戦火の中で生きる人々の話 機動戦士ガンダム第08MS小隊〈下〉 (角川スニーカー文庫)
追い詰められるジオン軍。過酷な現実の中で、シローは正義を見失い、アイナは自分を取り戻していく。二人が選ぶ道は…
主人公二人以外の人々、特にユーリ,ノリス,コジマといった人々の想いと決断が、冷酷な戦場を支配する、官僚主義の連邦軍幕僚・ギニアスの狂気と対比され、より一層、物語に深みを増している。
アニメでは表現されていないアイナ。彼女の変化こそが、この物語の本当のテーマのように感じ取れ、恋愛ものでは得られないであろう、深い感動と希望を与えてくれる、すばらしい小説です。
戦局の狭間で 機動戦士ガンダム第08MS小隊〈下〉 (角川スニーカー文庫)
小説版は、アニメ版のような軽いノリは一つも見当たらない。
ひたすら悲痛な戦場を描いています。
そこには、「正義」という単語の無い「戦争」の姿があった。
小説版を読んでいて面白かったのは、「キャプテン・ジョー」の劇中劇が効果的に使われている所でした。
子供の憧れを描いたヒーロードラマが、いつの間にかプロパガンダ(政治的意図をもつ宣伝)として扱われるメディアの怖さ。
そして、「子供の夢」と「現実の戦争」の対比が非常に上手く描かれている。
エピローグを読んでいると本当に涙がこぼれて来ます。
中巻でバルク村の話を丁寧に描いた複線が、大きな感動を見せてくれます。
とても読みやすいので、10代の子供達に読んで欲しい。まさにスニーカー文庫です。
「ハッピーエンド」と「バットエンド」の狭間で・・・ 機動戦士ガンダム第08MS小隊〈下〉 (角川スニーカー文庫)
別に1巻2巻がおもしろくないわけではありません。
が、この3巻はこの小説版08小隊の一番の名作です。
なんといっても3巻の魅力は登場キャラ一人一人が非常によく、
そして切なく描かれていることです。
どうしても読者の気持ちは「シロー」や「アイナ」という主役に
いってしまいがちですが、この3巻では「ノリス」の葛藤、
「ユーリ」の部下を思う気持ち、「ギニアス」の狂気といった
サブキャラの心情がよく描かれていて、とってもgoodです。
「戦争」、「仲間」、「愛」、「信頼」、「正義」・・・
様々なテーマが交錯する中、シローは何を見つけるのか?
最高傑作です。ぜひ読んでください!!
人間が主役のガンダム 機動戦士ガンダム第08MS小隊〈下〉 (角川スニーカー文庫)
ガンダムをあまり詳しくない人でも、専門知識がなくてもすんなり読める第08MS小隊の小説本最終巻です。ガンダムそのものの描写より、戦争の中で行きぬいてゆく人間にスポットが当てられおり、それぞれが個性豊かでどんどんひき込まれていきます。地上で繰り広げられて行くMS戦も、リアルさが強調され、宇宙戦メインの昨今のガンダムとは一味も二味も濃いものになってます。戦争とは何か?愛とは何か?正義とは何か?最前線で戦いつづける08小隊とともに、あなたもそんなことを考えさせられるでしょう。ラストは感涙物です。全巻通して読んでください、泣けます。