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遠藤周作』の検索結果は[ 全 727件 ]    1 / 243ページ   次のページ

深い河 [VHS] 遠藤周作

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深い河 [VHS]


熊井啓 秋吉久美子 奥田瑛二 三船敏郎 井川比佐志 香川京子 菅井きん 遠藤周作

定価:¥ 16,590 (税込み)
発売日:1998-12-02
Amazon.co.jp ランキング: VHSで699位

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ユーズド価格:¥ 4,120より

クチコミオススメ平均:

三船の遺作        深い河 [VHS]
熊井啓と三船が組んだ最後の一作。三船は頭の病が進行し、半ば朦朧としていたという。撮影もしばしば中断したらしい。しかしである、画面に姿を見せる三船からはそんな雰囲気は微塵も感じられない。さすがである。出番はそんなに多くないが、花火をバックに登場するシーンなどは夢のような美しさである。痩せた三船に往年の迫力はない。それでも、沼田耀一に日本酒の盃を投げつけるシーンは、ハッとする凄みがあった。インドロケも美しかったが、自分が印象に残る名場面は、やはり三船の勇姿である。早くDVD出してほしい。
原作とは異なる魅力!        深い河 [VHS]
私は邦画をあまり見ない。
しかし、この作品だけは心から素晴らしいと思った。
この作品は遠藤周作の小説『深い河』を映画化したものである。
牧師の青年を演じる奥田瑛二が素晴らしく、我々の心を打つ。
また、この映画のラストは小説のそれとは全く異なっている。
しかし、私は映画のラストの方が好きだ。
みなさんはどう感じるだろうか?
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愛する [VHS] 遠藤周作
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愛する [VHS]


熊井啓 酒井美紀 遠藤周作

定価:¥ 3,990 (税込み)
発売日:2000-07-19
Amazon.co.jp ランキング: VHSで86,577位

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ユーズド価格:¥ 1,790より

クチコミオススメ平均:

本当に「全国でロングランヒット」したのかな?        愛する [VHS]
わたしはレンタルビデオ店でビデオのパッケージを見るまで、映画「愛する」の存在を知らなかった。「全国でロングランヒット」と書かれてあったが、私は知らなかった。 あるキリスト教の教会の掲示板に、渡瀬恒彦主演の「親分はイエス様」という、凄い題名の映画のポスターが張ってあったのを見たことがある。「愛する」も「親分はイエス様」もキリスト教の信者向けに作られた映画であるのだろう。                        そんな「愛する」をクリスチャンではない私が観て抱いた感想は、不覚にも涙を流してしまったくらいに、感動した。信仰を持たない私が感銘を受けた理由は何なのであるか、正直に申し上げれば、私にも判らない。       ハンセン氏病が主題である映画といえば、みなさんご存知の「砂の器」がある。「砂の器」は新劇の故加藤嘉、新国劇の緒方拳がクライマックスの場面で、泣き叫び、観客を涙に誘う仕組みになっていた。            「愛する」にも、主演の渡部篤郎、酒井美紀が号泣する場面はある。ただ単に私も涙に誘われて、涙しただけなのか。私はキリスト教の「愛」が今一つ良く判らないでいる日本人の一人である。                 信者ではない。出演者の演技に感銘を受けたのでもない。熊井啓の映画のファンでもない。ストーリ自体にも、率直に申し上げれば、空々しさを感じてしまった程である。                         多分死ぬまで判らないような予感がする。それでも良いと、私は考えている。
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愛する [VHS] 遠藤周作

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愛する [VHS]


熊井啓 酒井美紀 渡部篤郎 岸田今日子 小林桂樹 宍戸錠 岡田真澄 松原智恵子 遠藤周作

定価:¥ 16,800 (税込み)
発売日:1998-04-24
Amazon.co.jp ランキング: VHSで7,877位

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ユーズド価格:¥ 1より

クチコミオススメ平均:

