月に危険が迫る 機動戦士ガンダム ムーンクライシス (上)
先のレビューの方が主観的かつ客観的にレビューしていましたが、まさにその通りだと思います。
で、自分自身の感想なのですが、僕個人としてもこのムーンクライシスはとても良く出来ていると思います。
上巻だけとっても、ヌーベルエゥーゴの月掌握、その犯行声明の内容には説得力あると思います。
そして、ヌーベルエゥーゴ側、特にタウ・リンの過去とか、実際の現実でもありがちなのかもしれません。
また、キャラクターやMSの描き方も悪くないです。
自由にやれたころのガンダム 機動戦士ガンダム ムーンクライシス (上)
オフィシャル抵触ぎりぎりの問題作とも言われる作品。
世紀末に起きた大事件に巻き込まれた連邦軍少尉と、ジオンの「姫君」。月破壊計画とそれにかかわった人の物語。
アウターガンダム、レオンという3作品の中では、おそらくもっとも良い。
オフィシャルというしがらみでは絶対にできない「オンパレード」的な要素も大きく、まさに宇宙世紀00年代のトリを飾るにふさわしい。
オフィシャル世界においては、逆襲のシャアが一応の連邦VSジオンの終結となるが、明らかにこの作品はその大トリである。その点で、ダブルフェイクなどと大きく違う。
メカデザインも精巧であり、戦闘や話のテンポも小気味よい。ガンダム漫画ではおろそかになることが「非常に」多い人間描写も非常に良くできており、ノンオフィシャル漫画の最高峰と言えると思う。
しかし、この作品はあくまで「ノンオフィシャル」であり、だからこそ秀逸なのである。現在のような百科事典までだしたオフィシャル化は、世界観の統一と言う面がある一方、こういった作品を産めなくする負の部分もある。だからこの作品は「自由にやれたころのガンダム」なのである。80年代後半から90年代頭の、自由な時代のガンダムとしてみてほしい。
ただ、人間関係についてのみ言えば、少々都合の良いところもあるため、人によっては少々鼻につくかもしれない。また、MSはあくまで量産兵器として扱われるため「ZZはジュドー以外ありえない」とかそういった、こだわりのある人には、ちょっと受け入れにくい面もあると思うので、好みは分かれるかもしれない。また、自由な時代のガンダムは、好き嫌いがもしかしたら分かれるのかもしれない(私はこの雰囲気が大好きであるが、他の人は違うかもしれない)。ただし、個人的には星5つである