個人的な意見では、本作が北川悦吏子さんの最高傑作だと思います。
中山美穂さん演じる美咲は「美人だけどモテない女」。美人で性格はものっすごく可愛いけど、誰か好きなると重くて暗い。仕事は契約でクビ寸前。何にもうまく行かない彼女が出逢った相手は、憧れの売れっ子作家永瀬康。でも、その永瀬さんも人生うまく行かなくて・・・
いやー、あんな美咲が「モテない」っていってもねー、という側面はありますが、「あるあるあるある」と大きくうなずくエピソードも多く、無理やりつじつま合わせたようなストーリーの歪みも全然ありません。憎まれ役もいなくて、みんながいい人で一生懸命生きていて、見ていて嫌な気持ちになることがありません。
手探り状態の「時代に取り残された」二人が惹かれあう様子が丁寧に描かれていて、素直に美咲と泣いたり笑ったりできました。また、主人公二人を取り巻く、隣人や同僚の悩みや恋模様もよく描かれてます。
中山美穂さんも豊川悦司さんも、コメディアンとしてかなりいい才能を持っていると思います。バカみたいな笑いネタとかじゃなく、くすっと笑わせる脚本と演技で、ラブストーリーに広がりを持たせています。
本作とは関係ないけど、中山さんは数いる芸能人の中でも「もっとも大人になって美しくなった人」の一人だと思います。(個人的好みの問題でしょうが・・・)
いや、子供の頃からキレイだったけど、この作品の頃の彼女は本当に見とれるほどキレイです。