心に響くと思います。        愛する [VHS]
 この作品を、映画館に足を運んで鑑賞しました。涙が出ました。当時、高校生という多感な時期であったことが、影響しているかもしれません。しかし、今再び見直したとしても、以前とは違った見方で、また感動するだろうと思います。映像や作品の雰囲気としては、人物描写が細かく、小説を読んでいるかのような作品でした。ぜひ、一読してみてください。
普通        愛する [VHS]
渡部カッコいい
じっくりと味わいたい熊井ワールド        愛する [VHS]
つまらないなどと言うレビューがありましたが、素人の言うことは聞き流すとして。先ずキャスティングが良い。酒井君のその後の活躍を暗示しています。また、作品がタイムリー。ハンセン氏病訴訟を暗示するかのようです。原作を思わず読み返したくなったのは、私だけではないでしょう。以上のように、玄人向けの渋い一品です。この作品を理解できないようでは………。
イマイチ        愛する [VHS]
特に観た後何かが残るわけではない。感動しないでもないけどあまり期待して観るとがっかりする。暇潰しにはなります。
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海と毒薬 デラックス版 [DVD] 遠藤周作
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海と毒薬 デラックス版 [DVD]


熊井啓 奥田瑛二 渡辺謙 田村高廣 根岸季衣 遠藤周作

定価:¥ 4,935 (税込み)
発売日:2001-12-21
Amazon.co.jp ランキング: DVDで43,314位

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新品:¥ 4,432より
ユーズド価格:¥ 3,900より

エディターレビュー
太平洋戦争末期に行われた日本軍の米兵捕虜生体解剖実験をモチーフに記された遠藤周作の同名小説を、社会派・熊井啓監督が映画化した問題作。
人道を無視した残酷な実験に参加する青年医師・戸田(渡辺謙)は良心の呵責(かしゃく)にさいなまれる。一方、彼とは反対の姿勢をとりつつも、自分に人間的感情が欠如しているのではと悩む同胞の勝呂(奥田瑛二)。ふたりの眼をとおしてドラマは進められていく。
本物の血を使って撮影されたというリアルな実験シーンの数々は、モノクロ映像によって逆に陰鬱とした空気が濃密となり、暗黒の時代ならではの背徳の行為をより鮮烈に具現化している。
ベルリン映画祭銀熊賞(審査員特別賞)受賞。国内でも、キネマ旬報ベスト・テン第1位などに輝いている。(的田也寸志)


クチコミオススメ平均:

なにか中途半端        海と毒薬 デラックス版 [DVD]
こんなひどいことがあった、という事実を描きたかったのか、こんなひどいことをする人間の精神を描きたかったのか。どちらも描けなかった失敗作だと思います。
事実をもとにした重いテーマ。        海と毒薬 デラックス版 [DVD]
この手術シーンは迫力ものです。血も本物をつかったといいます。しかし見終わってなんともいえない気持ちになります。人の生死に近くにいると命の大切さは麻痺するのでしょうか?戦争と言う異常な状況下で、こんな外科に居たからこうなっただけ。という若き医師の言葉、本当にそうだろうか?とそれに疑問を投げかける若き医師。状況に飲まれず正常な心を持ち続けるのも、その人の天性によるものなのでしょう。とても重い映画でした。
インパクト満点。        海と毒薬 デラックス版 [DVD]
遠藤周作の小説出版が1958年。
熊井啓監督によるこの作品の発表が1986年。
実は脚本は1969年にはできあがっていたが、
スポンサーが見つからなかったとのこと。
それだけ社会に与える影響が大きい作品ということだ。
監督との対談で、奥田瑛二も最も影響された作品と語っている。

使用された手術器具などが終戦当時の医療現場を
忠実に再現するように配慮されており、
映像も白黒なので、我々にとって非常にリアルに感じられる。

人間とは何かを考えさせられた。
この映画が国際的に高い評価を得たのは、当然と思う。
事実かどうかなんて。。。        海と毒薬 デラックス版 [DVD]
これが本当にあったことかどうかなんて問題ではなく、こんな状況になったら人はこんなこと考えてしまうんだろうなぁととても怖くなりました。
渡辺さんの目がギラギラして迫力がありました。
何が異常なのか        海と毒薬 デラックス版 [DVD]
戦争中の米軍捕虜への生体実験、決して肯定できる行為ではない。
しかし、ナチスによるユダヤ人に対する生体実験がその後の医学の進歩にどれほど貢献したかとおもうと、現代に生きている自分としては多少なりとも矛盾を感じる。劇中、生体実験に参加した奥田瑛二扮する勝呂を声高に責める岡田真澄扮する米軍人ハットリ調査官、自ら生体実験に積極的に参加する渡辺謙扮する戸田。この二人にどれほどの差があるのだろう。ハットリ調査官に戸田は、広島に原爆を落とした時、あなた達は良心の呵責を感じたかと問う。この作品は人間の残酷さ、自己の曖昧さを痛烈に描きだしていると思う。決して後味はよくないが、一見の価値はある。あと成田三樹夫ファンの自分としては柴田助教授も要チェック

