さだまさしが書いたと思わずに読めば 解夏 (幻冬舎文庫)
友人に、これが面白いと差し出され、読み始めました。
短編4つ。
どれもハッピーエンドです。
男女の思いが交錯しています。
さだまさしは正直なところ、小学生のときの「関白宣言」大ヒット当時、大拒絶反応が出てしまい、
以来、今に至るまで、「甘え」を感じて生理的に好きではありません。
しかし、小説は別物だと思いました。
静かな、しんと心に響く、小さな物語が丁寧に描かれています。
どれも場面がトリッキーな気がしないでもないですが、本当に丁寧に描かれています。
静かな感動! 泣けます。 解夏 (幻冬舎文庫)
感動の良書!
短編集です。ひとつひとつの物語で静かな感動がふわっと沸いてきます。
美しい日本の風景と家族の絆。心地よい余韻が素敵な話です。
私は、電車の中で読んでいて涙をこらえきれませんでした。ぜひ読んでみてください。
良い意味で裏切られた作品集 解夏 (幻冬舎文庫)
さだまさしは、所詮ミュージシャンという認識があったのですが、よい意味で裏切られました。
4つの短・中編から構成されています。
表題作「解夏」は、膠原病(ページェット病)という特殊な病気の設定だが、この設定自体が気にくわない。内容はとてもよいのだけど・・・
「秋桜」は、既視感があった。たぶん、どこかで似たような小説を読んだのだろう。
「水底の村」は一押しの作品。
「サクラサク」は家族の絆について考えさせられる作品です。
珠玉の短編集 解夏 (幻冬舎文庫)
映画化された解夏の他にも、いくつもの短編が入っています。
簡単に紹介しますと
「秋桜」 フィリピンから農村に来た嫁とその家族が様々なものを乗り越えて本当の家族になっていく
「水底の村」 複雑な情と事情を抱えて散り散りになっていた家族が、恩師の死をきっかけにもう一度結ばれていく
「サクラサク」 会社では勝ち組のエリートサラリーマンが、父の痴呆をきっかけに失われた”家庭”を取り戻すために旅にでる
あらすじは私の拙い要約ではこんなものなのですが、あとがきにもあるように
それぞれの登場人物が一言ではいえないほどの過去を感じさせながら登場し、
短編とは思えないほどの厚みのある話ばかりです。
絶望的だと思われる方向へ進みながら、それでいて未来への希望を感じさせる。
ただのお涙頂戴ものではなく、かといって高みから大言壮語を押し付けられるでもない、
心の奥へほんの少しの灯りを点されるような、そんな短編集です。
登場人物達があまりにも人が出来すぎている、と感じる場面もあるにはあるのですが、
全ての登場人物がよく描かれており、主役と脇役を分ける線を描くのが非常に難しく、
物語の展開の面白さにグングンと引き込まれてしまい、否定するというよりは、
こういう人がいたらな、と寧ろ切望してしまいます。
解夏を読了後、満足して少しほうっておいたのですが、寝る前の読書と思って
残りを読んだら、夜が明けてしまいました。
あのナマドクロ、やるなあ・・・ 完敗です。
ほっとする 解夏 (幻冬舎文庫)
感動しました。どれも心温まる話ばかりで大好きです。
きっと心にゆとりをもたらしてくれると思います。