星五つつけるわけがないわけで、いわゆる「恋愛」を扱った小説ではあるけれど、その主題は別のところに置かれているように思います。もちろん恋愛の本質は捉えられていて、「恋愛というのは人間の感情でしかなく、そこには教養こそあれ幸せは存在し得ない」という姿勢を提示しています。しかし、この小説が素晴らしい理由はそれだけではなく、あくまで「娯楽小説」である点、ではないかと。主人公である「僕」は現実には絶対に存在しないタイプの人間として描かれているし、周りの人々も一般社会から見れば変な人ばかりで、ファンタジーとしての「ノルウェイの森」を際立たせています。 あまりに若いうちに読んで世界観に共鳴し過ぎるのもマズイし、かといって年をとってから読むにはクサ過ぎる、そんな小説。小説を小説として考えられる人には面白い作品なのでオススメです。 どこがいいのかわかりません ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
どこがいいのかわかりません。
話の展開は御都合主義ですし、構成力の無さには呆れます。 村上氏のいつもの文章のきらめきもありません。 いったい何が言いたかったのか、 とにかく読むだけ時間の無駄だと思います。 軽薄な世相につきつけるホンモノのラブストーリー ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
ブームはとうの昔に過ぎ去ったいま、この名作を読んだ。
読み終えた翌日の朝、息を吸うたびに、この本の世界に引き込まれるのを感じた。 矛盾だらけの世の中で、誠実さを貫き通すのは難しい。 そんな中で、主人公のワタナベ君は孤独を選び、親友たちは死を選んだ。 その彼らが恋愛する。その愛の形は不器用だ。 でも、とてつもなく「切ない」そして「うつくしい」。 ハデハデしい描写は一切ない。文章だってケレンミない。 でも、生きることの辛さ、生き抜くことの大切さを、静かに深く訴えかけるのだ。 いまは軽薄な世の中だ。改行だらけスカスカの恋愛小説が好まれている。 メディアミックスとかなんとかで、売れればいいという発想が蔓延している。 そんな世相にあって、「これはホンモノ。ホンモノはすごい!」と叫びたくなる一冊。 PS.ヒロインの緑が魅力的。いままで読んだ本の中で一番惹かれる女性だ。 描写が好き ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
買って、届いたその日に読んじゃいました。
途中まで読みながら「この印象、どこかで記憶がある…。そうだ、東京ラブストーリーの読後感に似てるな?」と 思いながら読んでいましたが、最後はそうじゃなかった。 フィクションなんだから、直子さんが理想的な美しい肉体に変貌したり、後にも先にも一回きりしかその気になれ なかったり、直子さんの両親がこともあろうに娘二人に先立たれたり、あり得ないような突飛さがあっても、それ は仕方がない。この物語の上では重要なポイントなんだなあ、ギリギリセーフ!という感じ。 でも、結末を焦るでもなく、必要なプロセスを丁寧に踏んで(時々結末近くで妙に焦っている小説に出会うことが ある)、そこへ到達しましたか、納得、で読み終えることができました。 それと、青春時代ならではの物の見え方、考え方が、とても丁寧に描写されているところが気に入りました。
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト ノルウェイの森 下 (講談社文庫) 関連キーワード Creator : 村上 春樹 関連商品 ノルウェイの森 上 (講談社文庫) 海辺のカフカ (上) (新潮文庫) 海辺のカフカ (下) (新潮文庫) ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫) ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)