NHK映像ファイル 「あの人に会いたい」1 [DVD] 遠藤周作
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NHK映像ファイル 「あの人に会いたい」1 [DVD]


湯川秀樹 田河水泡 遠藤周作 東山魁夷 柳家小さん 川端康成 榎本健一 松下幸之助

定価:¥ 3,465 (税込み)
価格:¥ 3,465 (税込み)
OFF:¥0 (0%)
発売日:2008-07-16
発送可能時期:在庫あり。
Amazon.co.jp ランキング: DVDで61,870位

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新品:¥ 3,112より


真夜中の招待状 [DVD] 遠藤周作
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真夜中の招待状 [DVD]


野村芳太郎 小林麻美 小林薫 下条アトム 丹波哲郎 藤田まこと 渡瀬恒彦 遠藤周作 野上龍雄

定価:¥ 3,990 (税込み)
価格:¥ 3,161 (税込み)
OFF:¥829 (21%)
発売日:2004-01-24
発送可能時期:在庫あり。
Amazon.co.jp ランキング: DVDで64,995位

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新品:¥ 3,161より
ユーズド価格:¥ 2,986より

エディターレビュー
遠藤周作のミステリー小説「闇の呼ぶ声」を、都会的な雰囲気の女優・小林麻美を主役に迎えて野村芳太郎監督が映画化した作品。
圭子(小林)は、恋人の田村樹生(小林薫)の三人の兄がそろって蒸発したことで、大学病院の医師・会沢(高橋悦史)を訪れる。三人の失踪者は、そろって11日に姿を消していた。
最大の見どころは、やはり小林麻美のスマートな美貌とアンニュイな雰囲気と言えるだろう。野村監督の演出は、そうした点を充分に心得ており、流行のファッションを次々に着こなす小林の、やや現実離れしたキャラクターを巧みに表現している。サイコミステリーに属する作品だが、今日ほどドロドロした描写はない。しかしながらすべての謎が明らかになるクライマックスは、いささか釈然としないこともまた事実なのだが。(斉藤守彦)


クチコミオススメ平均:

悪夢        真夜中の招待状 [DVD]
最も美しい頃の小林麻美主演で、なおかつ、このタイトルから想像されるような
ロマンティックなサスペンスを期待すると手ひどく裏切られること間違いなしの怪作。
こけおどしの演出、底の浅い真相はバッドテイストの極み。しかも深刻で笑えないから全く始末に悪い。
水着シーンや大胆な濡れ場など披露した小林麻美が気の毒になるくらいの愚作。ただしそれを
見所にするのならば、星二つはあげてもいい。
Jホラーの源流        真夜中の招待状 [DVD]
かなり昔のテレビ放映時に見てやたらと怖かったという印象が残っていて、それを再確認しました。
野村芳太郎らしくサスペンスがホラー方向につきぬけてます。
「リング」の怖がらせ方のテクニックの原型はこの映画にあるんじゃないでしょうか。
脚本が良くできていて、精神分析の蘊蓄部分を“俗流心理学”と馬鹿にしていると逆にどんでん返しにあいます。
なので、精神分析が通俗化してしまった今の方が楽しめると思います。
それにしてもイントロのアレはオッケーなんでしょうか。
重いテーマです。しかし小林麻美さんの魅力はいいなあ。        真夜中の招待状 [DVD]
どの俳優にも旬の時期があると思います。
この映画は女優小林麻美さんの旬の時の映画で若さと美しさが同居した
魅力が画面全体に充満している映画です
閑話休題

話は少し、「砂の器」に通じるところがあるというイメージで観て大丈夫かと思います(隠された表に出したくない過去がある)。この監督のほかの作品に負けない良い映画なんですよ。九州のある地方にたどり着いたとき起こった事実とは?重いテーマの映画です。

