雑誌感覚で読むには良い 短編小説のレシピ (集英社新書)
「短編の構造と技法に迫る」とありますが、構造や技法にそれほど深く突っ込んでいるわけではなく、ある作家のある作品の一部の技法を取り上げて、ある程度解説してあるような感じです。
構造や技法が一般化、普遍化されているわけではありません。
読みやすいので、雑誌感覚で読むには良いでしょう。
プロにとっては良き創作技術紹介、素人にとっては良き読書案内 短編小説のレシピ (集英社新書)
短編小説を得意とする作家阿刀田高が向田邦子ほか十人の作家の短編を題材に短編の構造と技法を語る。
同じ短編作家として創作に至るプロセス、テクニックについての視点が鋭く、作家を目指している人にとっては非常に役立つ内容。また素人にとっては良き読書案内になっていると思う。小生が感銘を受けたのは向田邦子。短編連作の連載順序を調査し、作者の意図を探る点は非常に面白い試みであると感じた。今一度連載時の順番で読み直したいと思う。
面白い。 短編小説のレシピ (集英社新書)
さすが一流の小説家だけあって、最後まで飽きさせずに読めます。芥川龍之介や夏目漱石など、日本人なら誰もが知っていそうな人からロアルド・ダールのような渋通好みまで多士済々です。文章で一つのストーリを語るという小説本来の機能を、凝縮した形で示してくれる短編小説の素晴らしさを再確認させてもらいました。
この人は本質的に教師なのかもしれない 短編小説のレシピ (集英社新書)
阿刀田さんの小説は好きですが、エッセイや小説の解説書もすばらしいと思います。
本書は国内外の短編小説に阿刀田氏独自の切り口で迫っています。
その独自の切り口とは、短編小説を作者がどう書いたかというものです。
もちろん阿刀田氏の予測のなのですが、本書を読んだことによって、知っている作品がさらに輝きを放ちました。ほんとうに感謝です。
阿刀田氏は分析のみならず、解説も的確です。さらにそれを応用した書き方まで伝授してくれるのです。こんなスーパーマンはそうそういないでしょう。
この人、本質的には相当優秀な教師なんじゃないかと思います。
読んでみよう、書いてみようという気になります 短編小説のレシピ (集英社新書)
短編小説に魅せられた小説家、阿刀田高が、自分を含め、十人の小説家の短編小説を紹介している。
作家らしく、作品ができたきっかけや作者の思惑などを推理し、創作の手がかりを提示しているので、一度読んだことのある作品も読み返してみたくなる。