エディターレビュー 1922年、F・スコット・フィッツジェラルドは、「何か新しいもの、斬新で美しくて質素なもの、手のこんだ構成のもの」を書くと宣言した。それが、彼の代表作にして最高傑作である、『The Great Gatsby』(邦題『グレート・ギャッツビー』、または『華麗なるギャツビー』)だ。「ジャズ・エイジ」の光と影を描いた本書は、狂欄の1920年代の雰囲気をとらえた小説で、「アメリカの神話」の中で不動の地位を占めている。 貧しさの中から身を起こし、裕福になったジェイ・ギャッツビーは、フィッツジェラルド、あるいはアメリカそのものにつきまとう、金や野心、貪欲さ、進歩主義信仰などの強迫観念を象徴する。 この小説は、デイジー・ブキャナンに対する、ギャッツビーのかなわぬ思いを描いたラブストーリーでもある。2人の出会いは、物語の始まる5年前。若きデイジーはケンタッキー州ルーイヴィルの伝説の美女、ギャッツビーは貧乏な将校だった。2人は恋に落ちるが、ギャッツビーが海外出征している間に、デイジーは、粗暴だが非常に裕福なトム・ブキャナンと結婚してしまう。 戦争から帰ってきたギャッツビーは、なりふりかまわず、富とデイジーを追い求めることに没頭する。やがて、当初は目的にすぎなかった富が、デイジーを手に入れるための手段になっていく。 金持ちになったギャッツビーは、デイジーの住まう高級住宅地のイースト・エッグと、ロングアイランド水道を挟んで向かい合わせの地所に大豪邸を購入し、ぜいたくなパーティーを開いて、デイジーが現れるのを待つ。そして、彼女が登場すると、物語は、ギリシャ劇につきものの、悲劇的な様相を見せはじめる。かたわらで冷静な目で見ている隣人のニック・キャラウェイは、終始「コロス」を受け持つ。無駄のない文章、 洗練されたストーリー、透き通った文体。『The Great Gatsby』は優れた詩文でもある。 クチコミオススメ平均: ![]() その頃の実話のような雰囲気 グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
衝撃的でドラマティックな展開があるわけではないが、とてもリアルな展開とキャラクターの人間臭ささがあるため、読後数ヶ月経った今も妙に生々しく記憶に残っている。あらゆる面で空虚に満ち、心情によって変化する情景は文学的。
ギャツビーが纏ったあの要素は誰しも投影できるモノだが、彼はとてもスマートで本物以上に魅力を放ちセクシーだった。 それにしても村上氏の翻訳は素晴らしく、ウッカリすると翻訳本ということを忘れてしまう程、紡いだ作品を丁寧に織り直している。 「男は初恋の女性を忘れられない」という「普遍的事実」について グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
村上春樹の新訳による十数年ぶりの再読。私は彼の翻訳を必ずしも好まないが、この作品は満を持しての出版だけに、日本語としてよく練られ、大変優れていると思う。
「男はなぜ初恋の女性を忘れられないのか」ということが方々で論じられるほど、これは普遍的事実であるらしい。一方で、かなり理知的な判断のできる女性が、そういうことを「気持ち悪い」と表現したのを聞いた経験がある。左様に、この件についての男女差は大きいのかと思う。環境の違いであるのか、生得の資質の差なのか。私は後者の可能性を考える。これは要するに「過去」と「現在」との相克であり、種の保存について女性の方が必然的に現実的たらねばならないという事情があるように思えるのである。儚い過去よりも現実の、眼前の男性の方が、子孫を残すには有効であるからだ。 ギャツビーは結局「過去」に殉じたのである。思い出の女性は年老いることもなく、よき記憶のみが時とともにより美しく輝きを増し、当の女性さえ支えきれない虚像となって、ギャツビーの心を支配したのである。デイジーは当たり前の女性として「現在」を選んだに過ぎない。 男性にとってこの作品は、限りなく切なく美しい。しかし、女性にとってはどうなのだろう。「気持ち悪い」作品でなければいいが、と思う。 愛する女性を捨てるのか、取り戻すのか、最後には何も残っていない。 グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
私は、村上訳シリーズ(?)を読みました。出版順ではなくて
