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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト Gilmore Girls: Complete Fourth Season (6pc) [DVD] [Import] 関連キーワード Creator : Amy Sherman Chris Long Lauren Graham Alexis Bledel Melissa McCarthy Scott Patterson Keiko Agena Yanic Truesdale Liza Weil Sean Gunn Chris Eigeman Kelly Bishop Edward Herrmann Jared Padalecki Daniel Palladino Jamie Babbit Kenny Ortega Marita Grabiak Matthew Diamond Michael Grossman 関連商品 Gilmore Girls: Complete Fifth Season (6pc) (Std) [DVD] [Import] Gilmore Girls: Complete Seventh Season (6pc) [DVD] [Import] Gilmore Girls: Complete Sixth Season (6pc) (Std) [DVD] [Import] Gilmore Girls: Complete Third Season (6pc) (Std) [DVD] [Import]
エディターレビュー 銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか? 否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。 たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。 著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子) クチコミオススメ平均: ![]() 読んでると、やたら腹が減る人類史 Guns, Germs, and Steel: The Fates of Human Societies
非常に遅ればせながら。
山田風太郎の『魔界転生』の石川賢による漫画化で、病原菌の固まりとして転生してくる駿河大納言 の描写があったじゃないですか。新大陸に乗り込んでくるヨーロッパのイメージとして、あの描写が脳にすり 込まれてしまいましたよ。 大陸間の文明格差と、その結果としての今日の情勢を、栽培化・家畜化可能な野生種の有無と 大陸の形状(伝播の環境的制約)から一気に説明してみせた壮大な人類史。 植生などの気候風土と地理的要因といった環境条件に人類の文化が決定的に制約されている様は 圧巻ですね。非常に大きな説得力を持っていると思います。 ヨーロッパの南北アメリカへの進出(侵略)だけではなく、その人類史上最大の不幸な遭遇を、オースト ロネシア語族の太平洋への拡散やバンツー諸族のアフリカ南方への拡散などと同じ現象の一事例とし て位置づけるなど、刮目する理路多数。 しかし、同じユーラシアでもヨーロッパが世界を席巻して中国はそうでなかった理由を、政治的統一の 有無に求め、その政治的統一の有無を、水系や半島などの地理的制約に求めるあたりは、それまで 説得力があっただけに、かなり厳しいのでは? これは著者自身が正しく総括しているように、今後、探求が進められるべき領域なんでしょう。 私は、どうしても「なぜヨーロッパが?」と来ると、M.ウェーバーを連想しないではいられないのだけれど。 天文、地質、生態、進化など、実験が不可能だったり倫理的に許されなかったりする分野を歴史科学 と位置づけ、それらと一貫した方法を模索して、人類史の今後に期待する態度には大賛成だけど。 しかし、参照文献をまるごと無しで済ませるって翻訳の方針には大疑問。 読者のさらなる探求を阻害するという意味で、原著者の意図にも、文明の相克という本書の趣旨にも 悖るのではないか。 古ぼけた価値観を壊す鉄槌の一撃のような新しい史観 Guns, Germs, and Steel: The Fates of Human Societies
歴史はなぜ動くのか?その動因を求めて、人は様々な史観を考案してきた。英雄豪傑が歴史を動かしてきたとする大衆的な史観、人種間の優劣に原因を求める優生学的史観、経済構造がすべてと語るマルクス主義的唯物史観、社会構造や精神にその原因を探るアナール派史観、等等。生物学者が書いた本書は、これらに対し、動植物の分布環境がすべてを決定してきた、とする画期的な歴史の仮説を提唱してくれる。
本書の考察は旧大陸と新大陸の関係への疑問からはじまる。なぜスペインはアステカ帝国やインカ帝国を征服できたのか?なぜその逆のことがおきなかったのか?この疑問に対し、以前は白人文明の優位性、はては白人種の優位性による説明がされていた。これに本書は真っ向から反対する。いわくヨーロッパ人が優れていたわけではない、ただ旧大陸は新大陸より横長であるため、動植物の交流が多く、多くの動物を家畜化した結果ヨーロッパ人は伝染病に対する耐性を獲得していたにすぎない、と。反対に新大陸は東西の移動範囲が限られ、動植物の分布も貧弱であったため、先住民は伝染病に対する耐性を獲得できないままでいた。このため、スペイン人が上陸した後、あっという間に伝染病が広がり、文明が滅んでしまった、というのが本書の説く歴史である。それは人種間や文明間の優劣があったからではない、文明が育った自然環境という些細なことが全ての要因だったわけだ。 その他にも、世界の数多くの地域に取材しながら、なぜヨーロッパ人が世界の中で優位に立っていったのか、が、いかにも生物学者が書いた本らしく、極めて客観的・論理的に解説されていく。その論理構成たるや、見事の一言。世界の歴史を舞台にした壮大なフィールドワークとでもいうべき、きわめて実証主義的な視点が、本書の論理構成に鉄壁の信頼性を付与している。ヨーロッパ人は優れていたのではない、ただ動植物の自然環境に恵まれていただけなのである。従来の史観に対するこの強烈な鉄槌、痛快である。まさに唯物史観ならぬ、唯動植物史観の堂々たる登場、というところか。本書の読書にとって、これまでの自分の歴史観ががらりと変わること間違いなしの体験であろう。小さい現実の観察から論理を飛躍させ、壮大な歴史を構築するというこの壮大な仮説構成力は、感動的ですらある。歴史に興味のある人はもちろんのこと、優れたロジック展開や思考法を学びたいすべての人にすすめたい本と言えよう。 ピュリッツァー賞を受賞し世界的にも名高い本書は、間違いなく、自分の読書史上10冊の内にも入る名著である。このような本に出合えたことに感謝して5点満点献上。本書で感動を覚えた方には、同じ著者による続編「文明崩壊」もあわせておすすめしたい。 理系が書いた歴史書 Guns, Germs, and Steel: The Fates of Human Societies
