そういえば昔「DNA2」っていうアニメがあったなー。むしょうにそんなことを思った作品。
絵がきれい。舞台になる街の情景が細かく描きこまれていて、思わず引き込まれそうなCGも、とても効果的に使われている。ヨーロッパの町のいいところをここぞとばかりに詰め込んだような美しく整った街並みや時計塔、それにそんな街のデザインとあわせた学校も好き。靄のかかった夜の場面も趣があり、背景の美術はぜひ見ものだ。それに作画も比較的よく出来ていて、ひどく崩れない。「女神候補生」ではそのストーリーとどこか違和感のあった杉崎ゆきる氏のキャラクターもこの作品ではぴったりといった感じだ。
けど、物語はその絵にしてはたいしたことない。展開に無理があるとこがごろごろ。予告状を出せばいつでもどこでも警察がしっかり警備している。あんたらそんなに暇なんかいっ!思わず突っ込んでしまう。怪盗があまりにも当たり前の事として話が進んでいる。あんたらに遵法思想はないんかいっ!と、ここでも突っ込んでしまう。そんなこと言ったらお話にならないっていわれるかもしれないけど、でも話の筋ぐらいはつけて欲しいんだよね。設定に対しての説明がなさすぎて、なんでそうなるの?ってシーンばっかり。ユニコーン絵から出てくる絵なんて何よ?何でそんなもんがいっぱいあるの?基本的な謎にぜんぜん触れず当たり前のように話は進んでいく。キャラは何で疑問に思わない?そこんところがどうも不自然。
ちなみに「千と千尋の神隠し」で名の知れた入野自由さんのちょっと引っかかる演技と、石田彰さんのちょっとうますぎる演技のでこぼこ感も気になるところ。