「ロング・グッドバイ」「ティファニーで朝食を」に続いて三冊目です。 フィッツジェラルドを初めて読むわたしにとって、彼特有の秀逸な言い回しに 慣れず、リズムに乗れなくて、前半は読むのがきつく感じられました。 しかし、中盤以降は一気に読み終えることができました。文章への慣れもありま すが、それ以上に、主人公同様に、ギャッツビーという人に引き込まれたからだ と思います。現代風に言えば、ストーカーと目されてもしかたのないギャッツビー には、どこか現代にも通じる人間の縮図を感じました。 ふと、村上氏が「ロング・グッドバイ」のあとがきで、「著者はこの小説を書く に当たって、フィッツジェラルドの<グレート・ギャッツビー>のことが脳裏に あったのではないか」といった内容のことを書かれていることを思い出しました。 ロング・グッドバイのラストで、テリー・レノックスが自分の左胸を指して、か つてここにはたしかに何かあったんだ(でもいまは何もない)と言うのですが、 それと同様に、ギャッツビーにも、かつて何かがあったはずんです。今は失って しまった何かが。 前者は愛する女を捨てて金持ちになり、後者は愛する女を取り戻すために金持ちに なります。いずれも裏街道と手を組んで、何かを捨てているところは同じです。 色鮮やかな描写 グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
すごい、これ。
わたしの大好きな「ノルウェイの森」の中で、名前だけ出てきた小説の訳本。 村上春樹さんの熱い思い入れが、ひしひしと伝わってきました。とっても。 あまりにも「完成された」英文を、その美しい文章の風味と、意味を損なわずに異なる言語に移し変えるというのは、至難の技だったと思います。 この翻訳を決行できるようになるまでに、20年もの歳月を必要としたとのことで、村上先生にとっては、すごく意味のある重要な仕事だったようです。 そのおかげか、この小説の魅力を余すことなく堪能することができる訳本に仕上がっています。 独特の表現も良かった。 繊細な描写でもクリアカットに表現されるのではなく、なんの脈絡もなく暗示的、多義的な言葉が綴られていたりするけれど、そこに読み手が介入するスペースがあり、想像力を大いに刺激されます。だから、細部を丁寧に感じ取ることができるというか、感覚的に読み取ることができて、印象として後まで残り易いのだと思います。 まるで一本の映画を観たかのように、各シーンが色鮮やかに蘇ってきます。 人物の描写も生き生きしていて、セリフの流れをみても細部に拘りを感じました。リズムをつけ、素敵なメロディのように流れていく。シーンごとに、大きく音色が変っていくけれど。 皆、この本の中で生きているのだと思う。 でも、こんな恋ってあるだろうか? ギャツビーは、デイジーへの愛を貫く為だけに生きてきたようなもの。 そのために、どんな方法をとったにしても。 なんて純粋な、そして、なんて哀しい恋なのだろう、、、。 そのうち、原文でも読んでみたいです。 現代の語り口にするにはちょっと無理があるかな。 グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
なにしろ80年前の小説です。村上さんはよく「翻訳の賞味期限」をいい、現代語で訳文を書くことに努力され、本書も、たとえば会話で語り手が相槌をうつ場合「そうなんだ」と訳す箇所がありますが肯定文なのか相槌なのか分かりにくかったりします。わたしには大貫訳の方が1920年代風でしっくりきます。もっとも、新たに翻訳するということは、すなわち現代風の言葉使いにするということなのでしょうけど。うーん、村上さんの翻訳は、カポーティとカーヴァーがもっともマッチしていると思いますし、好きです。サリンジャーのケースも村上訳としてはあまり評価できなにのですが、やはり、原作の年代がもっと新しい方が読んでいて違和感を感じません。
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー) 関連キーワード Creator : スコット フィッツジェラルド Francis Scott Fitzgerald 村上 春樹 村上春樹 関連商品 ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス) ティファニーで朝食を ロング・グッドバイ マイ・ロスト・シティー (村上春樹翻訳ライブラリー) 「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi Original)