藤田まことさん、丹波哲郎さんが脇役ですごくいい味が出ております。特に藤田さんの役はね、ポイント高いですよ。ちょっと怖かったです。


沈黙 (新潮文庫) 遠藤周作
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沈黙 (新潮文庫)


遠藤 周作

定価:¥ 540 (税込み)
価格:¥ 540 (税込み)
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Amazon.co.jp ランキング: 文庫で8,613位

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新品:¥ 540より
ユーズド価格:¥ 1より

クチコミオススメ平均:

宗教に関係なく、強く印象づけられる作品        沈黙 (新潮文庫)
 解決不能な問いを我々に投げかける、重い作品だ。
 宗教が無ければ戦争はもっと少ないはずだと言われるし、布教が植民地化と同義であった時期もある。しかし、現場の布教と弾圧の狭間に生きた人々の、信仰と苦しみというのがどんなものであったかと言うことは歴史では習わない。
 本書では宣教師の過酷な運命を通じて、異境の中で「信仰する」とはどういうことであるのか、「救い」とはなんなのかと言うことを強く問いかけてくる。別にキリスト教徒でなくても容易に理解できて、考えさせられる作品だ。私は主人公の苦しみの果ての選択を否定する気は全くない。
 主人公の司祭は困難に際して「あなた」と「主」に呼びかけて、救いを求める。「主」はそれに「沈黙」を持って答えるわけだが、対話によって信仰が成り立つというキリスト教の宗教としての作法にはちょっと違和感がある。さらに対話の先に奇跡による救済を期待している点に至っては、現実の世で救いが具現化するのを期待するよりは、来世に期待する宗教観の方が健康的な気がした。
究極の挫折と、究極の愛の追体験をした        沈黙 (新潮文庫)
彼は自分の宣教師としての人生(そしてそれは彼の人生の全てだった)を全否定する
という究極の挫折の象徴である踏み絵を行った時に

イエスの究極の愛を始めて体験することができた。パラドックスだが、それは
キリスト教でもっとも大切なことかもしれない。

旧約聖書にすでにこういう記述がある。
「主(神)は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、たましいの砕かれた者を救われる。 」


遠藤周作はイエスを「奇跡を行えなかった人」と彼の数々の著書の中でも
書いていて、それは論争になっている。

しかし受難の中、圧倒的多数の人に蔑まれ、痛めつけられ、裏切られ、誤解されても
何も言い返さなかったばかりか、最後の最期まで神に彼らの罪の赦しを嘆願した
イエスの、この聖性と慈愛が完全に両立された人格の持ち主が、人間の全てのmessを
背負おうと、人間の無知と暴力にただ従ったことこそ最大の奇跡に思える。

彼は人生の中で奇跡を数多く「行えなかった」のではなくあえて
「行わなかった」のではないか。

人の目を奇跡に向かわせるよりも、魚くさい貧しい村人の様な人の生活のmess、
宣教師の踏み絵行為であり、キチジローの裏切り行為でもある人の内面のmess
の中にイエス様が裸一貫で入ってきて寄り添い続けたという
とんでもない慈愛に気付いて、応えて欲しかったのではないか。

このような人の全ての暗い部分の一つ残らずを自分の苦しみとして
どこまでも共に負い、時には身代わりになってくれる存在にどれだけ多くの人が
救われてきたのだろう?
作品の構成の上手さ        沈黙 (新潮文庫)
高校生の時に読んで以来、久し振りに読みました。

内容的には覚えていたものの、小説の構成など全く予想外のものでした。それだけ、当時は内容に圧倒されてしまっていたのでしょう。

歴史書のような「まえがき」から始まって、主人公の書簡の形式、そして客観的な観察の文章と、その構成が徐々に変わってゆきます。
この主観と客観の間の押したり引いたりのころ合いが絶妙で、非常に重たいテーマ(「神の不在」)を受け入れやすくしているように思います。つまり、テーマよりも物語の進行、なりゆきに、より関心が移るように上手く構成されているように思います。そうでないと、このように重いテーマですので、なかなか一気に読みとおすということが難しいと思います。

内容は、タイトルが「沈黙」と言う通り、「神の沈黙」(「神の不在」)です。
作品中、主人公のロドリゴが、何度も「主よ、あなたは何故、黙っておられるのです。」と呟きます。
これだけの切支丹の弾圧がありながら、民衆の苦しみを救えない自分のもどかしさ、宗教の無力感、それは自分が信じてきたキリスト教への疑問です。