文明の勃興や競争を地理的要素を重視して語るので、Geographical determinismだと揶揄されることもあるこの本ですが、極めて切れ味がいい理論です。雑多な出来事の流れに過ぎないようにも見える世界史の流れに、生物学や地理学という座標軸を設定すると、今までの人文科学てきな歴史観では得られなかったことが見えてきます。細部を捨象した大鉈をふるうような理論なので、色々批判は出来ますが、全体としては本質をかなりうまくとらえていると思います。
ピュリッツァー賞を受賞した本作ですが、英語自体は平易です。知的な体験を求めている方に是非お勧めです。 これからのスタンダードになりそうな予感、21世紀初頭のグッドジョブ Guns, Germs, and Steel: The Fates of Human Societies
■テーマ「人類が誕生してから、何故、世界は今あるような姿になったのか?」
ヨーロッパ人は南北アメリカ大陸に入植したけれど、なぜアメリカインディアンがヨーロッパに入植してくることにはならなかったのか、かつて文明が萌芽した「肥沃な三日月地帯」は何故いまは肥沃でないのか、他民族にひどいことをするのは「先進国」の専売特許じゃなくて以外と普通(程度は別として)かも、などなど、ともすれば様々な批判を招きかねないテーマを堂々と科学として成り立たせています。 読んでいる途中で「そんなこと言っても○○じゃないの?」なーんてことを何度も思いましたが、彼は必ずどこかで返答を用意していて、自分の浅薄さを思い知らされることしきりでした。トホホ。 だからって訳じゃないけどジャレドさん、あんた偉いよ。マジで。 ■新時代到来か それにしても「何故いまあるようになったか?」って言われてもねえというテーマなんですが、必然と偶然のあいだを軽々と行き来するスタンスの取り方はお見事。ジャンルを超えて手本になり得るものだと思います。 記述されている内容そのもの、議論のレベルの高さあるいは公正さ、そしてこれだけのしっかりした論考が単なる学術論文としてでなく一般に流通する書物として出版され(さらに日本語訳され)、こうして我々の手に入ること、どれをとってもこれからの本のあるべきスタンダードを示していると思います。 おおよそ、進化とか進歩とかいう話をする場合、本書を知らないでは「お話にならない」ことになると思います。 歴史は「善悪」で論じるものが多くて辟易している方にお勧めです。 Guns, Germs, and Steel: The Fates of Human Societies
日本の本屋に並んでいる歴史に関する本は「侵略戦争は悪いだとか」「自虐史観はけしからん」「歴史の英雄の伝記」だとか、純粋に知的好奇心を満たしたい人たちにとって「無価値」な議論をする本が多すぎます。
一方、学校では、この本で論じているような「なぜヨーロッパ文明が他の文明を凌駕したのか?」「隆盛する文明と消滅する文明の違いは何か?」といった歴史の本質的疑問に答えることなく、「時系列で起きた事象を淡々と述べる」、いかに自国が輝かしい歴史をたどってきたか(特に外国の教科書はそうらしい)」という視点で学ぶことがほとんど。 翻ってこの本は、「文明度の強い弱い(=進歩の度合い)」はなぜ起きたのか?を地理学的視点・生物学的視点・考古学的視点などを駆使して、素晴らしい説得力で論を展開していきます。 特に興味深いのは「農業(栽培作物)」「家畜」の問題。例えばアフリカの「しまうま」や「バッファロー」はなぜ家畜化しないのか?家畜化しようとしたのか?そうだとしたらなぜ家畜に出来なかったのかが、述べられています。 私は、人類の歴史をあえてシンプルに捉えるとすれば「勝つか負けるか」だと思っています。そしてなぜ「その文明・民族あるいは国家が勝ったのか?負けたのか?」に1つの答えを用意してくれたのが、この本でした。 アメリカの金融危機が全世界を同時に大不況に陥れた現代がたどってきた歴史は、「ヨーロッパ、特にアングロサクソン系の文明が他の文明を駆逐してきたことで起きた事象だと思いますが、これも、その根本的要因が、人種や民族などの人間という種の生物学的要因ではなく、地理的要因にあるということは、非常に興味深い。 それを象徴するかのように黒人のオバマ大統領が生まれたことも、非常に興味深く思いました。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト Guns, Germs, and Steel: The Fates of Human Societies 関連キーワード Creator : Jared Diamond 関連商品 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下) 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed Why Is Sex Fun?: The Evolution Of Human Sexuality (Science Masters) [ナショナル ジオグラフィックDVD BOX] 銃・病原菌・鉄(DVD3巻セット)
エディターレビュー 大ベストセラーとなった『Guns, Germs, and Steel』(邦題『銃・病原菌・鉄』)で、ジャレド・ダイアモンドは西洋文明が世界の大半を支配するにいたった状況を見事に検証してみせた。今作では、その方程式の反対側を探っている。過去の偉大な文明が破滅したのはなぜなのか? その運命から我々は何を学べるのだろうか? イースター島からマヤ文明、グリーンランドのバイキング、現代のモンタナまで、年代的にも地理的にも壮大な視点を駆使して、ダイアモンドは環境激変の基本的なパターンをたどっていく――その警鐘は現代の世界にも見ることができるが、危機的状況にもかかわらず、我々はそれを無視している。最新の研究成果が、なんとも形容しがたい語り口と混ざりあう『Collapse』は、過去のもっとも深いところにある謎を暴きながらも、未来へ向けた希望を与えてくれる1冊だ。 クチコミオススメ平均: ![]() 文明の消滅とは実は環境問題 Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed
過去の偉大な文明や文化がいくつも消滅してしまったというのは周知の事実です。原因は何だったのでしょうか?指導者に計画性が無かったり、経済学で言う共有地の悲劇に陥ったり、宗教的・文化的な理由で生存には不利な選択をしてしまったり、などなど、世界中の文明から色々な例が上げたのち、結局の所突き詰めれば、どれも環境問題にたどり着く、というのがこの本のテーゼです。
知的に大変面白い本ですが、Guns, Germs, and Steelを読んだ後に同じレベルの内容を期待してしまったこともあり、☆は辛口で4つにします。英語は前作と同じレベルで知的な本としてはかなり平易です。 背筋が寒くなる内容: 政治家の必読書 Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed
過去に滅亡したいくつかの文明を題材にして,人間社会がどのようにして破局へと向かうのか,ということについて書かれた本。 現代のグローバル化した消費文明と照らし合わせると,符号する点があまりに多くて背筋が寒くなってくる内容だった。
