TNAの良さとは一体何なのか?それは、WWEとは違い、リングでそれぞれの良さや個性を十分に発揮し試合を盛り上げることができるということではないだろうか。だからこそ、勝っても負けてもレスラーにはリスペクが付いてくるのではないだろうか。また、絶対的に相手を信頼しているからこそ過激な試合もできるのだと私は思う。TNAコールや超スゲエコールは、自然にファン達の心から吐き出された言葉である。無理強いされて無理に満足しただけではない。キャラが先行するのではなく、キャラは跡からついてくるというスタイルをTNAはとってきたと私は思う。試合内容も、ズル、弱点や欠点のみを集中攻撃し相手の真価が発揮されないまま叩きのめす秒殺ショーとは訳が違うことに魅力を感じてきた。誰かのための生け贄ではないその方針に物凄く魅了されてきた。しかしながら、WWEを意識し過ぎてか、TNA本来の良さがあまり感じられない特番だった。2006年、クリスチャンが電撃移籍を果たし栄光を掴んだ。そして、2006年最後、カート・アングルが衝撃の移籍を果たした。TNAは最高の盛り上がりを見せた。なのになぜ?と言いたい。クリスチャン VS AJ は、まさかのWWE的要素が濃厚な試合展開でガッカリした。スティング VS アビス は、WWEとは言わないがWCW要素が多かった。ストーリーに関しては、WWF時代の要素を取り込むべきだとは思うが、試合内容に関しては取り込むべきではないと思う。ROHのような純粋なレスリングを忘れるべきではないと思う。目玉のカート VS ジョー は、期待し過ぎたせいか、自分の中では煮え切らないものがあった。カートがベノワとの名勝負をしたようなものを期待していただけに、若干残念だった。アレックス・シェリーはジェリコのような雰囲気を漂わせているが、これは最高!Y2Jが姿を消している今、アレックスに期待を寄せている人は少なくないのではないだろうか?
過去の名作TNAを見てきている人達にとっては、納得がいかない作品かもしれない…。