この本は、最初から最後まで、ロドリゴのこうした「神の沈黙」に対する心の動揺を延々と描いています。それでいながら、全く退屈せず一気に読ませてしまうのは、作者の筆の力でしょう。
信じる者こそ救われない        沈黙 (新潮文庫)
農民たちが迫害にさらされている間ずっと沈黙を守り続けていたくせに、ロドリゴが踏み絵を踏む瀬戸際になって
「踏むがいい。…私は沈黙していたのではない。一緒に苦しんでいたのに」
などとのたまうことに相当な違和感があります。
そして、五本の足指が愛するものの顔の真上を覆った瞬間、この激しい悦びと感情とをキチジローに説明することはできなかったとありますが、ホント、人というのは、とどのつまり何でも自分に都合よく解釈する不思議な思考回路をしているもんだな…と。

信仰というのは、その結果が明確な現証として顕現しなけりゃ意味がないと思ってますので、信仰ゆえの苦難に沈黙するでしかない無慈悲かつ非力な神に怒りが込み上げ、やはりキリスト教の教義など絵に描いた餅でしかないと改めて認識した次第。

もちろん、物語の主題はもっと深いところにあると思いますので、改めて読み返し、自分なりの思索を重ねたいと思います。
「沈黙」がテーマでは無く        沈黙 (新潮文庫)
この本は、
「神の沈黙」‥
神はなぜ黙っているのか
が書かれているように見えて‥‥
本当は
「キリストの愛」‥
キリスト・イエスが、いかに人間を愛しているか
が書かれた本のように思います
主が沈黙していると思い苦悩する主人公に
キリストは、
「私はお前たちを見捨てはせぬ」と言い
共に苦しんでいたと話します
最後には
踏み絵を前にした主人公に対して
「踏むがいい」
「私はお前達のその痛さと苦しみをわかちあう。そのために私はいるのだから」
と言います
キリストは沈黙しているかに見えて、
深い愛を持って人を愛し、
常に人と共にいて、苦しんだり悲しんだりしているのだ‥と
読み解く事ができます。
ただ‥
遠藤周作は、
この深い「キリストの愛」は、
もしかすると‥
主人公のように「苦難」を通さなければ
人間には、見る‥感じる‥知る事ができないものでは無いか‥
という、重いテーマを
読者に投げかけているように思うのです
但し、それで終わりではなく
最後には主人公が
キリストへの新しい愛の形を見つけたように、
人間は苦難を通して
「キリストの愛」を知った時、
キリストとの新しい関係が始まる

と言う事も、
遠藤周作は書きたかったのではないでしょうか
いや
主が遠藤周作に
書かせたかったのかもしれません‥
だとすれば
この本は、
私達が弱くて、どのような苦難にあっても、
他の人に捨てられ苦しめられても
逆に自分が愛した者を裏切り絶望の中にあっても、
一筋の光がさす事を
教えてくれる
「希望の書」ではないでしょうか


※何故キリストがそこまで人を愛しているのか?
キチジローはどうなるのか?
拷問され死んで行ったキリシタンは無駄死にか?
と疑問を感じた方は、近所の教会で神父や牧師に聞いてみて下さい

深い河 (講談社文庫) 遠藤周作
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深い河 (講談社文庫)


遠藤 周作

定価:¥ 620 (税込み)
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Amazon.co.jp ランキング: 文庫で3,293位

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何度読んでも飽きの来ない懐の深さ        深い河 (講談社文庫)
本作発売は何時の頃でしょうか、確か15〜6年ほど前に若い者には珍しい病気で入院している折りに近所の本屋へ無断で出掛けて買ったのが最初だと記憶しています。

妻を亡くし今まで顧みることもなかった妻との生活、妻の居ない自分、老後。
様々な事を考える時間をもとめていた中で旅先に選んだインド。
ガンジス川のほとりで汚い水の中沐浴をする多くの人々、その横で人間の屍体をそのまま流す葬儀屋。
市民の生活にも使われある時は洗い場、ある時は風呂、ある時はトイレ。
それでもそんな河を人々は神聖なモノでありそこに在るのが自然なモノとして受け入れ崇める。
旅をともにした日本人ツアーの他のメンバーとの打ち明け話などを含めて徐々に今までの自分とは違う自分を感じるようになる主人公。