社会の舵取りを任された政治家や地方自治体の長に是非とも読んで欲しい一冊である。 イースター島と南太平洋の島々に栄えては滅んだ文明,南北アメリカ大陸に廃墟の街を残した古代インディアン文明やマヤ文明,グリーンランドに定住したバイキングの末裔の顛末などを題材としており,これら滅亡してしまった社会に共通した問題点や失敗点を挙げて,同じ道筋を辿ろうとしている現代地球文明へ強い警告を発している。 書き出しは意外にも現代のモンタナ州における諸問題からであった。 そういう身近な例から話を始めることで,古今東西を問わず人は皆一緒であり,滅亡した文明というのも決して他人事ではないのだ,ということを強調していた。 平易で読みやすい文章からは,あらゆる民俗文化を尊重して,わけへだてなく接しようとする筆者の物の見方や態度を感じとることができた。 欧米人によって書かれたアジアの非キリスト教文化や未開文化に関する記述には,往々にして彼らの優越感めいた臭みのようなものが見え隠れするのだけど,この筆者の文章の中にはそういうものが一切感じられなかった。 つまり,我々日本人が読んでも, 『コノヒト,ヨクワカッテルネ〜』 と感じられる,実にタメになる一冊であった。 他山の石か教訓か Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed
英語の難易度、ページ数は他のレビュアーが触れているとおり。名詞以外は非常に簡単であり、歴史、科学系の単語が多いのでTOEFL対策に良いと思う。
実際過去にTOEFLで見たalgaeという単語があった。 この本を読む意義は以下の一文に集約されていると思う。 Studies of the fates of past societies may help us understand what could happen to societies living in the same area today. (one might use knowledge of the past to avoid repeating the same mistake) これを個人のレベルだけでなく、公的機関のレベルで理解され政策に反映されるべきでしょう。 意外に思った箇所はルワンダの状況である。90年代に発生した虐殺は単なる民族紛争だけではないそうだ。大きな農場主が大きくなり、 小作人が土地を手放さなければいけないという格差の拡大が寄与しているという。詳細は是非読んで頂きたい。どこかの国の格差拡大と似ていなくもない。 中国の状況についても解説があるが、特に気になる文章がある。 Average blood lead levels in Chinese city-dwellers are nearly double the levels considered elsewhere in the world to be dangerously high and to put at risk the mental development of children. この文章が正しいのであれば中国産の飲み物、食べ物で中国人は健康に生活出来ているのだという開き直りは通用しない。 日本も高度成長期に公害被害者が多かったと思うが、残念ながら教訓は生かされていないようだ。 世界のどこかで起きた事を他山の石とするか、教訓として心に刻み込むか我々が選択することになる。 現代文明に忍び寄る崩壊の予感 Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed前著の"Gun, Germs, and Steel"は、人類文明の発展度合いに格差が生じた原因を地域特性や環境をキーに判りやすく説明した大作で、初めて知ったことが多く非常に感銘を受けたが、本著では逆に人類文明の崩壊がテーマとなっている。 前半ではイースター島やバイキングのアイスランド等における過去の文明社会の崩壊の要因が、人類による環境破壊、気候の変化、敵対文明の登場など共通性があることが描かれており、実に興味深い。その一方で、同様の危機に直面しつつも、環境に適応して生き延びた社会の事例も紹介され、その中には徳川幕府による森林保護も含まれており面白い。 後半は一転して現代社会が取り上げられる。環境破壊が大量虐殺につながっているアフリカのルワンダやハイチの状況が描かれ、過去の話と思っていた環境破壊による文明社会の崩壊がとたんに身近に迫ってくるのが怖い。個人的にショッキングであったのは自然豊かな国というイメージのあったオーストラリアの状況だ。 本書により、豊かな生活を享受している先進国の文明社会の基盤が揺らいでいることと、過去の教訓を無駄にすることなく現実を直視して地球環境と共存した生き方に転換する時期に来ていることを実感させられた。大変な労作であり、面白くかつ考えさせられるので、是非一読されることを推薦したい。 文明崩壊ではなく人類崩壊……… Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed
手に取るまでにだいぶ迷ったのだが、結局購入してしまった。やはり興味深く読ませてもらった前作「Guns、Germs、and Steel」よりも自分が生きている現代に通ずるところが大きいので更に楽しく読ませてもらった。
Diamondは自国アメリカから現代文明が凝縮された代表例として日本よりも面積の大きいモンタナ州を選んで、この力作を開始している。だがモンタナはアメリカであり、先進国の一部である。 次の章からはあのモアイ像で有名なイースター島を初めとする太平洋の諸島の凄惨な歴史を描いている。いろいろ議論の多いところのようだが、Cannibalismが実際に存在しなかったとしてもこれらの島々が極度の食糧不足に陥ったことは間違いないようだ。世界の人口が爆発的に増大し、食糧の生産がそれに比例して増大しなかったら『地球島』になってしまうのではないかと考えて、思わず身震いしてしまった。 その後の章では記憶に新しいアフリカでの大量虐殺が単に民族間対立ではなくて地理的、経済的な背景があったことを教えてくれた。また同じ島の中に数々のメジャーリーガーを輩出しているドミニカン共和国とアフリカ以外で最も貧しいとされているハイチがあることもDiamondは見事に対比してくれた。 胸のすく爽快感溢れる作品とは決して評価できないが、費やしたお金と時間に十分報いる力作であり、さまざまな現代の問題を考えさせてくれる作品であると考える。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed 関連キーワード Creator : Jared Diamond 関連商品 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 The World Is Flat: A Brief History of the Twenty-first Century A Short History of Nearly Everything The Third Chimpanzee: The Evolution and Future of the Human Animal (P.S.) 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)
