解説の山田太一氏によると、八千草さんは全て自分で文章を書くという。
テーマは大好きだという山や動物の事から子供時代や、愛情深かった
お母さんの思い出、若き日のマーロン・ブランドとの出会い等、多岐に
渡り、執筆の時期も20代から現代までと幅広いが、どの時期のどの
テーマからも、八千草さんの優しく品の良さが窺えて温かい気持ちに
なる。そして、その優しさと上品さは八千草さんの強さの上に築かれた
ものだという事も文章を読むと良く理解出来る。
「少しぐらい踏まれても、八千もの草なのだから、きっと強くて丈夫で
枯れたりしないんだと、何かで気持ちが沈むときはそう考える事にして
いました」と書いている八千草さんは本当に凄い!