大きな泣き所のある訳でも、説教臭いわけでも、インド崇拝をしている訳でもありません。殆どが日常生活の目線で描かれ、人々の日常が自分にとってはドラマであり、他人にとっては普通の出来事でしかないという現実を洗い出していく。

遠藤周作作品いろいろ読みましたがクリスチャンである氏の作品にしては珍しい宗教色薄い作風に驚いたのと、20歳前半に読んだので年齢的に死など遠い世界の話と普段は気にも止めず感情移入も出来ない作品だったのでしょうが入院中であり同じ病室のお爺ちゃんが入院中に亡くなられたこともあり死と隣り合わせの場所に居た現実が本書の世界を近づけてくれました。

以来、人にあげたり、亡くしたり、都合4冊までは買い足したことを覚えています。
今手元にある単行本は装丁が画像と異なりますが私にとって何代目の「深い河」なのでしょうか。
一生、手元に代替わりしつつ残しておきたい一冊です。
河のゆくえ        深い河 (講談社文庫)
様々な立場や、考え方、そして思いを胸にインドのガンジス河に向かう旅行者の群像劇です。妻に先立たれ、妻の最後の一言に生きる「かすかなしるし」を見出そうとする磯辺、磯部の妻の看護を通して知り合うことになった自身の殻が厚く、その厚みに困惑している女成瀬、童話作家で身代わりの鳥に何らかの供養を必要としている沼田、第2次世界大戦でビルマを敗走した経験を持つ木口、共に欲望と思考に段差の無い三條夫妻、そして汎神論者であり、かつカトリックであることを求める大津...それぞれの意味で、それぞれにとっての深い河が、立場が、また決意が見られます。納得のいくものもあれば、なかなかうけいれられない現実があったり、少し作者の作為が透けすぎる行動をとる登場人物もいますが、おおむね納得できる物語でした。


意味を持たせるなら、作者の作為が感じられなくなるくらい作りこんだものを好む傾向に私はあることを自覚しておりますが、素朴さからしか立ち上がりえない何かがあるのもまた事実です。私個人としては1番気になったのはやはり「成瀬さん」なのですが、成瀬さんのモノローグがあるにも関わらず、いまひとつ釈然としない、あくまで小説の中の登場人物のような作者の想いを代弁させられている感がありましたが、それでも何事にも心を強く動かされることの無いリアリティは感じられましたし、そこはかなり良かったです。


時代として『そういうものであった』と言われてしまえばその通りなのかもしれませんが、それでも私は想像することが出来なかった、あるいはその機会を捉えなかった以上はその重みを背負うべきに感じさせる磯辺さんと妻の関係性について、特に気にかかる部分でした。非常に都合よい解釈が続く中で個人的には悲しむべき資格が無いように思いましたが、それでもなお、行動させられる磯辺さんそのものについての「どうしようもなさ」には共感も出来ました。未来が見えないからこそ、どんなに想像を巡らせていても有りえるであろう予想外の何かが起こったとき、そしてそれに深く後悔を思うときに、突き動かされる心の動きが。


そして大津さんのあくまで愚直な、生活の中から浮かび上がる信仰の行く先にも、考えさせられました。カトリックや信仰そのものに対しての理解が私はまだまだ少ない私でも、汎神論をキリスト教的異端として扱われるものに、違和感を覚えますし、感情として何かを感じ取るという生活を変えることは信仰のチカラをもってしても難しいものであると思います。感じる心、感覚をなくすことが唯一神への信仰であるならば、たとえその行き着く先に幸福が待っていようとも、なかなか難しいことになりそうですし、「論理だけではありえない何か」を感じるには「論理で説明できるものには、論理を徹底させた」後でしかありえないと私は思います。唯一神の思惑は常に人の思考の先であるはずですから、様々なものに、その唯一神の何かが波及していると捉えることも可能であろうかと思いますし。「玉ねぎ」という比喩はとても面白い比喩であると思いました。