エディターレビュー 銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか? 否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。 たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。 著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子) クチコミオススメ平均: ![]() 読んでると、やたら腹が減る人類史 Guns, Germs and Steel: A Short History of Everbody for the Last 13000 Years
非常に遅ればせながら。
山田風太郎の『魔界転生』の石川賢による漫画化で、病原菌の固まりとして転生してくる駿河大納言 の描写があったじゃないですか。新大陸に乗り込んでくるヨーロッパのイメージとして、あの描写が脳にすり 込まれてしまいましたよ。 大陸間の文明格差と、その結果としての今日の情勢を、栽培化・家畜化可能な野生種の有無と 大陸の形状(伝播の環境的制約)から一気に説明してみせた壮大な人類史。 植生などの気候風土と地理的要因といった環境条件に人類の文化が決定的に制約されている様は 圧巻ですね。非常に大きな説得力を持っていると思います。 ヨーロッパの南北アメリカへの進出(侵略)だけではなく、その人類史上最大の不幸な遭遇を、オースト ロネシア語族の太平洋への拡散やバンツー諸族のアフリカ南方への拡散などと同じ現象の一事例とし て位置づけるなど、刮目する理路多数。 しかし、同じユーラシアでもヨーロッパが世界を席巻して中国はそうでなかった理由を、政治的統一の 有無に求め、その政治的統一の有無を、水系や半島などの地理的制約に求めるあたりは、それまで 説得力があっただけに、かなり厳しいのでは? これは著者自身が正しく総括しているように、今後、探求が進められるべき領域なんでしょう。 私は、どうしても「なぜヨーロッパが?」と来ると、M.ウェーバーを連想しないではいられないのだけれど。 天文、地質、生態、進化など、実験が不可能だったり倫理的に許されなかったりする分野を歴史科学 と位置づけ、それらと一貫した方法を模索して、人類史の今後に期待する態度には大賛成だけど。 しかし、参照文献をまるごと無しで済ませるって翻訳の方針には大疑問。 読者のさらなる探求を阻害するという意味で、原著者の意図にも、文明の相克という本書の趣旨にも 悖るのではないか。 古ぼけた価値観を壊す鉄槌の一撃のような新しい史観 Guns, Germs and Steel: A Short History of Everbody for the Last 13000 Years
歴史はなぜ動くのか?その動因を求めて、人は様々な史観を考案してきた。英雄豪傑が歴史を動かしてきたとする大衆的な史観、人種間の優劣に原因を求める優生学的史観、経済構造がすべてと語るマルクス主義的唯物史観、社会構造や精神にその原因を探るアナール派史観、等等。生物学者が書いた本書は、これらに対し、動植物の分布環境がすべてを決定してきた、とする画期的な歴史の仮説を提唱してくれる。
本書の考察は旧大陸と新大陸の関係への疑問からはじまる。なぜスペインはアステカ帝国やインカ帝国を征服できたのか?なぜその逆のことがおきなかったのか?この疑問に対し、以前は白人文明の優位性、はては白人種の優位性による説明がされていた。これに本書は真っ向から反対する。いわくヨーロッパ人が優れていたわけではない、ただ旧大陸は新大陸より横長であるため、動植物の交流が多く、多くの動物を家畜化した結果ヨーロッパ人は伝染病に対する耐性を獲得していたにすぎない、と。反対に新大陸は東西の移動範囲が限られ、動植物の分布も貧弱であったため、先住民は伝染病に対する耐性を獲得できないままでいた。このため、スペイン人が上陸した後、あっという間に伝染病が広がり、文明が滅んでしまった、というのが本書の説く歴史である。それは人種間や文明間の優劣があったからではない、文明が育った自然環境という些細なことが全ての要因だったわけだ。 その他にも、世界の数多くの地域に取材しながら、なぜヨーロッパ人が世界の中で優位に立っていったのか、が、いかにも生物学者が書いた本らしく、極めて客観的・論理的に解説されていく。その論理構成たるや、見事の一言。世界の歴史を舞台にした壮大なフィールドワークとでもいうべき、きわめて実証主義的な視点が、本書の論理構成に鉄壁の信頼性を付与している。ヨーロッパ人は優れていたのではない、ただ動植物の自然環境に恵まれていただけなのである。従来の史観に対するこの強烈な鉄槌、痛快である。まさに唯物史観ならぬ、唯動植物史観の堂々たる登場、というところか。本書の読書にとって、これまでの自分の歴史観ががらりと変わること間違いなしの体験であろう。小さい現実の観察から論理を飛躍させ、壮大な歴史を構築するというこの壮大な仮説構成力は、感動的ですらある。歴史に興味のある人はもちろんのこと、優れたロジック展開や思考法を学びたいすべての人にすすめたい本と言えよう。 ピュリッツァー賞を受賞し世界的にも名高い本書は、間違いなく、自分の読書史上10冊の内にも入る名著である。このような本に出合えたことに感謝して5点満点献上。本書で感動を覚えた方には、同じ著者による続編「文明崩壊」もあわせておすすめしたい。 理系が書いた歴史書 Guns, Germs and Steel: A Short History of Everbody for the Last 13000 Years
文明の勃興や競争を地理的要素を重視して語るので、Geographical determinismだと揶揄されることもあるこの本ですが、極めて切れ味がいい理論です。雑多な出来事の流れに過ぎないようにも見える世界史の流れに、生物学や地理学という座標軸を設定すると、今までの人文科学てきな歴史観では得られなかったことが見えてきます。細部を捨象した大鉈をふるうような理論なので、色々批判は出来ますが、全体としては本質をかなりうまくとらえていると思います。
ピュリッツァー賞を受賞した本作ですが、英語自体は平易です。知的な体験を求めている方に是非お勧めです。 これからのスタンダードになりそうな予感、21世紀初頭のグッドジョブ Guns, Germs and Steel: A Short History of Everbody for the Last 13000 Years
■テーマ「人類が誕生してから、何故、世界は今あるような姿になったのか?」
ヨーロッパ人は南北アメリカ大陸に入植したけれど、なぜアメリカインディアンがヨーロッパに入植してくることにはならなかったのか、かつて文明が萌芽した「肥沃な三日月地帯」は何故いまは肥沃でないのか、他民族にひどいことをするのは「先進国」の専売特許じゃなくて以外と普通(程度は別として)かも、などなど、ともすれば様々な批判を招きかねないテーマを堂々と科学として成り立たせています。 読んでいる途中で「そんなこと言っても○○じゃないの?」なーんてことを何度も思いましたが、彼は必ずどこかで返答を用意していて、自分の浅薄さを思い知らされることしきりでした。トホホ。 だからって訳じゃないけどジャレドさん、あんた偉いよ。マジで。 ■新時代到来か それにしても「何故いまあるようになったか?」って言われてもねえというテーマなんですが、必然と偶然のあいだを軽々と行き来するスタンスの取り方はお見事。ジャンルを超えて手本になり得るものだと思います。 記述されている内容そのもの、議論のレベルの高さあるいは公正さ、そしてこれだけのしっかりした論考が単なる学術論文としてでなく一般に流通する書物として出版され(さらに日本語訳され)、こうして我々の手に入ること、どれをとってもこれからの本のあるべきスタンダードを示していると思います。 おおよそ、進化とか進歩とかいう話をする場合、本書を知らないでは「お話にならない」ことになると思います。 歴史は「善悪」で論じるものが多くて辟易している方にお勧めです。 Guns, Germs and Steel: A Short History of Everbody for the Last 13000 Years
