ここ最近、鈴木清剛作品を続けざまに読んでるんだけど、やっぱりこの作品でも、最後が微妙な感じ。ただ、サワとイツオのなんともいえないユルイ感じというか、ふたりのまわりの空気感というか、そのあたりはとても心地よかった。多分、サワの関西弁によるところが大きいんじゃないかな。特に何か、訴えかけてくるものがあるわけじゃないけど、この空気感を楽しめたら、この本が好きになると思う。そうやってまた別の清剛作品を読むことになるんだと思う。
「消滅飛行機雲」でまたふたりに遭えた時は、うれしかったよ。
明るく馬鹿っぽくてマジメな美大予備校生カップルと、そこに現れるお姉さまのお話。
美術の話の部分は置いといて、やはり服装に触れる部分は服好きにはうれしいかも。
関西弁のサワのキャラクターには、どこか引きつけられる部分がある。
そう、馬鹿っぽく振舞う女の子も、けっこう物事を正しくとらえようとして考えていたりするからなー。
楽な文章と、登場人物のか弱いキャラクターで一気に読ませる本。ただ印象は弱いかも。