最後の終わり方には、非常に驚かされましたし、このような小説を書かれる方からは想像できない(私には)最後でしたが、とてもよい終わらせ方だとも思います。


信仰に興味のある方に、インドに興味ある方に、オススメ致します。
微妙……。        深い河 (講談社文庫)
成瀬の乳房をいじらせて貰っていただけの大津が、
なぜか自分と成瀬が結婚を前提とした関係になっていたと錯覚し、
それを親に報告までしていた点はやや頓珍漢に思え、
作者の意図しなかったであろう面白さを感じた。


まあ、上はどうでも良い話である。本題に入ると、
大津が「玉ねぎ」に仕えようとする理由づけは良いと思ったが、
わざわざカトリックのカテゴリに留まろうとする理由が不明瞭だった。

大津がカトリックであることについては、
「大津の母がそうであり、家庭がそうであったから」という以上の説明はなされない。
西洋のキリスト教が自分に合わないなら、それは良い。けれど、どうしてカトリックなのか。
どうして強引にカトリックの職である「神父」を志望し、
挙句インドで死体を運ぶ破目になる必要があるのか。
教義が気に食わないなら儀礼だけ採用して、自分流の信仰を作っても良かったのではないか。

正統のカトリックでなければ「玉ねぎ」を信じられないという理屈はない。
しかし大津のしたことは「カトリック=玉ねぎ」という思想を、
無意識のうちに頑なに貫くことであったと思う。
もしかしたら、作者の持つ「キリスト教=カトリック」という意識の表れなのかもしれない。
この点はやや排他的に思われた。キリスト教はカトリックのみではない。
汎神論者が個人的にカトリックの儀礼を採用して信仰するのはダメなのか。


総じて★は三つとしたい。
作者が真顔で書いてくれた綺麗事は、読むと心洗われるが、
筋書きとしてはやや中途半端な感じがした。
最後のほうでお説教の垂れ流しになってしまった感もある。
磯辺の結末を説明した箇所などは、完璧にお説教一色であり、現実感に乏しかった。

そして筋書きには関係ないが、三條夫妻は何らかの罰を受けるべきであった。
ウザいキャラクターには罰を与えて欲しかった。胸糞が悪い。
日本人として西洋の神 キリストの存在を追いかけ続けた遠藤周作の意外な集大成の著        深い河 (講談社文庫)
久しぶりに読んでみた。
言葉に出来ない想いがずっと横たわっている。

最初に読んだのが恐らく10年以上前だと思うけども、やっぱりそれから歳を重ねると、書いてあることの受け止め方と重みがぜんぜん違うし、とても良かったぞ。

ましてや、あの時はインドに行った直後に読んだので特に印象深い本であったのだ。

 遠藤周作は、ご存知のようにカトリックの信者であった。戦後初の交換留学生としてフランスに渡り、そこで彼が感じた西欧カトリックの歴史の中での「在るべき」姿から、自分の形に信仰を落とし込むまでの苦悩が遠藤周作にはあったようだが、その彼の姿がこの本にも主人公に変えて書き込まれている。

 カトリックでは認められない「輪廻転生」という概念と、現在のインドでのヒンズー教信仰。どこでそれがつながっていくのかという人間と人間。そこには全ての宗教をも包み込む概念としてのガンジス河があった。

 インド人にとっては母なるガンジス河。すべての人生の苦悩と矛盾を抱えながらその河に流されいく死者。そこにカーストをも外れた人間のために自分を差出すカトリック神父。イエス・キリストが全ての人間の罪を背負って最後は十字架を背中に受けながら歩く姿に、その神父は死を待つ人間を背負いながらなぞるのだと告白する。

 人の心の美しさや、信仰というものからあえて目を逸らしてきた女性に、この神学生は「神がかたくるしければ、”たまねぎ”と言い換えてもいい」と彼は神を語っていた。

 「神は存在というより、働きです。
  たまねぎは愛の働く塊なんです。」
深い河が目の前を流れていくのを感じた        深い河 (講談社文庫)
それぞれの過去にとらわれ、救いを求めてインドの聖地へ向かう男女の物語。
時代背景としてはやや古くなってしまった感もある。
しかし、そのテーマは永遠のもの。少しも古さを感じさせない名作だ。作者の巧みな話術により読み始めたら、止まらなくなってしまった。
善と悪とは?宗教とは?人生とは?愛とは? その中で私たちは何をよりどころにして生きていけばいいのか?
すべてのものを包み込みながら大河が目の前を流れていくのを本当に感じました。おすすめです!