日本の本屋に並んでいる歴史に関する本は「侵略戦争は悪いだとか」「自虐史観はけしからん」「歴史の英雄の伝記」だとか、純粋に知的好奇心を満たしたい人たちにとって「無価値」な議論をする本が多すぎます。
一方、学校では、この本で論じているような「なぜヨーロッパ文明が他の文明を凌駕したのか?」「隆盛する文明と消滅する文明の違いは何か?」といった歴史の本質的疑問に答えることなく、「時系列で起きた事象を淡々と述べる」、いかに自国が輝かしい歴史をたどってきたか(特に外国の教科書はそうらしい)」という視点で学ぶことがほとんど。 翻ってこの本は、「文明度の強い弱い(=進歩の度合い)」はなぜ起きたのか?を地理学的視点・生物学的視点・考古学的視点などを駆使して、素晴らしい説得力で論を展開していきます。 特に興味深いのは「農業(栽培作物)」「家畜」の問題。例えばアフリカの「しまうま」や「バッファロー」はなぜ家畜化しないのか?家畜化しようとしたのか?そうだとしたらなぜ家畜に出来なかったのかが、述べられています。 私は、人類の歴史をあえてシンプルに捉えるとすれば「勝つか負けるか」だと思っています。そしてなぜ「その文明・民族あるいは国家が勝ったのか?負けたのか?」に1つの答えを用意してくれたのが、この本でした。 アメリカの金融危機が全世界を同時に大不況に陥れた現代がたどってきた歴史は、「ヨーロッパ、特にアングロサクソン系の文明が他の文明を駆逐してきたことで起きた事象だと思いますが、これも、その根本的要因が、人種や民族などの人間という種の生物学的要因ではなく、地理的要因にあるということは、非常に興味深い。 それを象徴するかのように黒人のオバマ大統領が生まれたことも、非常に興味深く思いました。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト Guns, Germs and Steel: A Short History of Everbody for the Last 13000 Years 関連キーワード Creator : Jared M. Diamond 関連商品 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下) 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed Why Is Sex Fun?: The Evolution Of Human Sexuality (Science Masters) [ナショナル ジオグラフィックDVD BOX] 銃・病原菌・鉄(DVD3巻セット)
エディターレビュー 銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか? 否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。 たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。 著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子) クチコミオススメ平均: ![]() 読んでると、やたら腹が減る人類史 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
非常に遅ればせながら。
山田風太郎の『魔界転生』の石川賢による漫画化で、病原菌の固まりとして転生してくる駿河大納言 の描写があったじゃないですか。新大陸に乗り込んでくるヨーロッパのイメージとして、あの描写が脳にすり 込まれてしまいましたよ。 大陸間の文明格差と、その結果としての今日の情勢を、栽培化・家畜化可能な野生種の有無と 大陸の形状(伝播の環境的制約)から一気に説明してみせた壮大な人類史。 植生などの気候風土と地理的要因といった環境条件に人類の文化が決定的に制約されている様は 圧巻ですね。非常に大きな説得力を持っていると思います。 ヨーロッパの南北アメリカへの進出(侵略)だけではなく、その人類史上最大の不幸な遭遇を、オースト ロネシア語族の太平洋への拡散やバンツー諸族のアフリカ南方への拡散などと同じ現象の一事例とし て位置づけるなど、刮目する理路多数。 しかし、同じユーラシアでもヨーロッパが世界を席巻して中国はそうでなかった理由を、政治的統一の 有無に求め、その政治的統一の有無を、水系や半島などの地理的制約に求めるあたりは、それまで 説得力があっただけに、かなり厳しいのでは? これは著者自身が正しく総括しているように、今後、探求が進められるべき領域なんでしょう。 私は、どうしても「なぜヨーロッパが?」と来ると、M.ウェーバーを連想しないではいられないのだけれど。 天文、地質、生態、進化など、実験が不可能だったり倫理的に許されなかったりする分野を歴史科学 と位置づけ、それらと一貫した方法を模索して、人類史の今後に期待する態度には大賛成だけど。 しかし、参照文献をまるごと無しで済ませるって翻訳の方針には大疑問。 読者のさらなる探求を阻害するという意味で、原著者の意図にも、文明の相克という本書の趣旨にも 悖るのではないか。 古ぼけた価値観を壊す鉄槌の一撃のような新しい史観 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
歴史はなぜ動くのか?その動因を求めて、人は様々な史観を考案してきた。英雄豪傑が歴史を動かしてきたとする大衆的な史観、人種間の優劣に原因を求める優生学的史観、経済構造がすべてと語るマルクス主義的唯物史観、社会構造や精神にその原因を探るアナール派史観、等等。生物学者が書いた本書は、これらに対し、動植物の分布環境がすべてを決定してきた、とする画期的な歴史の仮説を提唱してくれる。
