日本を守ってくれて、ありがとう ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子
多くのレビュアーの方々に本書の詳細を譲る。
光山文博少尉の話が胸に突き刺さった。今はとにかく韓国および北朝鮮が多くの日本人から蔑視、敵視されている。確かにそいういった面もあるし、かの国の政府やメディア、教育機関も反日を煽っているかもしれないが、特攻隊に朝鮮半島出身の方がいたということはもっと知られていいと思う。日本人が大半を占める特攻隊の中で、光山少尉は想像を絶する辛酸を舐めたのではないか。最後は祖国に帰りたかったと思う。祖国のため、また日本のために尊い犠牲を払ってくださった貴方のことは忘れません。
終戦の直後から特攻隊が罵られていたという記述には唖然とした。愛する人を守りたい、そんな純粋無垢な気持ちで敵艦に体当たりしたり、敵機に撃ち落とされたり事故で亡くなった若者達を鞭打った当時の日本人は敵国以下である。多くの若者を鉄砲玉にした挙句、自分だけ助かろうとした軍の幹部も同様に卑怯で醜い。まだ十代二十代の彼らの犠牲のおかげでその後や今日の豊かな暮らしがあるというのに、何を考えていたのか。たとえこの世にいなくとも日本人を辞してもらいたい。しかし奇遇なことに、それはベトナム戦争後のアメリカでも似たような状況だったと聞く。悪いのは政府や軍の幹部であって、死線を生き抜いた兵士たちではないのだが、安全なところにいた幸せな人達にはそんな兵士達の苦労のくの字もわかるまい。
現在の日本人の半数くらいは、感謝の気持ちも反省の気持ちもない怪物である。自分だけが得をすることしか考えない鬼畜どもである。私はそんな国になってしまった我が国を見て、特攻隊で散華した方々に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
特攻隊の皆さん、トメおばさん、なでしこ隊、家族や国のためを思って自らの夢や希望を諦めざるを得なかった当時の皆さん、日本を守ってくださってありがとうございます。いずれ知覧に参ります。
まさに生ける観音 ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子
知覧町を実際に訪問して、冨屋やトメさんのことを知りました。この本を読んで、豊かな現代からは想像もしがたい史実に触れました。是非、若い人たちにも勧めたい本です。
特攻隊員とアメリカ軍将兵をともに受入れたトメ ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子
日本軍の若い特攻隊員は,予科練や学徒出身で,実戦経験もなく未熟だった。その彼等に与えられた「重い命令」を少しでも楽にしてあげたいとトメはがんばった。その一途な母親代わりの愛情は,若者たちにも,自然に受入れられた。
さらに驚くべきことは,このトメが,戦後は進駐してきたアメリカ軍将兵をも,富屋で歓待したことだ。このような行為を裏切りと非難したものもあったようだが,トメは,母親が必要なのは,進駐軍兵士も同様と考えて,決して彼等が来るのを拒まなかった。戦後の特攻隊員の慰霊のための活動と並んで,アメリカ軍将兵との友好も果たすことのできた「肝っ玉かあさん」のようなトメには,人間愛が溢れていたのではないだろうか。
戦争ほど愚かなものはない。 ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子
戦争ほど愚かでばかばかしいものはないとこの本を読んでそう思いました。
右翼的、左派的な内容ではなく特攻隊員たちと鳥浜トメさんとの交流などが書かれているので、彼らがどういう事を思っていたかなどが読み取れます。
DNA ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子
えーっと。今、読んでます。 ものすごく興味もあるし、それ以上に、なんと言うか、切なくて、理不尽で・・・。 日本人としてその時代に共感し、共鳴してしまいます。