イエスの生涯 (新潮文庫) 遠藤周作
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イエスの生涯 (新潮文庫)


遠藤 周作

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クチコミオススメ平均:

うん。キリスト教止めてた時も        イエスの生涯 (新潮文庫)
この内容だから、読めた記憶はありますよ。
たぶん、彼がキッカケで戻ったよーな。。。
人間としてのイエス        イエスの生涯 (新潮文庫)
非常に好きな本です。イエスを神の子としてとらえるというよりも、どこまでも偉大な人間として追究し、解釈しています。

おそらく、反対に神の子としてのイエスを信じている人からは、この書は蛇蝎のごとく嫌われるのではないかと思います。現に、そういう方もいるようですから。

人それぞれのイエス像があってもいいと私は思います。そう思う私にとっては、遠藤周作の見るイエス像はとても興味深い。師とは何か、弟子が目覚めるきっかけは何か、そういう視点で見るのも面白いのではないかと思います。お薦めの一冊です。
イエス・キリストの無限の愛。        イエスの生涯 (新潮文庫)
 遠藤さんは、お父様、彼らをお許しください、彼らは自分たちが何をしたか、わかってはいないのです、というイエスの言葉を、お父様、彼らをお許しください、彼らは愛し方を知らなかったのです、と解しておられた。
 そもそも、愛、とは何なのでしょうか。目には見えないもの、実際には役に立たないもの、そう遠藤さんは言っておられたような心持がするのだが。
 障害を抱えている私にとって、出来ることなら、この障害から逃れたい、「普通」になりたい、という思いがあることは否定できない。しかし、もし、本当にイエスのような奇跡を行う方が、目の前に現れ、自分の障害を取り除いて下さったら、私は本当に幸せになれるだろうか? 生れ落ちてからこの方、自分はずっと、障害を背負ってきたのに、それを、「暴力的」、と言ってもいいほどに取り除いてしまったら、「なんだ、僕をバカにしているのか! 苦しんだ僕の二十何年は、いったい、なんだったのか、僕の時間を返せ!」と、かえって憤慨してしまうかもしれない。それよりも、遠藤さんのおっしゃるとおり、僕の苦しみを一緒に苦しんでくれるイエスのほうが、よほど愛にあふれている。自分の幸福など、目もくれず、苦しむ人と一緒に苦しんでくれる、イエス。「無力」であることによって、無限の愛を示すイエスの姿は、なんともありがたく、また、美しく、僕の目に映った。
劇団四季で、ジーザスを見た方は、ぜひ!!        イエスの生涯 (新潮文庫)
ジーザスの舞台を見る前の参考にと、読みました。
久しぶりに読み応えのあるものを読んだ気がしました。
舞台終了後、再読。神の子イエスというだけでなく、
人間イエスとしての苦悩が伝わってきました。
また、聖書を読んだことはあったのですが、よく理解できず、文字だけを
追っているような感じだったのが、なんとなくですが、理解できる?読み方
がわかる?というか身近なものになってきた気がしました。
 曽野さん、三浦さんなど他の作家の方のイエスに関する本も
読んでみたくなりました。イエスの乾きとは・・・
極上のエンターテイメント        イエスの生涯 (新潮文庫)
信念のために頑張る男が死を選ぶことにより信念を成就させる話です。

イエスを中心に当時のユダヤ人の生活状況や時代背景、ローマ帝国、ユダヤ衆議会の策略が絡みあい背景も非常におもしろいです。

またユダとイエスの関係が裏切り者と裏切られた者でなく、作者独自の解釈で書かれておりいい意味で衝撃的で心震えました。

弱い人間である弟子達がイエスの死により変わっていく様も感銘をうけます。

誤解され傷つきながらも自らの信念を貫くために歩むイエスの苛烈な生き様をぜひ読んでほしいです。

小説はとっつきにくいという方にはダイジェスト版『遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子』(新潮社)がオススメです。カラー写真も豊富で読みやすいです。(私もこれを読んで小説を手にとりました。)

以上キリスト教云々でなく小説のおもしろさで語らせてもらいました。

遠藤周作』の検索結果は[ 全 727件 ]    1 / 243ページ   次のページ

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