本書の考察は旧大陸と新大陸の関係への疑問からはじまる。なぜスペインはアステカ帝国やインカ帝国を征服できたのか?なぜその逆のことがおきなかったのか?この疑問に対し、以前は白人文明の優位性、はては白人種の優位性による説明がされていた。これに本書は真っ向から反対する。いわくヨーロッパ人が優れていたわけではない、ただ旧大陸は新大陸より横長であるため、動植物の交流が多く、多くの動物を家畜化した結果ヨーロッパ人は伝染病に対する耐性を獲得していたにすぎない、と。反対に新大陸は東西の移動範囲が限られ、動植物の分布も貧弱であったため、先住民は伝染病に対する耐性を獲得できないままでいた。このため、スペイン人が上陸した後、あっという間に伝染病が広がり、文明が滅んでしまった、というのが本書の説く歴史である。それは人種間や文明間の優劣があったからではない、文明が育った自然環境という些細なことが全ての要因だったわけだ。 その他にも、世界の数多くの地域に取材しながら、なぜヨーロッパ人が世界の中で優位に立っていったのか、が、いかにも生物学者が書いた本らしく、極めて客観的・論理的に解説されていく。その論理構成たるや、見事の一言。世界の歴史を舞台にした壮大なフィールドワークとでもいうべき、きわめて実証主義的な視点が、本書の論理構成に鉄壁の信頼性を付与している。ヨーロッパ人は優れていたのではない、ただ動植物の自然環境に恵まれていただけなのである。従来の史観に対するこの強烈な鉄槌、痛快である。まさに唯物史観ならぬ、唯動植物史観の堂々たる登場、というところか。本書の読書にとって、これまでの自分の歴史観ががらりと変わること間違いなしの体験であろう。小さい現実の観察から論理を飛躍させ、壮大な歴史を構築するというこの壮大な仮説構成力は、感動的ですらある。歴史に興味のある人はもちろんのこと、優れたロジック展開や思考法を学びたいすべての人にすすめたい本と言えよう。 ピュリッツァー賞を受賞し世界的にも名高い本書は、間違いなく、自分の読書史上10冊の内にも入る名著である。このような本に出合えたことに感謝して5点満点献上。本書で感動を覚えた方には、同じ著者による続編「文明崩壊」もあわせておすすめしたい。 理系が書いた歴史書 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
文明の勃興や競争を地理的要素を重視して語るので、Geographical determinismだと揶揄されることもあるこの本ですが、極めて切れ味がいい理論です。雑多な出来事の流れに過ぎないようにも見える世界史の流れに、生物学や地理学という座標軸を設定すると、今までの人文科学てきな歴史観では得られなかったことが見えてきます。細部を捨象した大鉈をふるうような理論なので、色々批判は出来ますが、全体としては本質をかなりうまくとらえていると思います。
ピュリッツァー賞を受賞した本作ですが、英語自体は平易です。知的な体験を求めている方に是非お勧めです。 これからのスタンダードになりそうな予感、21世紀初頭のグッドジョブ 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
■テーマ「人類が誕生してから、何故、世界は今あるような姿になったのか?」
ヨーロッパ人は南北アメリカ大陸に入植したけれど、なぜアメリカインディアンがヨーロッパに入植してくることにはならなかったのか、かつて文明が萌芽した「肥沃な三日月地帯」は何故いまは肥沃でないのか、他民族にひどいことをするのは「先進国」の専売特許じゃなくて以外と普通(程度は別として)かも、などなど、ともすれば様々な批判を招きかねないテーマを堂々と科学として成り立たせています。 読んでいる途中で「そんなこと言っても○○じゃないの?」なーんてことを何度も思いましたが、彼は必ずどこかで返答を用意していて、自分の浅薄さを思い知らされることしきりでした。トホホ。 だからって訳じゃないけどジャレドさん、あんた偉いよ。マジで。 ■新時代到来か それにしても「何故いまあるようになったか?」って言われてもねえというテーマなんですが、必然と偶然のあいだを軽々と行き来するスタンスの取り方はお見事。ジャンルを超えて手本になり得るものだと思います。 記述されている内容そのもの、議論のレベルの高さあるいは公正さ、そしてこれだけのしっかりした論考が単なる学術論文としてでなく一般に流通する書物として出版され(さらに日本語訳され)、こうして我々の手に入ること、どれをとってもこれからの本のあるべきスタンダードを示していると思います。 おおよそ、進化とか進歩とかいう話をする場合、本書を知らないでは「お話にならない」ことになると思います。 歴史は「善悪」で論じるものが多くて辟易している方にお勧めです。 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
日本の本屋に並んでいる歴史に関する本は「侵略戦争は悪いだとか」「自虐史観はけしからん」「歴史の英雄の伝記」だとか、純粋に知的好奇心を満たしたい人たちにとって「無価値」な議論をする本が多すぎます。
一方、学校では、この本で論じているような「なぜヨーロッパ文明が他の文明を凌駕したのか?」「隆盛する文明と消滅する文明の違いは何か?」といった歴史の本質的疑問に答えることなく、「時系列で起きた事象を淡々と述べる」、いかに自国が輝かしい歴史をたどってきたか(特に外国の教科書はそうらしい)」という視点で学ぶことがほとんど。 翻ってこの本は、「文明度の強い弱い(=進歩の度合い)」はなぜ起きたのか?を地理学的視点・生物学的視点・考古学的視点などを駆使して、素晴らしい説得力で論を展開していきます。 特に興味深いのは「農業(栽培作物)」「家畜」の問題。例えばアフリカの「しまうま」や「バッファロー」はなぜ家畜化しないのか?家畜化しようとしたのか?そうだとしたらなぜ家畜に出来なかったのかが、述べられています。 私は、人類の歴史をあえてシンプルに捉えるとすれば「勝つか負けるか」だと思っています。そしてなぜ「その文明・民族あるいは国家が勝ったのか?負けたのか?」に1つの答えを用意してくれたのが、この本でした。 アメリカの金融危機が全世界を同時に大不況に陥れた現代がたどってきた歴史は、「ヨーロッパ、特にアングロサクソン系の文明が他の文明を駆逐してきたことで起きた事象だと思いますが、これも、その根本的要因が、人種や民族などの人間という種の生物学的要因ではなく、地理的要因にあるということは、非常に興味深い。 それを象徴するかのように黒人のオバマ大統領が生まれたことも、非常に興味深く思いました。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 関連キーワード Creator : ジャレド ダイアモンド Jared Diamond 倉骨 彰 関連商品 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下) 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed Why Is Sex Fun?: The Evolution Of Human Sexuality (Science Masters) [ナショナル ジオグラフィックDVD BOX] 銃・病原菌・鉄(DVD3巻セット)
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非常に遅ればせながら。