エディターレビュー ヴィンテージ・リーダーズは、現代の最も偉大な作家たちを魅力的で手軽なペーパーバック版で紹介するシリーズ。 「やり過ぎを恐れない思い切りのよさで、つねにその才能を見せつけてきた村上は…状況を充分把握したうえで大きな危険を冒す、世界に通用する作家である」ワシントン・ポスト紙、ブック・ワールド 三島由紀夫と川端康成以降、村上春樹ほどの国際的賞賛を得た日本人作家はいない。ジャンルを破壊する彼の長編、短編、ルポルタージュは(すでに35か国語に翻訳されている)、超現実とハードボイルドと、デッドパン(無表情で演じる)コメディーと繊細な内省の融合である。 『Vintage Murakami』では、ベストセラー『Norwegian Wood』(邦題『ノルウェイの森』)の第1章、超大作『The Wind-Up Bird Chronicle』(邦題『ねじまき鳥クロニクル』)より「間宮中尉の長い話」1および2、1995年に東京で起きた地下鉄サリン事件をめぐるノンフィクション『Underground』(邦題『アンダーグラウンド』)より「明石志津子」、短編「Barn Burning」(邦題「納屋を焼く」)、「Honeypie」(邦題「蜂蜜パイ」のほか、今回初めて本に収録された「Ice Man」(邦題「氷男」)を読むことができる。 クチコミオススメ平均: ![]() 世界的な作家の力量に驚嘆! Vintage Murakami
楽しみと英語学習のためにペーパーバックを読んでいますが、素晴らしい作品でした。日本を代表する世界的な作家である著者の才能・力量が思う存分発揮されています。村上春樹は英語が堪能であるけれども自分の作品は専属の有能な翻訳者に任せていると聞きました。確かにその方々の只者ではない上手さも同様に感じられました。
代表的な幾つかの作品が載っていますが中でも「The Wind-Up Bird Chronicle」は満州でのLieutenant Mamiyaの壮絶な体験に身の毛もよだちました。仲間が目の前で敵にナイフで全身の皮膚をそぎ落とされ自分も衣服をはがされ原野の深い井戸につき落とされるという絶望の淵に立ちながらもこのまま終わることはできないと微かな望み、信念を持ちながら何とか助け出されたこと、また日本に戻ってもその心の傷は癒える事なく幸せな人生を送れなかったことなど戦争の悲惨さや残酷さが痛いほどよく分りました。とにかくいい作品ばかりです、自信を持ってお勧めします。 不思議な体験 Vintage Murakami
最近の村上作品は、文体も内容も「飛びすぎ」ていて(『スプートニクの恋人』あたりから)、敬遠していたのですが、偶然手にしたこの英訳アンソロジーにはびっくり。
英語作品として不自然でないし(日本人読者だからそう感じるのかもしれませんが)、面白いのです。 英語も何人かの訳者がいますが、シンプルで読みやすい。「納屋を焼く」は英訳にあたって、かなり文章がカットされたり、変えられたりしているなんてことも分かって興味深かったです。 これからは村上作品は英語で読もうかな。 さすがです。 Vintage Murakami
村上春樹氏の著書は、ほとんど読んでいますが、英語版で読むと、また一味違います。訳者のくせもあるからおもしろい。
比較的平易な英語で訳されているので、(訳者の方の力量を感じます。分かりやすい英語で書ける方ほど力がある。)読みやすいと思います。 大きな一冊で読むとのはまた違って、オムニバス風になっているので、 村上作品は、何度読んでも、日本語でも英語でも、新鮮味があるというのは、作品の質の高さを感じます。 村上春樹傑作集 Vintage Murakami
村上春樹の代表作から、短編、中編、長編の一部といったように、エッセンスを集めた作品集です。
日本では未だ『村上春樹傑作集』のような本は出ていないことから見ても、この作品集は著者が今までに歩んできた軌跡を知るのにも最適だと思います。 村上春樹は言うまでもなく、現在、海外で最も高い評価を受けている日本人小説家の一人です。 しかし私は日本の『村上春樹フリーク』にもこの本を薦めたいです。 また当然のことながら、英語圏の友人に『日本人の作家で、誰か面白いやつはいないか?』と尋ねられたとき、間違いなく推薦できる1冊です。
楽天で探す /
ヤフーショッピングで探す /
ビッダーズで探す
着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト Vintage Murakami 関連キーワード Creator : Haruki Murakami |