山田風太郎の『魔界転生』の石川賢による漫画化で、病原菌の固まりとして転生してくる駿河大納言 の描写があったじゃないですか。新大陸に乗り込んでくるヨーロッパのイメージとして、あの描写が脳にすり 込まれてしまいましたよ。 大陸間の文明格差と、その結果としての今日の情勢を、栽培化・家畜化可能な野生種の有無と 大陸の形状(伝播の環境的制約)から一気に説明してみせた壮大な人類史。 植生などの気候風土と地理的要因といった環境条件に人類の文化が決定的に制約されている様は 圧巻ですね。非常に大きな説得力を持っていると思います。 ヨーロッパの南北アメリカへの進出(侵略)だけではなく、その人類史上最大の不幸な遭遇を、オースト ロネシア語族の太平洋への拡散やバンツー諸族のアフリカ南方への拡散などと同じ現象の一事例とし て位置づけるなど、刮目する理路多数。 しかし、同じユーラシアでもヨーロッパが世界を席巻して中国はそうでなかった理由を、政治的統一の 有無に求め、その政治的統一の有無を、水系や半島などの地理的制約に求めるあたりは、それまで 説得力があっただけに、かなり厳しいのでは? これは著者自身が正しく総括しているように、今後、探求が進められるべき領域なんでしょう。 私は、どうしても「なぜヨーロッパが?」と来ると、M.ウェーバーを連想しないではいられないのだけれど。 天文、地質、生態、進化など、実験が不可能だったり倫理的に許されなかったりする分野を歴史科学 と位置づけ、それらと一貫した方法を模索して、人類史の今後に期待する態度には大賛成だけど。 しかし、参照文献をまるごと無しで済ませるって翻訳の方針には大疑問。 読者のさらなる探求を阻害するという意味で、原著者の意図にも、文明の相克という本書の趣旨にも 悖るのではないか。 古ぼけた価値観を壊す鉄槌の一撃のような新しい史観 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
歴史はなぜ動くのか?その動因を求めて、人は様々な史観を考案してきた。英雄豪傑が歴史を動かしてきたとする大衆的な史観、人種間の優劣に原因を求める優生学的史観、経済構造がすべてと語るマルクス主義的唯物史観、社会構造や精神にその原因を探るアナール派史観、等等。生物学者が書いた本書は、これらに対し、動植物の分布環境がすべてを決定してきた、とする画期的な歴史の仮説を提唱してくれる。
本書の考察は旧大陸と新大陸の関係への疑問からはじまる。なぜスペインはアステカ帝国やインカ帝国を征服できたのか?なぜその逆のことがおきなかったのか?この疑問に対し、以前は白人文明の優位性、はては白人種の優位性による説明がされていた。これに本書は真っ向から反対する。いわくヨーロッパ人が優れていたわけではない、ただ旧大陸は新大陸より横長であるため、動植物の交流が多く、多くの動物を家畜化した結果ヨーロッパ人は伝染病に対する耐性を獲得していたにすぎない、と。反対に新大陸は東西の移動範囲が限られ、動植物の分布も貧弱であったため、先住民は伝染病に対する耐性を獲得できないままでいた。このため、スペイン人が上陸した後、あっという間に伝染病が広がり、文明が滅んでしまった、というのが本書の説く歴史である。それは人種間や文明間の優劣があったからではない、文明が育った自然環境という些細なことが全ての要因だったわけだ。 その他にも、世界の数多くの地域に取材しながら、なぜヨーロッパ人が世界の中で優位に立っていったのか、が、いかにも生物学者が書いた本らしく、極めて客観的・論理的に解説されていく。その論理構成たるや、見事の一言。世界の歴史を舞台にした壮大なフィールドワークとでもいうべき、きわめて実証主義的な視点が、本書の論理構成に鉄壁の信頼性を付与している。ヨーロッパ人は優れていたのではない、ただ動植物の自然環境に恵まれていただけなのである。従来の史観に対するこの強烈な鉄槌、痛快である。まさに唯物史観ならぬ、唯動植物史観の堂々たる登場、というところか。本書の読書にとって、これまでの自分の歴史観ががらりと変わること間違いなしの体験であろう。小さい現実の観察から論理を飛躍させ、壮大な歴史を構築するというこの壮大な仮説構成力は、感動的ですらある。歴史に興味のある人はもちろんのこと、優れたロジック展開や思考法を学びたいすべての人にすすめたい本と言えよう。 ピュリッツァー賞を受賞し世界的にも名高い本書は、間違いなく、自分の読書史上10冊の内にも入る名著である。このような本に出合えたことに感謝して5点満点献上。本書で感動を覚えた方には、同じ著者による続編「文明崩壊」もあわせておすすめしたい。 理系が書いた歴史書 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
文明の勃興や競争を地理的要素を重視して語るので、Geographical determinismだと揶揄されることもあるこの本ですが、極めて切れ味がいい理論です。雑多な出来事の流れに過ぎないようにも見える世界史の流れに、生物学や地理学という座標軸を設定すると、今までの人文科学てきな歴史観では得られなかったことが見えてきます。細部を捨象した大鉈をふるうような理論なので、色々批判は出来ますが、全体としては本質をかなりうまくとらえていると思います。
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ヨーロッパ人は南北アメリカ大陸に入植したけれど、なぜアメリカインディアンがヨーロッパに入植してくることにはならなかったのか、かつて文明が萌芽した「肥沃な三日月地帯」は何故いまは肥沃でないのか、他民族にひどいことをするのは「先進国」の専売特許じゃなくて以外と普通(程度は別として)かも、などなど、ともすれば様々な批判を招きかねないテーマを堂々と科学として成り立たせています。 読んでいる途中で「そんなこと言っても○○じゃないの?」なーんてことを何度も思いましたが、彼は必ずどこかで返答を用意していて、自分の浅薄さを思い知らされることしきりでした。トホホ。 だからって訳じゃないけどジャレドさん、あんた偉いよ。マジで。 ■新時代到来か それにしても「何故いまあるようになったか?」って言われてもねえというテーマなんですが、必然と偶然のあいだを軽々と行き来するスタンスの取り方はお見事。ジャンルを超えて手本になり得るものだと思います。 記述されている内容そのもの、議論のレベルの高さあるいは公正さ、そしてこれだけのしっかりした論考が単なる学術論文としてでなく一般に流通する書物として出版され(さらに日本語訳され)、こうして我々の手に入ること、どれをとってもこれからの本のあるべきスタンダードを示していると思います。 おおよそ、進化とか進歩とかいう話をする場合、本書を知らないでは「お話にならない」ことになると思います。 歴史は「善悪」で論じるものが多くて辟易している方にお勧めです。 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
日本の本屋に並んでいる歴史に関する本は「侵略戦争は悪いだとか」「自虐史観はけしからん」「歴史の英雄の伝記」だとか、純粋に知的好奇心を満たしたい人たちにとって「無価値」な議論をする本が多すぎます。
一方、学校では、この本で論じているような「なぜヨーロッパ文明が他の文明を凌駕したのか?」「隆盛する文明と消滅する文明の違いは何か?」といった歴史の本質的疑問に答えることなく、「時系列で起きた事象を淡々と述べる」、いかに自国が輝かしい歴史をたどってきたか(特に外国の教科書はそうらしい)」という視点で学ぶことがほとんど。 翻ってこの本は、「文明度の強い弱い(=進歩の度合い)」はなぜ起きたのか?を地理学的視点・生物学的視点・考古学的視点などを駆使して、素晴らしい説得力で論を展開していきます。 特に興味深いのは「農業(栽培作物)」「家畜」の問題。例えばアフリカの「しまうま」や「バッファロー」はなぜ家畜化しないのか?家畜化しようとしたのか?そうだとしたらなぜ家畜に出来なかったのかが、述べられています。 私は、人類の歴史をあえてシンプルに捉えるとすれば「勝つか負けるか」だと思っています。そしてなぜ「その文明・民族あるいは国家が勝ったのか?負けたのか?」に1つの答えを用意してくれたのが、この本でした。 アメリカの金融危機が全世界を同時に大不況に陥れた現代がたどってきた歴史は、「ヨーロッパ、特にアングロサクソン系の文明が他の文明を駆逐してきたことで起きた事象だと思いますが、これも、その根本的要因が、人種や民族などの人間という種の生物学的要因ではなく、地理的要因にあるということは、非常に興味深い。 それを象徴するかのように黒人のオバマ大統領が生まれたことも、非常に興味深く思いました。
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クチコミオススメ平均: ![]() 濃い中身 セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)
ジャレド・ダイアモンドの本はどの本を読んでもおもしろいというか、いろいろ感心させられる。
ただ、本書には、表題の「セックスはなぜ楽しいか」ばかりが書いてあるわけではない(むしろこの点については歯切れが悪い)。また、「なぜ、男は授乳しないか」も興味が湧きにくいテーマである。 概していえば、内容的には、立花隆の「サル学の現在 (上) (文春文庫)」辺りを読んだ人なんかに受けるのではないか。 自分なりの理解では、本書で描かれるのは、端的に言えば、「なぜ男性は性交後も女性の元に留まり、パートナーとして育児を手伝うのか(他の女性と性交して子孫を残すという機会を利用しないのか」という点。 それから、育児を手伝う男性、子育てをしない閉経後の女性が人間の進化上、どのような役割を担ったかという2点であろう。 一点目については、男性が育児をサポートしない限り、自立が遅い(という特殊性を持つ)人間の子供を女性一人では育てることができず、結果的に育児をサポートできない男性の遺伝子は生き残れないということが起こった。 また、女性の排卵が男性に隠蔽されていると、1)誰が父親か分からないので子殺しのリスクを避けられる(男性は自分の子であるリスクを冒して子殺しはしない)、2)いつ排卵するか分からないので、女性の元を離れると別の男性による受精のリスクを冒すことになる(ので離れられない)、ということになり、実は、育児のサポートを必要とする女性にも都合がよい(女性自身にも排卵が隠蔽されている理由は謎)。 二点目の男性の育児中の父性の伝達や閉経後育児にかかわらない女性による知識の伝達が、人間の進化上、重要な役割を担ったという考え方は新しいと思う。 他の本を読んでいると、「浮気」と言っても男女で捉え方に差があるという。 男性は、女性の肉体的な浮気を嫌がり、女性は、男性の精神的な浮気を嫌がるとされているが、上記のような、人類学的観点から見た男女関係とも整合的(男性が嫌がるのは、知らない間に他の男性の種を宿して、他人の子を育てることになること)な気がして、改めて感心した。 面白いです! セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)
真面目な「適応進化論」の本。
著者はUCLA医学部教授。訳者の長谷川寿一先生は、日本の適応進化論の分野では有名な方だったりします。学生時代お世話になりました。 性の分化や進化についての話から、なぜ2つの性が存在するのか、それぞれの性における「適応的」(=より多くの子孫を残すという視点で見ると合目的的である)な行動とは何か、を他の動物の例を交えて、適応進化論の観点から教えてくれます。 なぜ人間は365日発情期なのか? なぜ女性の排卵は隠匿されるのか? などなど興味深い内容。 何度か読み返してみたい セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)
勝間さんお薦めリストにあり、非常に興味がある分野(科学的・人間的)なので、古本で購入。
(既に新品では売っていない・・) 著者は生物学者のダイヤモンド氏。 内容は、単純に面白いの一言。 様々な生物のセックスや、子孫反映の仕方も記述されてあり、勉強になる。 これまでなんで白熊のオスは子育てをしないのだろう?と漠然と思っていたが、その理由が明確に。 人が今の一夫一妻制になってきたのも、排卵日以外にもセックスするのも、進化の過程でそのように淘汰されてきたからということが語られている。 根本的なテーマだからこそ、他の様々なテーマにも応用できると思う。 とても良書でした!!もう何度か読み返してみたい。 タブーとも思われる主題をこのような切り口で見事に解き明かしてくれる著者には、拍手を送りたい。 セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)
表題を見るとなにかいろいろと想像してしまうが、本書はいたって真面目に、科学的に人類のなぞを解き明かす本である。
すべてを公平に見るジャレド博士らしく、ヒトを特別扱いせず、ほかの動物から見たおかしなヒトの行動を、一つ一つ解き明かしていく。 なぜ、ヒトは排卵期をまったく知らずに、子供の生まれそうにない時にもセックスをするのか。 なぜ、隠れてセックスをするのか。 女性にはなぜ閉経があるのか。 これらの特質は、ほかの動物にはほとんど見られない。 それはなぜなのかを本書を通じて解き明かしていく。 ヒトの子供は、大人になるまで非常に長い期間親の元で育てられる。これがひとつのポイントとなるようである。すなわち、父親を家にとどまらせるという目的である。これが、「楽しみのため」という動物には見られない行動をもたらしたというわけである。また、ヒトの女性は出産にあたって高齢になればなるほど死ぬリスクが高くなる。これが閉経のひとつの要因であり、また、閉経後の女性は働き手として重要な役割を果たす。 これらの、分析は著者のニューギニアなどのフィールドワークを通じて得られたものであり、説得力を持っている。 いずれにしても、タブーとも思われる主題をこのような切り口で見事に解き明かしてくれる著者には、拍手を送りたい。 これはあまり価値がない セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)
ダイヤモンドは鳥類の専門家であり、進化理論にも造詣の深い博識な学者です。しかし、この本は通俗的な内容の割りに新味が乏しく、一般のかた、あるいは進化理論の専門家のだれにとっても時間の無駄に成ると思います。
銃・病原菌・鉄 という真の人間知性の傑作を著した著者にしては、不思議なほどに面白くないといわざるを得ないのは残念です。
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着メロと着うた、歌詞、MP3、音楽PVのダウンロード 関連サイト セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ) 関連キーワード Creator : ジャレド ダイアモンド Jared Diamond 長谷川 寿一 関連商品 The Third Chimpanzee: The Evolution and Future of the Human Animal (P.S.) なぜ美人ばかりが得をするのか Mean Genes: From Sex to Money to Food: Taming Our Primal Instincts 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化 |
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